2017年10月25日水曜日

【SPYRAL】への採用も見られ、飛躍する『トーチ・ゴーレム』。














『トーチ・ゴーレム』


効果モンスター
星8/闇属性/悪魔族/攻3000/守 300
このカードは通常召喚できない。
このカードを手札から出す場合、自分フィールド上に「トーチトークン」
(悪魔族・闇・星1・攻/守0)を2体攻撃表示で特殊召喚し、
相手フィールド上にこのカードを特殊召喚しなければならない。
このカードを特殊召喚する場合、このターン通常召喚はできない。








2007年10月20日発売の《デュエリストパック-ヨハン編-》にて初登場。

その後、日本語版の再録は一切無く、相手に「ATK 3000」の大型モンスターを送りつけた見返りが、「攻/守0」のトークン2体。

おまけに通常召喚権を食い潰すデメリットもそれなりに重く、『トーチ・ゴーレム』を有効活用可能なデッキは極一部、特殊なタイプに限られていました。


しかし、「リンク」の導入に伴い、「トークン」の利用価値も大きく上昇。

更には、相手の場に送りつけた『トーチ・ゴーレム』を手札へ戻す手段まで獲得。

それも、自身で生成したトークンを用いるのみで複数回実行可能となりました。


それに伴い、特殊召喚回数に制限のない『トーチ・ゴーレム』の評価は飛躍的に上昇し、様々なデッキへの搭載が検討されています。


また、急激な需要の増加にも関わらず、再録経験のない『トーチ・ゴーレム』はカードとしての評価上昇に留まらず、価格もうなぎ登り状態で、場合によっては1枚3000円近くの値が付く程のインフレっぷり。


公式ツイッター等でも『トーチ・ゴーレム』に関したツイートが時折発信され、一部では"再録の兆し"とも囁かれていますが、現状はそう言った情報は公開されておりません。


『トーチ・ゴーレム』同様に「トークン」を生成可能で条件や制約、「チューナー」か否かの違いはあれ、制限カードに名を連ねる『BF-朧影のゴウフウ』。



「リンク」に於いてはそれと同等、或いは凌駕する程の汎用性とパワーを備えた『トーチ・ゴーレム』。


特に『セキュリティ・ドラゴン』リリースに伴い、様々なデッキへの投入が散見され始めており、当面は「リンク」を扱ううえでは必須級のカードとして扱われていくのではないでしょうか。








『アカシック・マジシャン』によって齎された転機


《サーキット・ブレイク》にて収録され、『トーチ・ゴーレム』の価値を大きく引き上げるきっかけを生んだ飛躍に於ける第1の立役者『アカシック・マジシャン』。



このカードの登場が『トーチ・ゴーレム』の価値。

リンクへの貢献度を飛躍的に向上させました。


汎用「リンク」の充実度は上昇の一途を辿るも、『トーチ・ゴーレム』を扱ううえで、『アカシック・マジシャン』の重要度は健在。
欠かせない存在と言えます。


また、【インフェルノイド】等の墓地肥やしを利点として活かせるデッキに於いては相互先に『ファイアウォール・ドラゴン』を配置する事で、展開の流れ沿ったうえでデッキから4枚のカードを墓地へ送り、メインギミックのサポートまで手広く熟します。








リンクの充実に伴い『妖精伝姫-カグヤ』とのコンボも開拓


『トーチ・ゴーレム』からの連続リンク召喚の過程で『ファイアウォール・ドラゴン』の手札からモンスターを特殊召喚する能力を利用し、消失した召喚権の上から『妖精伝姫-カグヤ』を場に送り出し、そのバウンス効果を用いて『トーチ・ゴーレム』のトークン生成を延々と繰り返す事で成る、大量の「リンク」を行うコンボまで開拓されました。



また、『鎖龍蛇-スカルデット』が登場した現在は、『トーチ・ゴーレム』『妖精伝姫-カグヤ』の2枚から無限ドローループが可能となっており、その凶悪さを象徴するコンボとなっています。



しかし、『妖精伝姫-カグヤ』を用いたコンボを成立には、相手のデッキに『トーチ・ゴーレム』が採用されていない事が絶対条件となるため、『トーチ・ゴーレム』の流行によってこのコンボの効力は減退が予想されます。







『セキュリティ・ドラゴン』により大幅強化


《Vジャンプ 2017年12月号》の付録として登場した『セキュリティ・ドラゴン』

こちらの効果が判明するやいなや、『トーチ・ゴーレム』を用いた展開の強化へ組み込まれ、強力な展開に拍車をかける格好となりました。


更には、《LINK VRAINS PACK》の収録カード群が高いパワーを備える「リンクモンスター」となる事が予想され、今後も『トーチ・ゴーレム』の需要は高まるばかり。


この所は環境上位を独占する【SPYRAL】への搭載も傾向として見られ、いよいよ『トーチ・ゴーレム』も汎用パワーカードとしての扱いを受けつつあります。


次回のリミットレギュレーション改訂は「2018年1月」が予定されていますが、それまで『トーチ・ゴーレム』のパワーが揺らがないとするならば、これは異常事態です。


早急な再録が望まれる『トーチ・ゴーレム』。


アニメ「GX」出身のカードである事から《デュエリストパック-レジェンドデュエリスト編2-》への再録も可能性としては0ではありません。

前述したような公式ツイッターの動向も含め、この線に希望を持って、今後も収録カードの情報を追っていきたいと思います。









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