2017年9月27日水曜日

『超進化の繭』により【甲虫装機】大幅強化!?




超進化ちょうしんかまゆ

速攻魔法
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):装備カードを装備した自分・相手フィールドの昆虫族モンスター1体をリリースし、
デッキから昆虫族モンスター1体を召喚条件を無視して特殊召喚する。
(2):自分メインフェイズに墓地のこのカードを除外し、
自分の墓地の昆虫族モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターをデッキに加えてシャッフルする。
その後、自分はデッキから1枚ドローする。








「昆虫族」「装備」と指定されて連想するテーマ…




《デュエリストパック-レジェンドデュエリスト編2-》にて収録。
アニメや原作で大人気(?)の「インセクター羽蛾」の使用カードをモチーフとした新規カード。



昆虫族をこよなく愛する「インセクター羽蛾」に肖り、久し振りに施される「昆虫」強化。

しかしその強化条件を読了した際に違和感…既視感…何か引っかかりを感じませんか?

装備カードを装備した自分・相手フィールドの昆虫族モンスター



装備カード(甲虫装機)を装備した




「昆虫族」モンスター(甲虫装機)





甲虫装機インゼクター】ドンピシャです。
もう【甲虫装機】以外浮かんでこなくなりました。







全盛期は環境トップにまで上り詰め、その凶悪な除去能力に手を焼かされました。



それ程までに猛威を奮った【甲虫装機】も規制後は当時の鳴りを潜め、『孵化』等を利用し【甲虫装機】のエンジンとなる『甲虫装機ダンセル』へのアクセスを試みたり【メタルフォーゼ】に組み込まれたりと、工夫に工夫を重ね、規制を受け弱体化した後は時折環境に姿を見せる程度にとどまっていました。
それも一部のプレイヤーに限った話です。





そんな【甲虫装機】も現在では無規制。
規制を受けていた『甲虫装機ダンセル』『甲虫装機ホーネット』も解禁され、各3枚搭載可能。




全盛期と違わぬ構築も実現できる現状となっています。

しかし、無情にも環境は当時に比べ高速化が進み、召喚権に比重を置く純【甲虫装機】で対抗できるかと言われれば、あまり奨励出来るものとは言えない現状。

【メタルフォーゼ】のペンデュラムシステム搭載で、召喚権の部分は解消が可能で、その方面で構築を進めていくことが【甲虫装機】再浮上の太い道筋となるかもしれません。

とは言え、『超進化の繭』の登場で飛躍的に強化される【甲虫装機】。
ここからは、実際に『超進化の繭』を搭載することで得られる恩恵、利点はどういったものなのか。
挙げていきましょう。



装備する側の「甲虫装機」から『甲虫装機ダンセル』へ


『甲虫装機ホーネット』『甲虫装機グルフ』といった所謂装備する側の「甲虫装機」はそれぞれ「除去」や「レベルの加算」効果の利用に留まり、それ以上の展開、アドバンテージ獲得には繋がりません。




これまでも『孵化』を用いる事で『甲虫装機グルフ』から『甲虫装機ダンセル』へのアクセスは可能でしたが、『甲虫装機ホーネット』の場合はレベルの関係上不可能とされ、『甲虫装機ホッパー』や『カブトロン』が主なリクルート先となっていました。




しかし、『超進化の繭』を用いる事で、装備状態であれば『甲虫装機ホーネット』からも『甲虫装機ダンセル』へのアクセスが成り、【甲虫装機】が誇る強力な展開へと繋がって行きます。

表面上のアドバンテージでは損失を被るものの、デッキの要となるモンスターへのアプローチ手段の増加は初動の安定に繋がり、且つ、損失を取り返すポテンシャルを有する【甲虫装機】に於いては貴重なカードとなる事でしょう。




『甲虫装機ダンセル』からリクルートしたモンスターを再び『甲虫装機ダンセル』へと…

展開から除去まで、【甲虫装機】に於いては最大出力で全ての行動をこなす『甲虫装機ダンセル』。
非常に強力で貴重なリクルート効果を備える『甲虫装機ダンセル』ですが、自身を呼び出し更なる展開とはなりません。

しかし、『超進化の繭』を用いる事で、『甲虫装機ダンセル』からリクルートした「甲虫装機」を『甲虫装機ダンセル』へと変換。

そこから更なる超展開へ向かうことが可能となり、強展開の際にも役割を持ち、初動の水増しも実現し、更には効果(2)を用いたリソースの回復と、【甲虫装機】サポートとしては文句のつけようのない性能となっています。

同時収録の「昆虫族」サポート



寄生虫きせいちゅうパラノイド

効果モンスター
星2/地属性/昆虫族/攻 500/守 300
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
このカードを手札から装備カード扱いとしてそのモンスターに装備する。
装備モンスターは種族が昆虫族になり、昆虫族モンスターを攻撃できず、
昆虫族モンスターを対象として発動した装備モンスターの効果は無効化される。
この効果は相手ターンでも発動できる。
(2):装備カード扱いのこのカードが墓地へ送られた場合に発動できる。
手札からレベル7以上の昆虫族モンスター1体を召喚条件を無視して特殊召喚する。



手札からフィールドのモンスター1体に装備可能な誘発即時効果を持ち、装備モンスターを「昆虫族」へと変異させ、
昆虫族モンスターを攻撃できず、
昆虫族モンスターを対象として発動した装備モンスターの効果は無効化

との制約を付与。

注目すべきは相手モンスターを「昆虫族」化する能力で、
『超進化の繭』のリリース範囲が装備カードを装備した自分・相手フィールドの昆虫族モンスターとある為、『寄生虫パラノイド』と併用する事で除去を行いながら自分の展開を行うことが可能となります。

「昆虫族」への行動を制約する効果に加え、『超進化の繭』とのシナジー。
構築の際は是非とも組み込みたいギミックです。



究極変異態きゅうきょくへんいたい・インセクト女王クイーン

特殊召喚・効果モンスター
星7/地属性/昆虫族/攻2800/守2400
このカードは通常召喚できず、カードの効果でのみ特殊召喚できる。
(1):フィールドに他の昆虫族モンスターが存在する場合、
自分フィールドの昆虫族モンスターは相手の効果の対象にならず、相手の効果では破壊されない。
(2):このカードが攻撃したダメージステップ終了時、
自分フィールドのモンスター1体をリリースして発動できる。
このカードは相手モンスターに続けて攻撃できる。
(3):自分・相手のエンドフェイズに発動できる。
自分フィールドに「インセクトモンスタートークン」(昆虫族・地・星1・攻/守100)1体を特殊召喚する。



『超進化の繭』や『寄生虫パラノイド』の効果(2)を用いる事で特殊召喚が可能で、他にも手間は掛かるものの、『孵化』等による特殊召喚も可能。

「昆虫族」全体への耐性付与とモンスターをリリースする事で得られる連続攻撃。
加えて各エンドフェイズにトークン生成と様々な効果を有する"女王"。

"勝つ"構築を突き詰めれば採用を見送られるかもしれませんが、"浪漫"に比重を置けば十分活躍の期待できるカードとなっています。



『超進化の繭』の影響?『究極完全態・グレート・モス』が僅かに値上がり



『超進化の繭』の判明直後、『究極完全態・グレート・モス』の価値が微増した模様。

「インセクター羽蛾」の陰謀でしょうか…

現時点でも、あらゆる層に需要のありそうなカードの収録が見受けられる《デュエリストパック-レジェンドデュエリスト編2-》

続報への期待も高まりますね。

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