究極宝玉神 レインボー・オーバー・ドラゴン
融合・効果モンスター
星12/光属性/ドラゴン族/攻4000/守 0
「宝玉獣」モンスター×7
このカードは融合召喚及び以下の方法でのみ特殊召喚できる。
●自分フィールドのレベル10の「究極宝玉神」モンスター1体をリリースした場合に
EXデッキから特殊召喚できる(「融合」は必要としない)。
(1):1ターンに1度、自分の墓地から「宝玉獣」モンスター1体を除外して発動できる。
このカードの攻撃力はターン終了時まで、除外したモンスターの攻撃力分アップする。
(2):融合召喚したこのカードをリリースして発動できる。
フィールドのカードを全て持ち主のデッキに戻す。
この効果は相手ターンでも発動できる。
遊戯王.jpにて公開された《デュエリストパック-レジェンドデュエリスト編2-》に収録される新たな「究極宝玉神」。
アニメ「GX」では中盤以降の登場ながらも、主人公「遊城十代」の親友ポジションを確立し、【宝玉獣】デッキと共に寄り添う「ヨハン・アンデルセン」の使用した切り札『究極宝玉神 レインボー・ドラゴン』のリメイク。
アニメに於いての登場機会は少なかったものの、そのデザイン性の高さから非常に人気が高く、関連するサプライは今尚高値で取引されているモンスターの1体。
そのリメイクとあって、ファンの期待も大きいです。
リメイクにあたり、メインデッキに投入される効果モンスターからエクストラデッキへ投入される融合モンスターへと進化を遂げた「究極宝玉神」に如何なる強化が成されたのか。
考察していきます。
「宝玉獣7体」から成る「融合召喚」
元々、『究極宝玉神 レインボー・ドラゴン』は7種の「宝玉獣」を集約したかの様なデザインで、召喚条件もその通り、7種の宝玉獣を「フィールド・墓地」に揃える必要がありました。
その召喚方法に準ずる上で新たな形として設けられたのが「宝玉獣7体」から成る融合という事でしょう。
ですが、7種類揃える事が絶対の『究極宝玉神 レインボー・ドラゴン』とは違い、素材として必要なのは7体と僅かに緩和されてはいます。
とはいえ、7体の「宝玉獣」を手札から融合となればとんでもない損失を被りながらの融合となってしまいます。
正規融合を狙うならば『未来融合-フューチャーフュージョン』辺りを活用していきたいところですね。
また、正規の融合召喚以外にも、フィールドの「レベル10」「究極宝玉神」から文字通り進化する事も可能となっており、『究極宝玉神 レインボー・ドラゴン』。
加えて、作中紆余曲折あり闇堕ちした「究極宝玉神」である『究極宝玉神 レインボー・ダーク・ドラゴン』。
これらの擁立がイコール『究極宝玉神 レインボー・オーバー・ドラゴン』に繋がる事となります。
●自分フィールドのレベル10の「究極宝玉神」モンスター1体をリリースした場合に
EXデッキから特殊召喚できる(「融合」は必要としない)。
『究極宝玉神 レインボー・オーバー・ドラゴン』効果(1)(2)は元祖『究極宝玉神 レインボー・ドラゴン』の原型を残しつつ、格段に緩い発動条件となっており、特にコスト面が非常に軽くなりました。
(1):1ターンに1度、自分の墓地から「宝玉獣」モンスター1体を除外して発動できる。
このカードの攻撃力はターン終了時まで、除外したモンスターの攻撃力分アップする。
(2):融合召喚したこのカードをリリースして発動できる。
フィールドのカードを全て持ち主のデッキに戻す。
この効果は相手ターンでも発動できる。
特に強力な効果(2)は実用性抜群です。
肝心の召喚についてですが、正規融合に加え、独自の特殊召喚条件が設けられているものの、「究極宝玉神」をフィールドに用意するというのもなかなか高いハードルとなります。
しかし、《デュエリストパック-レジェンドデュエリスト編2-》収録の新規カードの中に【宝玉獣】を介した、『究極宝玉神 レインボー・オーバー・ドラゴン』降臨に直結するカードも判明しており、それらを駆使する事で実戦運用も現実味を帯びてきます。
【宝玉獣】をサポートする新規カード
虹の架け橋
通常魔法
(1):デッキから「宝玉」魔法・罠カード1枚を手札に加える。
究極宝玉陣
通常罠
(1):自分の「宝玉獣」モンスターが戦闘で破壊された時に、
手札・デッキ及び自分フィールドの表側表示のカードの中から、
「宝玉獣」カード7種類を1枚ずつ墓地へ送って発動できる。
「究極宝玉神」融合モンスター1体を融合召喚扱いとしてEXデッキから特殊召喚する。
(2):表側表示の「究極宝玉神」モンスターが相手の効果で自分フィールドから離れた場合、
墓地のこのカードを除外して発動できる。
自分の墓地の「宝玉獣」モンスターを任意の数だけ選び、
永続魔法カード扱いとして自分の魔法&罠ゾーンに表側表示で置く。
現在、上記2種の【宝玉獣】、「究極宝玉神」のサポートカードが判明しています。
「宝玉」魔法・罠をサーチする『虹の架け橋』は【宝玉獣】の破壊されても場に留まる能力を生かすことが可能な『宝玉の導き』『宝玉の契約』『宝玉の集結』に加え、【宝玉獣】最強除去となる『宝玉の氾濫』へのアクセスも成し得ます。
【宝玉獣】にとって「魔法・罠」のサーチカードの登場は非常に大きいですね。
更に、同時収録の新規カードで、「宝玉」魔法・罠に属する『究極宝玉陣』へのアクセスも可能となります。
『究極宝玉陣』を用いる事で、「究極宝玉神」融合モンスター。即ち『究極宝玉神 レインボー・オーバー・ドラゴン』を融合召喚扱いでの特殊召喚が容易に行えるうえに、手札・デッキ及び自分フィールドの表側表示の「宝玉獣」カード7種類を1枚ずつ墓地へ送る事をコストとするため、『究極宝玉神 レインボー・ドラゴン』の運用にも一役かってくれます。
発動のトリガーとして自分の「宝玉獣」モンスターが戦闘で破壊される必要がありますが、条件としては非常に緩く、専用デッキであればまず問題なくクリア出来る条件です。
また、融合召喚扱いで特殊召喚するため、『究極宝玉神 レインボー・オーバー・ドラゴン』の強力な効果(2)も問題なく運用可能。
(2):融合召喚したこのカードをリリースして発動できる。
フィールドのカードを全て持ち主のデッキに戻す。
この効果は相手ターンでも発動できる。
墓地を肥やしつつ擬似的な全体デッキバウンス除去として利用する事もできます。(少し勿体無いですが)
『究極宝玉陣』の効果(2)は相手の効果で場を離れた場合に適応される効果で、自身をリリースしても「宝玉獣」を魔法・罠ゾーンへの配置が叶わない点はどうにも惜しいところです。
(2):表側表示の「究極宝玉神」モンスターが相手の効果で自分フィールドから離れた場合、
墓地のこのカードを除外して発動できる。
自分の墓地の「宝玉獣」モンスターを任意の数だけ選び、
永続魔法カード扱いとして自分の魔法&罠ゾーンに表側表示で置く。
とはいえ、カード自体の評価としては、新規から既存まで「究極宝玉神」のサポートをしっかりとこなす事が期待できる優良カードと言えます。
【宝玉獣】はともかく、扱いの難しかった「究極宝玉神」のゲーム中での活躍機会も今後は増えていくのではないでしょうか。
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