2017年9月30日土曜日

『アスポート』判明!現代に於ける配置変更の実用性や如何に!?




アスポート

速攻魔法
(1):自分のメインモンスターゾーンのモンスター1体を対象として発動できる。
その自分のモンスターの位置を、他の自分のメインモンスターゾーンに移動する。




遊戯王.jpにて判明した《エクストリーム・フォース》収録の速攻魔法カード。

カードの配置に影響を及ぼす能力を備えたデザインは、頃来の遊戯王を象徴するものとなっており、以前ならば見向きもされなかったであろう、一見ディスアドバンテージを伴うこのカードにも、スポットが当たる可能性は十二分にあります。

とは言え、単純に発動したのでは意味をなさないカードである事には変わり無く、リンクのマーカーやカードの配列に関係した効果の運用へ添える形がベーシックとなります。

単にカードの配置に変更に関してならば既に『ポジションチェンジ』が存在しているうえに、『アスポート』と同じく《エクストリーム・フォース》収録の新テーマ【機界騎士】。
こちらはカードの配置との関係が深く、専用の移動カードも判明しています。



『紺碧の機界騎士』


そんな中で判明した『アスポート』。

永続魔法である『ポジションチェンジ』、【機界騎士】専用となる『紺碧の機界騎士』、これらと差別化を図ることが可能な"速攻魔法"という奇襲性、対象に制限のない汎用性、これらを活かした運用について考えてみましょう。


リンクモンスターを動かす。

効果の及ぶ範囲はメインモンスターゾーンに限られるため、エクストラモンスターゾーンのモンスターをずらす事は出来ませんが、メインモンスターゾーンへ配置したリンクモンスターの横向きマーカーの範囲を広げることは可能です。



『プロキシー・ドラゴン』『バイナル・ソーサレス』等マーカーが横に向いたリンクモンスターのマーカーを一時的に増幅させ、リンクやエクシーズ、シンクロと多岐にわたる攻め手の擁立をアシスト。

また、『プロキシー・ドラゴン』の破壊に対するリンク先の身代わり効果とは相性が良く、破壊のタイミングに合わせて身代わりとするモンスターを『プロキシー・ドラゴン』のリンク先へ持ってくることで、永続効果であるその能力を活かせます。

総じてリンク先にモンスターを配置していることで発揮する能力の補助としてはまずまずといったところでしょうか。

『プロキシー・ドラゴン』の効果を複数回活用可能な点は「永続魔法」の『ポジションチェンジ』では成し得ない部分です。




相互リンクもサポート



『ファイアウォール・ドラゴン』『トライゲート・ウィザード』等、相互リンクの数に応じて能力を強化するタイプのリンクモンスターに於いては配置移動が非常に有益で、特にエクストラモンスターゾーンの下に配置が原則となる『トライゲート・ウィザード』をリンク先を広げる用途で場に出し、最後に、最大相互リンクを受ける位置へ移動させると言った運用も可能。

といっても『トライゲート・ウィザード』を扱い相互リンクを目指すデッキタイプならば、そんな手間をかけずとも相互3達成可能なルートを有しているので、この点は実用性に欠けます。



ルールの変更に伴い、以前に比べれば利用価値がある効果となっていますが、やはり基本的に損を発生させるカードで、実戦での運用にはまだ満たないように感じますね。

配置が大きく関係する【機界騎士】に於いては除去能力等のサポートを成すことは可能ですが、専用の配置変更カード『紺碧の機界騎士』の判明から、その線についても薄くなっているというのが現状。

効果範囲が相手にも及んでいれば妨害的役割も担えたのですが、そうはならず…

それでも、速攻魔法である事を加味すると、性能的に展望はあると感じます。
配置に関するテーマ等の登場で評価の上がる可能性に期待して、その時を待ちましょう。

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