ミレニアム・アイズ・サクリファイス
融合・効果モンスター星1/闇属性/魔法使い族/攻 0/守 0
「サクリファイス」+効果モンスター
(1):1ターンに1度、相手モンスターの効果が発動した時、
相手のフィールド・墓地の効果モンスター1体を対象として発動できる。
その相手の効果モンスターを装備カード扱いとしてこのカードに装備する。
(2):このカードの攻撃力・守備力は、このカードの効果で装備したモンスターのそれぞれの数値分アップする。
(3):このカードの効果で装備したモンスターと同名のモンスターは攻撃できず、その効果は無効化される。

《デュエリストパック-レジェンドデュエリスト編2-》にて収録される『ミレニアム・アイズ・サクリファイス』。
アニメ「遊戯王デュエルモンスターズ」に登場したキャラクターの使用カードを現代のゲームバランスに合わせリメイク。
『ミレニアム・アイズ・サクリファイス』は「ペガサス・J・クロフォード」の使用したカードをモチーフにしたカードとなっています。

今尚現役の『サウザンド・アイズ・サクリファイス』が進化
『簡易融合』の選択肢として今尚現役レベルの能力を備える『サウザンド・アイズ・サクリファイス』。


その進化形態的立ち位置の新規判明とあり、間違いなく遊戯界全体から注目の的となりました。
また、最近では「ペガサス・J・クロフォード」と聞いて連想するのが「デュエルリンクス」という方も多いのではないでしょうか。

スマートフォン向けアプリとしてリリース。
世界大会の部門としても設けられ、アプリならではのその手軽さから、人気を博している「デュエルリンクス」。
先日更なる展開が発表され、熱気を増しているコンテンツの一つ。
現実のカードに関しても、「デュエルリンクス」を意識したカードの再録や、キャラクターの使用したカードのプッシュ。とアプリ・リアルの連動、まさに"リンク"を意識したマーケティングが展開されています。
今回ご紹介する『ミレニアム・アイズ・サクリファイス』の元となるモンスター、『サウザンド・アイズ・サクリファイス』の使用者である「ペガサス・J・クロフォード」も「デュエルリンクス」への登場を果たし、本来の使用テーマである【トゥーン】で存分に鳴らした模様。
思えば、一時期は通常エキスパンションへ突然新規の【トゥーン】が収録されたりと、この頃からこういった企画への予兆はあったのかもしれませんね。
《デュエリストパック-レジェンドデュエリスト編2-》にはこの他にも「デュエルリンクス」を彷彿とさせる収録内容が判明しており、遊戯王ファン、特に初期から愛好しているプレイヤーは懐かしさを感じながら開封できるパックとなっているのではないでしょうか。
高いポテンシャルを有す『ミレニアム・アイズ・サクリファイス』
さてここからは肝心の『ミレニアム・アイズ・サクリファイス』のポテンシャルについて触れていこうと思います。
まず、「融合素材」は
「サクリファイス」+効果モンスター

儀式モンスターである『サクリファイス』と、効果モンスターの融合素材からなされる訳ですが、儀式体の『サクリファイス』を場に出す必要は無く、「手札・墓地」から融合素材とする事で問題はありません。
儀式体『サクリファイス』は
『センジュ・ゴッド』『マンジュ・ゴッド』

『ゲール・ドグラ』+『虹光の宣告者』

『儀式の準備』『儀式の下準備』

と豊富なサーチ手段に対応するため、もう片方の「効果モンスター」という素材の緩さも相まって比較的融合召喚を狙いやすいモンスターと言えます。
また、融合素材代用モンスターを用いることも可能で、『サクリファイス』扱いの融合素材代用モンスター+「効果モンスター」として融合素材代用モンスターといった組み合わせでの融合も可能。
手軽さで言えば、自分フィードに効果モンスターが存在する場面で、こちらも融合素材代用モンスターとして運用可能な『パラサイト・フュージョナー』を特殊召喚する事で即座に『ミレニアム・アイズ・サクリファイス』の特殊召喚が成ります。

単純な融合素材代用としての運用に加え、特殊召喚する事で容易に融合が達成できる『パラサイト・フュージョナー』との相性は抜群に良いです。
構築の際は是非取り入れたいギミックですね。
主な融合素材代用モンスター(一部)
『沼地の魔神王』
各種『融合呪印生物』

また、《デュエリストパック-レジェンドデュエリスト編2-》にて同時に、【アイズ・サクリファイス】サポートとなるカードも収録。

サクリファイス・フュージョン
速攻魔法このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):「アイズ・サクリファイス」融合モンスターカードの融合素材モンスターを自分の手札・フィールド・墓地から除外し、
その融合モンスター1体をEXデッキから融合召喚する。
(2):自分メインフェイズに墓地のこのカードを除外し、
相手フィールドの効果モンスター1体を対象として発動できる。
自分フィールドの「アイズ・サクリファイス」融合モンスターまたは「サクリファイス」1体を選び、
その効果による装備カード扱いとして対象の相手の効果モンスターを装備する。

ミレニアム・アイズ・イリュージョニスト
効果モンスター星2/闇属性/魔法使い族/攻 0/守1400
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードを手札から捨て、
相手フィールドの効果モンスター1体を対象として発動できる。
自分フィールドの「アイズ・サクリファイス」融合モンスターまたは「サクリファイス」1体を選び、
その効果による装備カード扱いとして対象の相手の効果モンスターを装備する。
この効果は相手ターンでも発動できる。
(2):フィールドに「アイズ・サクリファイス」融合モンスターまたは「サクリファイス」が特殊召喚された場合に発動する。
墓地のこのカードを手札に加える。
【アイズ・サクリファイス】専用の融合カードとなる『サクリファイス・フュージョン』を用いる事で、「手札・場」のみならず、「墓地」からも融合素材を選択可能となります。
ですが、どこから素材にするにしてもそれらは除外されてしまうため、除外される事で効果を発揮する「効果モンスター」を選択するか、墓地の使用済みのモンスターを素材とする。
というのが現実的な素材の選定となります。
そして、『サクリファイス・フュージョン』の効果(2)
(2):自分メインフェイズに墓地のこのカードを除外し、
相手フィールドの効果モンスター1体を対象として発動できる。
自分フィールドの「アイズ・サクリファイス」融合モンスターまたは「サクリファイス」1体を選び、
その効果による装備カード扱いとして対象の相手の効果モンスターを装備する。
『ミレニアム・アイズ・サクリファイス』には「サクリファイス」の代名詞である相手モンスター吸収(装備)効果が一応は備わっているものの、相手がなんらかのモンスター効果を発動する必要があり、自発的な吸収は基本的に不可能。
その部分をカバーするための『サクリファイス・フュージョン』の効果(2)という事でしょう。
『ミレニアム・アイズ・イリュージョニスト』にも自身を手札から捨てる事で発動する同様の効果が備わっており、こちらは相手ターンでも発動可能な誘発即時効果。
また、「サクリファイス」儀式モンスター「アイズ・サクリファイス」融合モンスターの特殊召喚に反応し、墓地から自身をサルベージ可能と、「サクリファイス」サポートとして申し分ない能力を備えています。
ここまで、正規の手順を踏んだ融合を前提に進めてきましたが、もちろん『簡易融合』にも対応しており、この方法での運用を目的に搭載する場合、様々なデッキへ組み込むことが可能となります。
しかし、自発的に相手モンスターを吸収可能な『サウザンド・アイズ・サクリファイス』に対し、『ミレニアム・アイズ・サクリファイス』は相手の効果起動を待つ必要があり、『簡易融合』を用いた場合の1ターンでは、正規融合時に比べ、吸収効果を達成できる可能性がグッと低下します。
それを考慮した上で『簡易融合』から成す『ミレニアム・アイズ・サクリファイス』最大の利点が
手札誘発への耐性


吸収範囲がフィールドだけで無く、墓地からも選択可能なため、環境全体で流行する『灰流うらら』『浮幽さくら』、他にも手札から墓地に送る事で発動するモンスターカード全般にチェーンする形で墓地のそのモンスターを吸収。
これにより、効果(3)が適応され、そのモンスターの効果を無力化することが可能となります。
(3):このカードの効果で装備したモンスターと同名のモンスターは攻撃できず、その効果は無効化される。
役目が終われば『リンクリボー』等に変換し、さらなる展開の一端としての役割もこなし、『簡易融合』とセットでの汎用カードとしての運用にも期待されます。

「サクリファイス」色を前面に押し出した構築も良し。
環境デッキの補佐役としての採用も良し。
幅広いプレイヤーのニーズに応えるポテンシャルを有したカードとなっています。
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