2018年3月10日土曜日

【 #遊戯王 『影王デュークシェード』】単体で「ウイルス」の媒体ともなり、「闇属性」をリリースし自身を特殊召喚する能力に加え上級「闇属性」のサルベージまで可能!












影王かげおうデュークシェード

効果モンスター
星4/闇属性/悪魔族/攻 500/守2000
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できず、
このカードの効果を発動するターン、自分は闇属性モンスターしか特殊召喚できない。
(1):自分フィールドの闇属性モンスターを任意の数だけリリースして発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したこのカードの攻撃力はリリースしたモンスターの数×500アップする。
(2):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合、
自分の墓地のレベル5以上の闇属性モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを手札に加える。


さいごにアンケートを設置しております。
是非ご参加ください。








2018年3月10日発売の「ストラクチャーデッキR」シリーズ最新セット《ストラクチャーデッキR-闇黒の呪縛-》にて登場する新規「悪魔族」モンスターの1種。


「闇属性」モンスターのリリースに関するサポートを成す《ストラクチャーデッキR-闇黒の呪縛-》収録の新規「フィールド魔法」『闇黒世界-シャドウ・ディストピア-』や、「闇属性」モンスターのリリースに反応し、自身を手札・墓地から特殊召喚可能な『闇黒の魔王ディアボロス』等から恩恵を受けると同時に、これらの補助役としての貢献も見込める能力を備えています。
自身を特殊召喚する能力と、それに伴った自身の保守的なステータス「ATK/500 DEF/2000」に施す強化や、墓地の高レベル「闇属性」モンスターの再利用と、幅広い役割を担い、先にも述べた様に《ストラクチャーデッキR-闇黒の呪縛-》の新規カードとあって収録カード群との相性は良好。


とはいえ単純に下級「闇属性」「悪魔族」としても「ATK/500 DEF/2000」と少々物足りないステータス。
その上自身の効果を発動するターン、自分は「闇属性」モンスターの特殊召喚しか行えないといったデメリットが備わっており、元より全体的に「闇属性」を主体とする能力ではあるものの、その制約から自ずと「闇属性」が大半を占めるようなデッキでの運用に絞られ、その影響は「エクストラデッキ」の採択にも及びます。


このカードの効果を発動するターン、自分は闇属性モンスターしか特殊召喚できない。


一般的に採用の多い汎用リンクモンスターの中にも「闇属性」はある程度存在する為、『影王デュークシェード』の運用を目指す過程であっても「エクストラデッキ」の利用を完全に制限される訳ではありません。
ですが、『水晶機巧-ハリファイバー』や『セキュリティ・ドラゴン』といった下方向にマーカーを拡げる汎用的な「リンク2」の多くが利用できない点はリンク展開に繋ぐ上では致命的です。








しかし、「闇属性」の中にも『アンダークロックテイカー』や『コード・トーカー』の存在に加え、「リンク3」であれば環境全体を見渡しても採用機会の多い『トロイメア・ユニコーン』があり、構築段階からある程度意識していれば最低限のリンク召喚程度であれば十分に可能となりましょう。



また、『闇黒世界-シャドウ・ディストピア-』『闇黒の魔王ディアボロス』を駆使する事で「エクストラデッキ」に頼らずとも除去や大型モンスター擁立の見込みもある為、そういった方向へ伸ばしていく事で、デメリットを抑えつつ有効的な運用も見えてきます。
カード名に「影」を冠するだけの事はあり、守備力に特化したステータスはそのままでも『影のデッキ破壊ウイルス』の媒体となり、『影王デュークシェード』の運用に際してはその他のカードの採択にも影響してくる部分です。
最大限活かす案を講じるならば、この点も見逃す手はありませんね。








自分フィールドの「闇属性」を任意の数リリースする事で自身を特殊召喚


(1):自分フィールドの闇属性モンスターを任意の数だけリリースして発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したこのカードの攻撃力はリリースしたモンスターの数×500アップする。


「レベル4」であり召喚に関する制約も特に設けられていない『影王デュークシェード』ですが、自分フィールドの「闇属性」モンスターをリリースする事で手札から特殊召喚する事が可能。
その上、複数体のモンスターをリリース出来る仕様となっており、その数に応じて自身の攻撃力を500ポイント加算し、本来の「ATK/500」という数値を補えます。


とはいえ、2体リリースして「ATK/1500」、5体リリースして漸く「ATK/3000」とあまり能率が良いとは言い難い性能。
それだけモンスターを並べられる状況であれば、素直にリンク召喚を用いる展開へ向かう方が「ダメージ量・除去・盤面形成」どれを取っても得策と言えます。


『影王デュークシェード』の当能力を利用するにあたって、真価を発揮するであろうシチュエーションは、やはり『闇黒世界-シャドウ・ディストピア-』発動下、相手フィールドのモンスターによって特殊召喚に際したリリースの肩代わりを行う事で回避の困難な奇襲性の高い除去としての運用でしょう。


その際、『闇黒世界-シャドウ・ディストピア-』によって肩代わり出来るのは、テキストから読み取るに1体のモンスターに限られる可能性が高く、発売後の裁定次第ではありますが、そうなれば基本的には単体除去としての運用となります。



(2):1ターンに1度、自分がカードの効果を発動するために自分フィールドのモンスターをリリースする場合、
自分フィールドのモンスター1体の代わりに相手フィールドの闇属性モンスター1体をリリースできる。


複数体の処理は難しいといっても、非公開領域である手札から効果を発動する為のコストとしてフィールドのモンスターをリリースする性質上、相手にチェーンブロックの介入を許さない除去手段となり、擬似的な「壊獣」の様な運用が見込めます。







一方で、『闇黒世界-シャドウ・ディストピア-』の併用によるリリースの肩代わりを図る際にも、自分フィールドに1体以上モンスターを用意しておく必要がある為、その性質上避けづらい除去手段とは言え、状況次第では相手に勘付かれる可能性も否定はできません。


相手フィールドに本体を送り付け、自分フィールドにはトークンをばら撒く『トーチ・ゴーレム』は『闇黒世界-シャドウ・ディストピア-』発動下であれば手軽に『影王デュークシェード』の条件を整え、「闇属性」モンスターのリリースを引き起こす事が可能となります。


本来1枚から強力なリンク展開を可能とする『トーチ・ゴーレム』ではありますが、『影王デュークシェード』の効果(2)によって、処理した『トーチ・ゴーレム』を回収し、後続として抱えておくことが可能となるなど、損失の少ない『闇黒の魔王ディアボロス』の運用も図る事が出来ます。







召喚・特殊召喚時に適用する高レベル「闇属性」モンスターのサルベージ


(2):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合、
自分の墓地のレベル5以上の闇属性モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを手札に加える。


自身の召喚時や、効果(1)を含めた特殊召喚時に発動し、墓地のレベル5以上の上級「闇属性」モンスターを1体サルベージする能力。


前項で挙げた『トーチ・ゴーレム』や『BF-朧影のゴウフウ』をはじめ、『多次元壊獣ラディアン』『ダーク・アームド・ドラゴン』、その上『虚無魔人』等のアドバンス召喚を前提とするモンスター、特殊召喚能力を備える『機動要犀 トリケライナー』の再利用にも一役買ってくれます。



一方で、『闇黒の魔王ディアボロス』や『亡龍の戦慄-デストルドー』など、昨今は手札・墓地から効果を発揮する強力な「闇属性」モンスターの存在もあります。


そういったモンスターの場合はそれらの再利用に直結する訳ではありませんが、その他の手札コストを要するカード群の運用を助ける意味合いであれば、サルベージする事自体も利点として活きる見込みもあるでしょうか。


効果(1)によって容易に自身を特殊召喚可能な性質も相まって、引き入れればほぼ確実にサルベージ効果の発動まで漕ぎ着く事が可能となるものの、サルベージする事で効果が得られる高レベル「闇属性」モンスターの供給が絶対条件である点は運用する上で非常にネックです。







効果(1)でリリースするモンスターを指定の範囲内で補うとしても、プラスαを要求した結果がサルベージのみ、加えてそのターン中「闇属性」モンスターの特殊召喚のみに限定されるとあっては気軽に運用できる能力とは言い難いでしょう。


美味しくサルベージできる高レベル「闇属性」を墓地に供給し易く、全体が「闇属性」を主とするデッキ。
理想はその上で『影王デュークシェード』を場に送り出す事にも意味を見出せる事でしょう。
手札交換を行う『堕天使イシュタム』を基軸にデッキを回しつつ、『堕天使の戒壇』『堕天使スペルビア』を利用した複数体の「闇属性」モンスターの供給に加え、余った召喚権をアドバンス召喚等に充てる事も可能な「堕天使」であれば、各能力が少々尖り気味な『影王デュークシェード』も比較的有意義な運用が望めるでしょうか。


自身も「闇属性」であり、『闇の誘惑』の除外要員兼供給役も望める点も悪くありません。


とはいえ、現状トーナメントシーンに於いては存在感を発揮出来ていない「堕天使」。
今後の復権に向けての光明となってくれると良いのですが、実情はまだまだ時間がかかりそうです。


「闇属性」以外のモンスターとの併用が難しいものの、《ストラクチャーデッキR-闇黒の呪縛-》収録の新規カード群との併用による効力の増加、単純に発動が容易なサルベージ能力。
『影王デュークシェード』を搭載するとなれば、これらの利点を最大限活かせる様な構築が求められる。少々難易度の高いカードとなっています。



















1 件のコメント:

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    Sbobet

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