Ｎｏ.２７ 弩級戦艦－ドレッドノイド
エクシーズ・効果モンスターランク４/水属性/機械族/攻2200/守1000
レベル４モンスター×２体以上
このカード名の(1)の効果は１ターンに１度しか使用できない。
(1)：このカードが戦闘で相手モンスターを破壊したバトルフェイズ終了時に発動できる。
ランク１０以上の機械族Ｘモンスター１体を、
自分フィールドのこのカードの上に重ねてＸ召喚扱いとしてＥＸデッキから特殊召喚する。
(2)：フィールドのこのカードが戦闘・効果で破壊される場合、
代わりにこのカードのＸ素材を１つ取り除くことができる。
さいごにアンケートを設置しております。
是非ご参加ください。
《COLLECTORS PACK 2018》にて登場した「ランク4」エクシーズ。
基本的には「レベル4」モンスター2体から成立するエクシーズ体ではあるものの、2体以上であれば必要に応じて素材の数を調整可能となっており、効果(2)を利用した戦闘・効果破壊への耐性を含めた単騎での立ち回りから、効果(1)による『Ｎｏ.２７ 弩級戦艦－ドレッドノイド』最大の持ち味とも言える「ランク4」を経由する形での高ランクエクシーズモンスターへのアプローチを行う際には素材の種類等を考慮した運用を見据えつつ自在に操作できます。
レベル４モンスター×２体以上
その素材指定の緩さは「レベル4」を扱うデッキであればほぼ全てのデッキが搭載を検討できる域にあると言って良いもので、このカードの登場により、『Ｎｏ.２７ 弩級戦艦－ドレッドノイド』を含め、効果(1)の運用に絡む分「エクストラデッキ」を数枠割く事であらゆるデッキが高ランクエクシーズモンスターへのアプローチを図れる様になります。
自身のランクを飛躍的に向上させるその効果(1)は、かつて「ランク4」エクシーズから強力な「ランク5」の成立を容易に果たし、当時多種多様なデッキに於ける「エクストラデッキ」の半数近くを固定化。
その凶悪さから現在(2018/04/01〜時点)は禁止カードに指定されている『星守の騎士 プトレマイオス』にまでは及ばずとも遠からず。
それでも単体からランクアップを図ることが可能となる。現在では貴重なエクシーズモンスターの選択肢として今後の活躍に期待感を抱かせる1枚となっています。
戦闘を介したランクアップ
(1)：このカードが戦闘で相手モンスターを破壊したバトルフェイズ終了時に発動できる。
ランク１０以上の機械族Ｘモンスター１体を、
自分フィールドのこのカードの上に重ねてＸ召喚扱いとしてＥＸデッキから特殊召喚する。
『Ｎｏ.２７ 弩級戦艦－ドレッドノイド』を扱う上で最も重要視されるのが、本来「ランク4」である自身のランクを、戦闘を介することで飛躍的に上昇させる効果(1)の活用でしょう。
とはいえ、自身が戦闘によって相手モンスターを破壊する事で発動条件が満たされる事から、「ATK/2200」という自身のステータスとの兼ね合いはもちろん。その上で効果の発動機会はそのバトルフェイズ終了時に限定され、高ランクエクシーズ成立後、即座に追撃とはいかない仕様となっています。
『Ｎｏ.２７ 弩級戦艦－ドレッドノイド』の効果によって呼び出すことができるエクシーズモンスターは「ランク10」以上の「機械族」と非常に限定的ではあるものの、それに該当するエクシーズモンスターの成立に必要な高レベルモンスター、もしくはそれに相当するレベルの変更を利用したギミックや「RUM」を搭載した専用デッキでの運用が前提となるものが多く、手軽に扱うには少々難易度の高いラインとされてきました。しかし『Ｎｏ.２７ 弩級戦艦－ドレッドノイド』の登場によって、そういった「ランク10〜」の「機械族」に限り、基本運用に関する変革が期待できます。何せ実質「ランク4」の成立から各種ファッティエクシーズモンスターの成立を可能とし、構築に際した採用のハードルを大きく引き下げてくれるのですから。
とはいえ当能力に対応するモンスターの種類は現時点でそう多くはありません。その中でそもそもが成立に際し戦闘を要する性質であるにも関わらず、重ねて戦闘に関する能力を持つものや、性能的に少々頼り甲斐のないものなどもあります。
一方で「ランク4」からの成立による軽量化とそれに見合った性能を備えるモンスターの存在がある事も確かです。
また、素材の種類数に応じて耐性や相手の行動を阻害する強固なアタッカーともなり得る『超量機神王グレート・マグナス』成立の一翼を担う見込みも十分にあります。
その際、先述の様に『Ｎｏ.２７ 弩級戦艦－ドレッドノイド』成立時点での素材の種類増量や成立後に『Ｎｏ.７５ 惑乱のゴシップ・シャドー』辺りの補助を以って目指す事となりましょう。
その他の候補に比べて大きなリターンが望める一方で成立に手間を要することは否めず、中でも決して手軽な選択肢とは言えない為、これを目指す際にはより一層構築の段階から強く意識しておく必要がありそうです。
また、『Ｎｏ.２７ 弩級戦艦－ドレッドノイド』効果(1)の利用に関しては基本的にエクシーズ素材をコストとして必要としない為、蘇生等を駆使した再利用を図ることも可能ではあります。
「No.」である事から、後のエクシーズ素材補給も望める『グローリアス・ナンバーズ』に対応している点も活かしていきたいところです。
「自身が行う戦闘によって相手モンスターを破壊する。」という当該条件を満たす上で、相手フィールド上に『Ｎｏ.２７ 弩級戦艦－ドレッドノイド』で処理可能なモンスターを送りつけ、効果(1)の発動を助ける様な構成を心掛けることで、これを用いたランクアップの精度を高めておいても良いですね。
『トーチ・ゴーレム』や『ブラック・ガーデン』『おジャマトリオ』といったトークンに関するものから、リンク召喚を用いた展開の基軸としても馴染みの深い『サモン・ソーサレス』の各種効果を絡める手もあります。
また、相手の脅威を退けつつ打点の調整を図る事が可能な「壊獣」。中でも攻撃力が最も低い『海亀壊獣ガメシエル』を用いれば、『Ｎｏ.２７ 弩級戦艦－ドレッドノイド』が備える効果(2)の活用を以て、効果(1)による高ランクエクシーズへのランクアップ成立にまで至る事ができます。
純粋な戦闘による達成を狙うだけでなく、相手側の戦力に対してこちらから手を加える。相手フィールドに出現する性質と除去を兼ね備えたモンスター群との併用はある種望ましい形とも取れます。
本来であれば召喚難度が非常に高い強力な「機械族」の高ランクエクシーズモンスター。
それらに対しても下級モンスターからアプローチを果たす貴重な存在として、今後も化ける可能性を大いに秘めた大器として。その伸び代は計り知れません。
戦闘・効果破壊耐性は効果(1)の運用に際しても好材料
(2)：フィールドのこのカードが戦闘・効果で破壊される場合、
代わりにこのカードのＸ素材を１つ取り除くことができる。
自身が戦闘・効果で破壊される際にエクシーズ素材を1つ取り除く事でそれを免れる耐性効果を備えており、先述した「壊獣」モンスターの1種である『海亀壊獣ガメシエル』との併用によって効果(1)の活用にまで至れる他、ランクアップを企図する際に相手側から放たれる除去に対してのケアも兼ねる見込みがあります。
仮にランクアップに成功した場合には、そのエクシーズ先に『Ｎｏ.８１ 超弩級砲塔列車スペリオル・ドーラ』を選定する事で、ステータスの大幅強化に加え、あらゆる効果への耐性も継続した状態で盤面を形成できます。
一方で、『神の通告』といった様な効果の発動に反応して無効+破壊を行うカードに対しては、効果(1)の有効化を阻まれた際、素材を取り除く事で破壊こそ免れるものの、ランクアップ自体が不成立となる上、ランクアップを通された後にその先のモンスター効果に対しては何ら問題なく発動を許してしまうなど、付け入られる隙も少なからず存在します。
また、自身の効果(1)を利用する際にも一役買う側面も持ちつつ、これを果たすには素材を取り除く必要がある事からランクアップ後にキープしておきたい素材の数も考慮した上での運用は必至でしょう。
とはいえ、先述もした通り効果(1)の発動自体には素材をコストとする必要がない為局面に応じて、無理のない範囲でエクシーズ素材の数自体を予め余剰分まで用意することも視野に高ランクエクシーズへの昇華を狙っていきたいところですね。
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