2018年4月16日月曜日

【 #遊戯王 『ハイパースター』『見習い魔嬢』】「属性」縛りのリンクが輝く日は…















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《サイバネティック・ホライゾン》にて登場したリンクモンスター『ハイパースター』『見習い魔嬢』。


「地属性」の『ミセス・レディエント』から始まり、「水属性」の『マスター・ボーイ』、「炎属性」の『ドリトル・キメラ』、「風属性」の『グレートフライ』とレギュラーパック毎に1種類。小刻みに収録されてきたこれまでとは打って変わり、今弾は一挙に2種類「光属性」「闇属性」のリンク体が収録されたことで、「神属性」を除いた基本となる6属性に関する強化能力を持ったリンクモンスターが一通り出揃った事となります。



各属性を素材とし、それらの戦闘補助・後続確保を成す「リンク2」として、これらを主体にリンクの基準となっていく展開が望ましいと言えますが、現状は手軽かつ強力な汎用リンクモンスター『水晶機巧-ハリファイバー』等が優先される潮流にあり、「種族」などの関係から優先される事もあるでしょうが、根本からそういった方向性にシフトするには改訂による何らかの措置が必要不可欠となります。


驚異的な展開を助長し、跋扈する強大なリンク界に漸く集った「属性」毎のベースとなるリンクモンスター。
リンクの今後を占う面々に連なる新鋭達について見ていきましょう。










ハイパースター

リンク・効果モンスター
リンク2/光属性/天使族/攻1400
【リンクマーカー:左下/右下】
光属性モンスター2体
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):フィールドの光属性モンスターの攻撃力・守備力は500アップし、
闇属性モンスターの攻撃力・守備力は400ダウンする。
(2):このカードが戦闘・効果で破壊された場合、
自分の墓地の光属性モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを手札に加える。

待望の「光属性」2体から成り、同属性強化を齎すリンクモンスター。


スーパーからハイパーへと見事にランクアップし、次世代の「光属性」サポーターとしてのポジションを狙いたいところです。
「光属性」を流動的に揃える手段としては『創造の代行者 ヴィーナス』から『神聖なる球体』を呼び出す「星杯」等で利用される機会もあるベーシックスタイルから、発動ターン中の召喚アクションに制限が課せられるものの、1枚からリンク素材となる「光属性」を2体拵える『フォトン・サンクチュアリ』を用いる比較的手軽な成立手段や、『天輪の葬送士』による蘇生を絡めた展開。




「光属性」を支柱に据えたタイプのデッキであれば、リンク召喚の選択肢として一考の価値はあります。







また、「光属性」「天使族」である『ハイパースター』は墓地では『イーバ』の除外コストとしても利用可能であったり、『大天使クリスティア』の特殊召喚条件を満たす際の墓地の「天使族」モンスターの調整役としても機能が見込めるほか、「光属性」を素材とするリンク召喚から「天使族」を供給する点は『サモン・ソーサレス』の参照先としても有用といえます。
従来、その役割を担い得る存在として期待されていた『リンクルベル』はカードプールの拡充に伴い、希少なメリットであったその席をも追われる格好となりつつあります。



「属性」強化を担うリンクモンスター特有の能力。「属性」毎の「ステータス強化・弱体化」とサルベージ能力によって、「光属性」を扱うデッキ全体の戦闘能力向上と、後続のリソース源として堅実な立ち回りが期待されます。
手札誘発の一角として採用される機会も多い『幽鬼うさぎ』『エフェクト・ヴェーラー』といった「チューナー」であり妨害札でもあるカードの再利用も図れるなど、汎用的な運用にも期待したい1枚です。











見習みなら魔嬢まじょう

リンク・効果モンスター
リンク2/闇属性/魔法使い族/攻1400
【リンクマーカー:左下/右下】
闇属性モンスター2体
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):フィールドの闇属性モンスターの攻撃力・守備力は500アップし、
光属性モンスターの攻撃力・守備力は400ダウンする。
(2):このカードが戦闘・効果で破壊された場合、
自分の墓地の闇属性モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを手札に加える。

こちらは前項の『ハイパースター』とは対極的な「闇属性」2体から成るリンクモンスター。


「闇属性」には昨今のトーナメントシーンにおけるそのポジションを取り戻しつつある「ペンデュラム」テーマの一端を担う「魔術師」がメインギミックとして多数採用しており、ステータス強化を成すリンク体としての性能により攻撃性の向上が見込めます。


とはいえ、「ペンデュラム」モンスターを用いるリンク先としては『ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム』が頃来の最有力候補となっており、仮に採用を案ずる際にも優先度は低いというのが現状といったところでしょうか。


ですが、『黒牙の魔術師』による蘇生や『虹彩の魔術師』『紫毒の魔術師』が備えるスケール時の効果を用いる際の対象としても利用可能なリンクモンスターである点については少なからず選択肢として有益な存在となり得る可能性も垣間見えます。


また、リンクを用いる展開の要とも言える『サモン・ソーサレス』の参照先としての運用も視野にはいりますが、「魔法使い族」に関しては「レベル1」1体から成る『サクリファイス・アニマ』の存在があり、そちらを利用する方が素材の数と緩さも相まって容易でしょう。
「種族」面では『幻想の見習い魔導師』による戦闘サポートを受けられる利点もあります。



「闇属性」2体から成る『見習い魔嬢』を有効的かつ容易に成立させる際には、今やお手軽リンクには欠かせない存在と言える「トークン」を利用するのも手です。
即効性のある『幻銃士』や、遅効性ではあるものの単体で多量の闇属性トークンを生み出す『スケープ・ゴースト』を利用すれば複数体の『見習い魔嬢』成立も十分に望め、破壊時の回収による保険付きのハイビートを仕掛けることも出来ます。








それ自体が制限カードではありますが、『トーチ・ゴーレム』を守備表示で相手のフィールドに送りつけ、その際に生成される自分フィールドの「トーチトークン」2体で『見習い魔嬢』を構築し、そのまま『トーチ・ゴーレム』を戦闘破壊しておけば、後の回収候補としても機能が望めますが、重ねて『トーチ・ゴーレム』は現リミットレギュレーション(2018/04/01〜)においては制限カードに指定されてしまっています。



また、『リンクリボー』を複数枚採用できる場合は「レベル1」モンスター2体から属性を問わず即座に『見習い魔嬢』繋ぐことも可能な為、「エクストラデッキ」に余裕さえあれば『スケープ・ゴート』などの「闇属性」以外の属性を持つ「トークン」の生成カードを用いた際にも「闇属性」の強化と「光属性」の弱体化が狙えます。



こちらも制限カードではありますが『魔界発現世行きデスガイド』から『クリッター』や「彼岸」モンスターを呼び出し、それらの効果を活かしつつ『見習い魔嬢』による盤面強化を図っても良いですね。


とはいえメインとなるアタッカーが「光属性」の『永遠の淑女ベアトリーチェ』である点や、自壊デメリットとの兼ね合いなど、「彼岸」自体との相性が良好とは言い難く、デッキとしての【彼岸】に組み込むには少々勝手の悪い点が目立ちます。



基本的に「闇属性」軸とするタイプであれば展開力もある【BF】や【RR】といったものから【暗黒界】【堕天使】等、非常に幅広いデッキタイプの貴重な選択肢の1つとなり得る反面、先述もした様にやはり現状は『水晶機巧-ハリファイバー』や属性の兼ね合いを無視できる『LANフォリンクス』が優先されており、よほど闇一色でもなければ属性に制限のあるリンクモンスターを率先して採択するケースは稀でしょう。


戦闘面の補助が見込まれる「属性」強化リンクモンスターの1種として登場する『見習い魔嬢』。
精鋭揃いの「闇属性」とあって、今後更なる用途の拡張性にも大いに期待したい1枚です。














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