2018年3月23日金曜日

【 #遊戯王 《STARTER DECK 2018》】発売直前の新セットに収録される新規カードのまとめ















2018年3月24日発売となる《STARTER DECK 2018》


昨今、多くのデッキに採用され「EXデッキ」の汎用必須枠とも言える『リンクリボー』の再録に加えて、「OCG」20周年を記念した過去の希少なプロモカードが当時をそのままに極少数ながらもランダム封入されているとの事。
その中にはコレクターの間で高額取引されているものもあり、そちらも含めて注目の集まる新スターターセットですが、当然恒例の新規カードの収録についても見過ごせません。
という事で今回は、発売直前の《STARTER DECK 2018》にて登場する各種新規カードを一通り見ていきます。



さいごにアンケートを設置しております。
是非ご参加ください。







《STARTER DECK 2018》新規カードリスト


「モンスター」



「魔法」



「罠」



「EX」













ライドロン

通常モンスター
星4/地属性/サイバース族/攻2000/守 0
高い適合能力を持った電子獣。
縄張り意識が強い。

「レベル4」で「ATK/2000」という数値も最近では物珍しさが薄れてきてはいますが、下級アタッカーとしては及第点といったステータスを持つ通常モンスター。
ゆえに『レスキューラビット』『予想GUY』といった「通常モンスター」をリクルートするカード群に対応し、その上「DEF/ 0」というステータスによって『おもちゃ箱』や『カメンレオン』から展開することも可能。


「サイバース族」である点に関しても、「ATK/2000」と下級モンスターとしては悪くないステータスを有する事で『サイバネット・バックドア』の効果対象として利用した際、比較的広範囲の「サイバース族」をサーチできます。
ですが、「サイバース族」を主体とし『サイバネット・バックドア』の発動を狙うにしても『バランサーロード』を対象とし、更なる展開を図る等、後に繋がる様な運用を優先していきたいところでしょう。


下級の「通常モンスター」で「サイバース族」に属する中では現状最高打点となっており、種族を限定したリクルート能力を備える新カード『テクスチェンジャー』から呼び出す際の選択肢や、『SIMMタブラス』の蘇生先としては自ずと筆頭候補に挙がります。
スターター然とした基礎的なアタッカーの要素を最低限備えたモンスターですね。


SIMMタブラス

効果モンスター
星5/闇属性/サイバース族/攻 0/守1800
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):手札のこのカードを相手に見せ、
自分の墓地のサイバース族・レベル4モンスター1体を対象として発動できる。
リンク状態の自分のリンクモンスターのリンク先となる
自分フィールドにこのカードを手札から特殊召喚し、
対象のモンスターを手札に戻す。











テクスチェンジャー

効果モンスター
星1/闇属性/サイバース族/攻 100/守 100
(1):1ターンに1度、自分のモンスターが攻撃対象に選択された時に発動できる。
その攻撃を無効にする。
その後、自分の手札・デッキ・墓地からサイバース族の通常モンスター1体を選んで特殊召喚する。

自分のモンスターが攻撃対象に選択された際にその攻撃を無効化し、手札・デッキ・墓地から「サイバース族」の「通常モンスター」を1体特殊召喚する能力を有する、こちらも下級の「サイバース族」モンスター。


攻撃無効化能力は1ターンに1度となる上、自身はステータスからも窺える様に戦闘能力は無いに等しい為、下級モンスターレベルであっても複数体並べられた上で叩かれてしまった場合、「通常モンスター」を呼び出す能力を考慮しても、ライフカットが精々で有効的な働きは期待できません。
何らかの除去手段と併用し、呼び出した「通常モンスター」共々場に維持した状態でターンを跨ぐことが理想的ですが、実戦での運用となればそれなりに厳しい性能と言えます。
スターターというフィルタを通せば、ボードアドバンテージを取り合う展開の基本に触れる機会とはなり得るでしょうか。












ウィジェット・キッド

効果モンスター
星3/地属性/サイバース族/攻1500/守 900
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。
手札からサイバース族モンスター1体を守備表示で特殊召喚する。

自身の召喚・特殊召喚時に手札から追加で「サイバース族」を展開する能力を備える「サイバース族」の下級モンスター。


ですが、そもそも「サイバース族」は特殊召喚手段に関しては非常に長けている種族。
既存のカードにも『バックアップ・セクレタリー』や『シーアーカイバー』といった比較的手軽なものと、それらをサーチ可能な『レディ・デバッガー』の存在や『サイバース・ガジェット』等の蘇生能力を備えたものまで大変整っており、手札から展開する手段に関しても『バランサーロード』があります。


召喚権を増やす『バランサーロード』から『ウィジェット・キッド』を召喚といった流れで手札の「サイバース族」を複数体並べる事も可能ではありますが、そこから損失分を補填する手段に乏しく、能率良く妨害を踏めるというわけでもありません。


特殊召喚するモンスターに関する種族以外の指定はない為、上級の「サイバース族」をも展開可能な点は召喚権の増加を以て展開する『バランサーロード』にはない利点です。
モンスターを並べる事に偏りがちな「サイバース」は構築するとなると、未だに舵の取り方が非常に難しいテーマですね。












サイバース・ホワイトハット

効果モンスター
星6/光属性/サイバース族/攻1800/守2400
このカード名の(1)の方法による特殊召喚は1ターンに1度しかできない。
(1):自分フィールドに同じ種族のモンスターが2体以上存在する場合、
このカードは手札から特殊召喚できる。
(2):このカードがリンク素材として墓地へ送られた場合に発動できる。
相手フィールドの全てのモンスターの攻撃力はターン終了時まで1000ダウンする。

「レベル6」の上級「サイバース族」ではあるものの、自身の効果(1)によって自分フィールドに同種族のモンスターが2体以上存在していれば手札から特殊召喚が可能となっており、場に送り出す事はそう難しくはありません。


「サイバース族」が種族単位で並べる手段に富んでおり、展開の過程で容易に条件を満たす事が可能で、その他にも『ダンディライオン』が墓地へ送られた際に2体の「綿毛トークン」を生成する効果によっても条件が整う他、『水晶機巧-ハリファイバー』から「機械族」チューナーを呼び出す基本展開を用いても達成可能。
条件自体は緩いものの、肝心の能力に至っては自身がリンク素材に使用され墓地へ送られた際に相手フィールドのモンスター全体をターン終了時まで弱体化させる能力と状況次第では絶大な効果が期待できるものの相手フィールドに依存する性質上安定感には欠けます。
とはいえ、対象選択に対する耐性を持った高打点モンスターの処理には一役かってくれます。
高レベル「サイバース族」である為『フォーマッド・スキッパー』のサーチに対応しており、必要に応じてデッキから引っ張る事で、相手の場の状況に依存する効果の振れ幅を最小限に抑えたいところです。













サイバネット・リカバー

永続魔法
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドのリンクモンスターが戦闘または相手の効果で破壊された場合、
リンクモンスター以外の自分の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。

自分フィールドのリンクモンスターが戦闘・相手の効果によって破壊された際に自分の墓地からリンクモンスター以外のモンスターを1体守備表示で蘇生させる「永続魔法」カード。


リンクを主とするデッキであれば貼っておくだけであらゆる妨害への保険的な役割を果たし得るカードではあるものの、召喚無効に対しては無力である為、過信はできません。
蘇生させるモンスターに関しては守備表示という概念が存在しないリンクモンスター以外であればあらゆるモンスターを蘇生可能な上、効果無効等のデメリットもない為、リンク素材としたモンスターの効果を再利用する目的で使用する事も可能ではあります。
自爆特攻にも反応するので、自分のターン中に蘇生させる事も相手フィールドにモンスターが存在していれば狙って行けます。
とはいえ、魔法・罠ゾーンに対しての除去手段もリンクモンスターによって手軽に行われてしまう頃来の環境下では長期的な維持は困難でしょうから、使い切りとなる可能性も考慮した運用を目指していかなければなりません。
そうなればリンクを前提とするものの単純な蘇生カードとしての運用が可能な『星遺物を継ぐもの』等の手軽な蘇生カードを用いる方が手堅い選択となってしまいます。
やはり維持してこその永続カードですから課題は山積みです。













サイバネット・リグレッション

通常罠
このカード名のカードは1ターンに1度しか発動できない。
(1):自分がリンクモンスターの特殊召喚に成功した場合、フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。
その後、自分はデッキから1枚ドローする。

自分がリンクモンスターの特殊召喚に成功したタイミングで発動可能となる「罠」カード。
フィールドのカード1枚を対象としそれを破壊、その後の1ドローによって条件付きながらも実質「0:1」の交換を可能とする除去カード。
「閃刀姫」等の1枚からリンク召喚可能なギミックを取り入れたデッキであればリンク召喚自体は何の気なしに頻繁に行う事も可能である為、発動機会に困るような事態は稀と言えます。


その上、「閃刀姫」のメインモンスター『閃刀姫-レイ』の効果によって相手ターン中に任意のタイミングでリンクモンスターを特殊召喚可能な為、本来であれば自ターンの運用が基本となる『サイバネット・リグレッション』が相手ターン中の妨害として機能する見込みも出てきます。
とは言え、単一で機能しない点は少なからず不安要素となる為実際に採用するとなれば非常に悩ましい部分でもありますが、不安定な部分を鑑みてもなかなか見所のあるカードである事は確かです。













ペンテスタッグ

リンク・効果モンスター
リンク2/闇属性/サイバース族/攻1600
【リンクマーカー:上/下】
効果モンスター2体
(1):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
リンク状態の自分のモンスターが守備表示モンスターを攻撃した場合、
その守備力を攻撃力が超えた分だけ相手に戦闘ダメージを与える。

効果モンスター2体から成る「リンク2」のモンスターで、マーカーは「上・下」を示し、自身がモンスターゾーンに存在する限り、自分のリンク状態のモンスター全てに、守備モンスターを攻撃した際ダメージを貫通させる効果が適用されます。
自身のマーカーを利用するだけでも2体まではリンク状態とし、相手のマーカーを利用する、もしくはエクストラモンスターゾーンへ『ペンテスタッグ』を配置し、その下からメインモンスターゾーンへとリンクマーカーを広げてゆく事で貫通能力は大幅に効果を増します。
とはいえ、ただ貫通能力を付与したのではそもそも守備表示が存在しない「リンク」モンスターを展開されるなど、効果を活かしきれない状況も頻繁に発生しましょう。
リンクされる前、ばら撒かれた素材となるモンスター『皆既日蝕の書』で全て守備表示にして妨害を図るなど、活用には一工夫入れる必要があります。
相手側が自ら『スケープ・ゴート』などで複数体トークンをばら撒いてくれれば自然に貫通ダメージを狙う事もできますが、現実的にはなかなか難しいでしょう。
『サモン・ソーサレス』を利用して手札から戦闘耐性を持ったモンスターを相手に送りつけるという手もありますが、コンボ性が少々高くなってしまいます。
手軽なリンクによって貫通効果を複数体に向けて適用できる汎用的なモンスターとして、今後活躍の芽はありそうですね。














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