2018年2月6日火曜日

【 #遊戯王 『空牙団の飛哨 リコン』】セットカードへの除去を内蔵する「空牙団」の切り込み隊長。













空牙団くうがだん飛哨ひしょう リコン

効果モンスター
星2/風属性/獣族/攻1000/守 500
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分メインフェイズに発動できる。
手札から「空牙団の飛哨 リコン」以外の「空牙団」モンスター1体を特殊召喚する。
(2):このカードが既にモンスターゾーンに存在する状態で、
自分フィールドにこのカード以外の「空牙団」モンスターが特殊召喚された場合、
フィールドにセットされたカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。



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2018年2月24日発売の《デッキビルドパック ダーク・セイヴァーズ》にて登場する新たなテーマ「空牙団くうがだん」に属する下級モンスターのうちの1種。


テーマ内に於いては「レベル2」「風属性」「獣族」と、基本的にレベル・属性・種族に幅のあるテーマ「空牙団」に属しつつも、同じく下級モンスター『空牙団の撃手 ドンパ』とはステータス面の共通点が多く、「ATK/DEF」についても各数値が入れ替わったものとなっています。
更には下級「空牙団」が備える効果(2)の固有能力までもが対を成すかの様なデザインが施されており、共にその能力を駆使した「空牙団」に於ける展開の要となり得るモンスターです。


『空牙団の撃手 ドンパ』共々「レベル2」の「獣族」である為、『レスキューキャット』や『魔獣の懐柔』など、「獣族」サポートの恩恵を受ける見込みもあります。



しかし、どちらも呼び出した「獣族」モンスターの効果を無効化してまう為、能力を活かすには至らず、後者に関してはカード名の異なる3体の「獣族」を要する為、現在判明している分の「空牙団」のみでは成立しないなど、効果範囲には含まれるものの、シナジー自体はあまり見込めないというのが現状となります。
『エアーズロックサンライズ』に対応し、蘇生が容易な点は少なからず評価できるでしょうか。



「獣族」固有のエクシーズモンスター『No.64 古狸三太夫』の素材としての利用なども一考できる「空牙団」の下級「獣族」コンビのうちの1体です。








ステータスの時点で共通点の多い『空牙団の撃手 ドンパ』と同様に、下級「空牙団」モンスターとしての共通能力も当然、備えています。


このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分メインフェイズに発動できる。
手札から「空牙団の飛哨 リコン」以外の「空牙団」モンスター1体を特殊召喚する。


1ターンに1度、同名以外の「空牙団」モンスター1体を手札から特殊召喚する能力、これを以て他の下級「空牙団」を展開し、更にその能力によってモンスターを追加していくといった連鎖的な運用や、特殊召喚時に発動する能力を備え、システムモンスター的特性も併せ持つ最上級・上級「空牙団」モンスターを繰り出し、相手の行動への抑止力擁立等、構築次第でその用途も広がります。


下級「空牙団」をフィールドに撒く、もしくは大型モンスター擁立へのクッションとして、「空牙団」に於いて下級モンスターが担う役割は大きいです。


また、自身の能力によって同名モンスターを特殊召喚することは不可能となるものの、他の下級「空牙団」モンスターを挟むことができれば、複数枚引き入れた際にも難なく場に送り出すことは可能です。
その場合名称括りの回数制限が設けられた効果の利用はかなわず、アタッカーとしての運用、あらゆる召喚方法の素材としての運用等、盤面を整える役割にシフトしてゆくこととなります。


また、下級「空牙団」モンスターの共通効果から流れる様に起動まで漕ぎ着く事が可能な各種固有能力。
サーチや除去、ステータス強化等、様々な能力がある中で、そちらの能力についても先述の通り、共通点の多い『空牙団の撃手 ドンパ』とは対応範囲に差はあれど、根本的な部分に関しては遠からずな能力を備えています。







『空牙団の飛哨 リコン』の固有能力


(2):このカードが既にモンスターゾーンに存在する状態で、
自分フィールドにこのカード以外の「空牙団」モンスターが特殊召喚された場合、
フィールドにセットされたカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。


下級「空牙団」モンスターが同発動条件によってそれぞれ固有の能力を発揮する効果(2)。


『空牙団の飛哨 リコン』の場合はフィールドにセットされたカードに対して放つ除去。


同様に固有能力を以て、こちらは表側表示のカードを破壊する事が可能な『空牙団の撃手 ドンパ』と状況次第で使い分ける事となるでしょう。
個としての効果の有効範囲は限られますが、両カードを併用する事で裏表問わずフィールドのカード全域へ干渉できる様になります。


共通の発動条件によって有効化する当効果(2)は、自身が既にモンスターゾーンに存在する状態で、自分フィールドにこのカード以外の「空牙団」モンスターが特殊召喚された場合に発動する為、効果(1)の手札から「空牙団」を特殊召喚する下級「空牙団」共通の能力から容易に発動条件は満たされます。







「空牙団」モンスターの展開を行いつつ、その過程で手軽なセットカードへの除去。というのが主な用途となるでしょうが、展開した段階で相手側のセットから妨害を放たれる可能性も高く、セットカードに触れるには『空牙団の飛哨 リコン』を含め2枚のモンスターを要する事から『激流葬』などの直撃を受ける危険性も孕んでいます。


「レベル7」の『空牙団くうがだん叡智えいち ウィズ』辺りと併用する事で被害を抑える見込みもありますが、仮に発動されてしまった場合、盤面の維持は可能といえども手札の消費は著しく、環境に於ける罠の採択傾向次第では非常に危うい攻め方となります。


空牙団くうがだん叡智えいち ウィズ

効果モンスター
星7/水属性/魔法使い族/攻1600/守2800
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが特殊召喚に成功した場合に発動できる。
自分は「空牙団の叡智 ウィズ」以外の自分フィールドの「空牙団」モンスターの種類×500LP回復する。
(2):相手が魔法・罠カードの効果を発動した時、
手札から「空牙団」カード1枚を捨てて発動できる。
その発動を無効にする。

展開能力と盤面への干渉を同時に行う下級「空牙団」は攻める際には大変有効な手段としての機能が見込めるものの、基本的に複数枚で攻める「空牙団」の性質が影響し、一定数裏目も存在する能力ともいえます。
また、セット状態のカードであればモンスターに対しても有効で、そちらの運用であれば、基本的にチェーン発動される等の裏目も存在しません。
しかし、昨今のOCGに於いてモンスターのセットという行動自体、それを軸とするデッキを除けばあまり多用されるものでもない為、こちらの運用はあまり期待できません。


相手の妨害を割り切り、「空牙団」の切り込み役として強気に先陣を切り、相手側の行動をうかがいつつその後の展開に繋いでいく事でセットカードへの干渉も間接的にでも活きてくるでしょうか。
裏目があるとはいえ、下級「空牙団」モンスター共通の展開能力と併せて「空牙団」を構築する上では採用の候補に挙げられる程度の性能は有しているといって良いカードでしょう。


表側のカードへの除去を行う『空牙団の撃手 ドンパ』と共に「空牙団」の手軽な除去役としての活躍に期待します。














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