神属の堕天使
通常罠このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):手札及び自分フィールドの表側表示モンスターの中から、
「堕天使」モンスター1体を墓地へ送って発動できる。
フィールドの効果モンスター1体を選び、
その効果をターン終了時まで無効にし、そのモンスターの攻撃力分だけ自分のLPを回復する。
《フレイムズ・オブ・デストラクション》にて登場した「堕天使」の名を冠する「通常罠」カード。
《ブースターSP-デステニー・ソルジャーズ-》にて本格的にカテゴリ化され、発売直後は一時環境に食い込むまでに急成長を遂げたテーマ「堕天使」。
「堕天使」カードと共に手札から捨てることで2ドローを果たす『堕天使イシュタム』。
手札の「堕天使」カード2枚をコストに手札から自身を特殊召喚する『堕天使マスティマ』。
「堕天使」カードと共に手札から捨てることで墓地の「堕天使」カードをサルベージする『堕天使アムドゥシアス』。
手札から自身を捨てる事で「堕天使」モンスターの破壊を肩代わりする『堕天使テスカトリポカ』。
少々異質な存在とも言える「堕天使」モンスターの多量展開を可能とするフィニッシャー的存在の『堕天使ルシフェル』。
そして、後に《プレミアムパック19》にて登場した墓地を利用する戦術が基本となる「堕天使」に於いて、あらゆるカードへの間接的なアクセスを実現する「堕天使」モンスター『堕天使ユコバック』。
《ブースターSP-デステニー・ソルジャーズ-》にて本格的なカテゴライズが成された後に登場したこれらに加え、以前より存在した「堕天使」モンスターの一部も時折交えつつ、堕ちたとはいえ「天使族」である特性を生かした『大天使クリスティア』成立による封殺ギミックなどが搭載される事もしばしば。
また、《ブースターSP-デステニー・ソルジャーズ-》で登場した「堕天使」モンスターが共通して備える(一部を除く)墓地の「堕天使」魔法・罠カードの効果を適用する事が可能な能力の糧として、また、単体としてもそれらをサポートする「堕天使」魔法・罠。
これに加わった新カード『神属の堕天使』。
「堕天使」と名のつくカードである利点として、各種「堕天使」モンスターの効果起動に際しコストとして機能するほか、それらが備える墓地の「堕天使」魔法・罠カードのコピー能力を以て効果の適用、即ちコストを支払わずに効果の運用も図れるなど、「堕天使」によって齎される利は決して侮れません。
また、採用に際しては枚数を抑えた場合であっても「堕天使」の万能サーチカード『追放の堕天使』によって容易にアクセス可能となっており、妨害カードとしての機能が見込まれる「堕天使」「罠」の選択肢として期待のかかる1枚です。
「堕天使」モンスターをコストにモンスター効果の無効化とLPの回復
(1):手札及び自分フィールドの表側表示モンスターの中から、
「堕天使」モンスター1体を墓地へ送って発動できる。
フィールドの効果モンスター1体を選び、
その効果をターン終了時まで無効にし、そのモンスターの攻撃力分だけ自分のLPを回復する。
先にも触れましたが、「堕天使」の主力となるモンスター群は、墓地の「堕天使」魔法・罠の効果をコピーする能力を備えています。
(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(2):1000LPを払い、自分の墓地の「堕天使」魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。
その魔法・罠カードの効果を適用する。
その後、墓地のそのカードをデッキに戻す。
この効果は相手ターンでも発動できる。
これによって複数回に渡り蘇生・サーチ・除去・コントロール奪取等を行うことが出来るテーマとなります。
あくまでコピーする対象と同様の効果を適用する能力のため、コピーする魔法・罠自体に設けられたコストに関しては踏み倒す事が可能。
相手ターンにも発動可能なため、自分の手札・フィールドの「堕天使」モンスターを要する「罠」カードを手軽に運用する事ができます。
カードに課せられたコストを踏み倒す代償として、各種「堕天使」モンスターの効果起動に際して課せられるコストは「1000LP」。
1度や2度ならば、さほど問題視するほどのコストとは言えませんが、ゲーム中盤以降になれば戦闘ダメージ等もある程度の蓄積され、「堕天使」モンスターの運用に伴い、その都度ライフポイントを支払うとなれば、貴重なリソース源として常に気を配っておかねばなりません。
ライフポイントの有無がサーチ・蘇生・妨害、と基本的な行動全てに繋がる可能性があるため、場合によってはライフを支払うことができず、リソースを広げられないといった事態も十分起こり得ます。
そんなライフポイントについて非常にシビアな「堕天使」にとって、妨害を成しつつ、失ったライフポイントの補填も望める『神属の堕天使』の登場は、リソース面ではコピー時に魔法・罠をデッキに戻す性質上長期戦にも耐え得る耐久力を持つ反面、限りあるライフポイントの面で息切れが早いというある種の欠点を補う可能性を秘めています。
また、効果無効・回復に際して自分のモンスターを対象として選択する事も可能なため、潤沢なリソースに反してライフが切迫している様な状況下では、自らに撃ち込む事も可能な点は視野に入れておきたいところです。
現在、自分の手札・フィールドから「堕天使」モンスターをコストとして発動する「堕天使」カードは『神属の堕天使』を含め3種。
従来の『背徳の堕天使』『魅惑の堕天使』による、除去・コントロール奪取に加えて、モンスター効果の無効化にも対応し、「堕天使」カードのみで対応可能な範囲が拡大。
「罠」故に発生するタイムラグも「堕天使」モンスターを介する事で解消が見込めます。
複数枚の搭載には向かないものの『堕天使の追放』の存在からサーチ自体は容易な為、各種「堕天使」モンスターによるコピー先の選択肢としては十分採用を検討できるカードです。
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