2017年9月23日土曜日

新たな【AF】判明!『アーティファクト-ミョルニル』の実用性は?







アーティファクト-ミョルニル

効果モンスター 星5/光属性/天使族/攻1300/守1800
このカード名の(3)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードは魔法カード扱いとして手札から魔法&罠ゾーンにセットできる。
(2):魔法&罠ゾーンにセットされたこのカードが 相手ターンに破壊され墓地へ送られた場合に発動する。 このカードを特殊召喚する。
(3):相手ターンに、このカードが特殊召喚に成功した場合、 自分の墓地の「アーティファクト」モンスター1体を対象として発動する。 そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。 この効果の発動後、次のターンの終了時まで自分は「アーティファクト」モンスターしか特殊召喚できない。




遊戯王.jpにて公開された《エクストリーム・フォース》収録のモンスター。

登場以来、前線で活躍し続け、今尚根強い人気を誇る【アーティファクト】(通称【AF】)に属する。

【AF】が好まれる利点として、強力な妨害要素を備えたテーマであることが挙げられます。
『アーティファクト-モラルタ』


『アーティファクト-デスサイズ』


『アーティファクト-ロンギヌス』


特に上記3種は強力な除去効果、エクストラ封じ、除外封じ、と幅広く妨害する術を備えているため、様々な環境下で活用され、【アーティファクト】が高い評価を得ている所以となっています。

そして、これら全てにアクセス可能な『アーティファクトの神智』の存在がさらにそれを後押しする格好となっており、メインから取り入れる場合もあれば、サイドカードとしての運用まで、幅広く採用されてきたカード群です。


自ターンの攻め手に欠ける事から、純正構築を目にする機会は少ないですが、出張セットとして、実績十分なテーマです。

その【アーティファクト】へ新たに加わる『アーティファクト-ミョルニル』。

数ある【アーティファクト】の中でも、実際に採用されているのは僅か数種類と狭き門。
精鋭の仲間入りを果たす事が出来るのか、はたまたその他に分類され日陰で過ごす事となるのか。

考えていきます。


『アーティファクト』を蘇生 妨害に加え手数の確保

(1):このカードは魔法カード扱いとして手札から魔法&罠ゾーンにセットできる。
(2):魔法&罠ゾーンにセットされたこのカードが
相手ターンに破壊され墓地へ送られた場合に発動する。
このカードを特殊召喚する。


【アーティファクト】共通の効果としては上記の2点。
これを利用し、「アーティファクト」モンスターを「魔法・罠ゾーン」へセット、そして相手ターンの状況に応じて『サイクロン』


『アーティファクト・ムーブメント』


もしくは『アーティファクトの神智』から『アーティファクト-ベガルタ』


等を場に出し、起動したい『アーティファクト』を破壊する。

といった手順を踏んで妨害を達成することになります。

しかし『アーティファクト-ミョルニル』自身に妨害能力は備わっていません。

(3):相手ターンに、このカードが特殊召喚に成功した場合、
自分の墓地の「アーティファクト」モンスター1体を対象として発動する。
そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。
この効果の発動後、次のターンの終了時まで自分は「アーティファクト」モンスターしか特殊召喚できない。

ですので、事前に使用した『アーティファクト-モラルタ』等を蘇生先に選択し、疑似的な妨害としての運用が主となっていきます。

直接の妨害要素を備えないため、クッション役としての役割を担う『アーティファクト-ミョルニル』ですが、利点もあります。

『アーティファクト-カドケウス』の存在です。


【アーティファクト】色を強く出した構築である場合、『アーティファクト-カドケウス』まで採用し、ドローによる更なるアドバンテージ獲得を目論むケースも多々あり、その場合妨害達成時に『アーティファクト-ミョルニル』を挟む事でドローする枚数を1枚余分に稼ぐ事が可能となります。

コンボ性は高いですが、他の蘇生カード等も採用する事で成立の可能性は上昇が見込め、【アーティファクト】"らしさ"も強くなります。

1体のリクルートが2体分に。


『アーティファクト-ミョルニル』のもう一つの利点として、特殊召喚する事で、実質2体の「レベル5」を供給することが可能で、相手のエンドフェイズや決定的な場面での妨害を達成した後、自ターンのエクシーズに利用できます。

しかし、
この効果の発動後、次のターンの終了時まで自分は「アーティファクト」モンスターしか特殊召喚できない。
とあるため、新規のリンクモンスター等の追加が無い限り、選択肢は『アーティファクト-デュランダル』のみとなります。

ここが非常に歯がゆい部分で、折角の蘇生効果を活かす上で最大の弊害となり、現在のカードプールに於ける『アーティファクト-ミョルニル』のパワーを格段に下げる形となっています。

純正【アーティファクト】や【アーティファクト】色を前面に出した混合デッキに選択肢としての採用が検討できるかどうか、という評価をせざるを得ない様に感じます。

蘇生効果自体は強力ですが、その後が『アーティファクト-デュランダル』一辺倒では運用も難しいのではないでしょうか。
故に、今後『アーティファクト』の「リンク」や「エクシーズ」が登場する事で評価が一変するカードとなっています。

2 件のコメント:

  1. リンクモンスターの追加ありそうだよなぁ
    さすがにデュランダルしかエクストラから出せないのは話にならん

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    1. 追加してもらえると信じたいです…選択肢さえ増えれば実戦投入できるポテンシャルなのでもったいない!

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