2017年12月24日日曜日

発動条件に少々難があるものの、最上級の除去性能を備える『電網の落とし穴』。














電網でんもうとしあな

通常罠
(1):相手がデッキ・墓地からモンスターを特殊召喚した時に発動できる。
そのモンスターを裏側表示で除外する。








遊戯王.jp



2018年1月13日発売予定の新エキスパンション《フレイムズ・オブ・デストラクション》にて登場する「落とし穴」と名のつく新規「通常罠」カード。


「落とし穴」の名を持つ事から、それらとの高い親和性を有する「蟲惑魔」のサポートに対応。


「ホール」「落とし穴」と名のつく「通常罠」をサーチする『トリオンの蟲惑魔』を始め、『ティオの蟲惑魔』による墓地からの再利用。




『アトラの蟲惑魔』を用いた場合、相手ターン中であっても手札から発動可能となり、セットを介する罠の性質上発生する、相手に気取られ易いという欠点を補いつつの運用も望めるでしょうか。



しかし、『アトラの蟲惑魔』が存在する時点で「ホール」「落とし穴」の存在を匂わせてしまうため、完全に解消とはいかないのも事実。


また、単体でその類の運用が可能な「手札誘発」と称されるカード群の台頭が顕著な昨今の「OCG」環境下では、何かとそちらが優先されてしまいます。



「蟲惑魔」のサポートを受けられる利点を最大限に活かし、汎用性に優れた「罠」カードとして「落とし穴」が再び環境に於ける妨害の軸として活躍する日が待ち望まれます。







これまでに多くの「落とし穴」が登場し、対応可能なシチュエーションも広大な範囲に及びます。



そんな「落とし穴」として新たに登場する『電網の落とし穴』は、相手の「デッキ・墓地」からの召喚に反応して発動。
そのモンスターを対象にも取らず、裏側で除外ゾーンへと追いやる、最上級といっても過言ではない処理方法となります。


(1):相手がデッキ・墓地からモンスターを特殊召喚した時に発動できる。
そのモンスターを裏側表示で除外する。


裏側で除外されたカードの再利用には『PSYフレームロード・Ω』等を用いる他なく、多くのデッキはそれに対応する再利用手段を備えておらず、そういった現状を含め、除去としては非常に高いレベルにあります。



発動のタイミングに関しても「デッキ・墓地」からの特殊召喚は比較的展開に際して多用される手段であるため、発動機会が頻繁に訪れるであろうデッキも多数存在します。


ですが、「EXデッキ」からの展開には非対応となっているため、現在主流の「リンク」へ直接の妨害としては機能が見込めません。
そのため「リンク」前の素材候補となるモンスターへ撃ち込む、事前対応を主に運用していく事となります。


「通常召喚」や「手札」「除外ゾーン」からの特殊召喚にも非対応な為、デッキ次第では発動機会に恵まれないケースも考えられます。


対応範囲の狭さが、高い除去性能を活かす上では枷となりますが、それでも発動機会が十分に見込めるマッチアップであれば強力な除去としての運用が望める性能。


テキストから読み取るに複数体の特殊召喚に対して発動した場合、その全てを裏側で除外可能な為、『ソウル・チャージ』等への対応はコストの無い性質からも有用です。








『電網の落とし穴』を有効活用する上で、「落とし穴」に属する点は見過ごすには惜しい利点でしょう。
前述した「蟲惑魔」というテーマ括りによるサポートとなればデッキ構築の時点である程度メインのスロットを割く事になりますが、「落とし穴」サポートとして多くのデッキに搭載されてきた抜群の汎用性を誇る「蟲惑魔」。


ランク4のエクシーズ体である『フレシアの蟲惑魔』の選択肢として採用する事で、レベル4モンスター2体から手軽に『電網の落とし穴』を構えることが出来ます。



「落とし穴」全般に言えることですが、1枚採用するだけでコンスタントに妨害としての運用が見込める『フレシアの蟲惑魔』との併用は、「落とし穴」を利用する上で常に有力な運用方法となります。


発動の条件に難のある『電網の落とし穴』の様なタイプはそれがより顕著で、複数採用にリスクを伴う点をカバーしつつ、要所で確実に撃ち込む事が叶う。理想的な運用が望めます。


「落とし穴」に属する点が、採用機会に恵まれない「罠」として登場する上では、せめてもの救いとなるでしょうか。


あらゆる再利用手段を断つ除去カードとして、今後の活躍に期待といったところです。









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