2018年1月26日金曜日

【 #遊戯王 『星遺物が導く果て』】各種「星遺物」モンスターのリクルートを可能とする「星遺物」カード。












星遺物せいいぶつみちび

永続魔法
(1):「星遺物が導く果て」は自分フィールドに1枚しか表側表示で存在できない。
(2):1ターンに1度、自分フィールドの表側表示のリンクモンスターが相手の効果でフィールドから離れた場合、
または戦闘で破壊された場合に発動できる。
手札・デッキから「星遺物」モンスター1体を守備表示で特殊召喚する。








《フレイムズ・オブ・デストラクション》にて登場した「星遺物」カードの1枚。


「星杯」「クローラー」「機界騎士ジャックナイツ」「トロイメア」と、数々のテーマをサポートしつつ、「星遺物」という括りでの発展も着々と進んでおり、そのいくつかは汎用カードとしての採用も検討できる様な域にもあります。



上記各テーマのサポートとしては魔法・罠カードによるものが数としては多いものの、希少な「星遺物」の名を冠するモンスター群がサポート役として、「星遺物」にカテゴライズされたモンスターとして、サーチや自己再生能力を持つなど、ポテンシャル自体は決して低いわけではありません。








現状、「星遺物」というテーマとして、各種テーマのサポート役として、今ひとつ結果に結びつかないカテゴリとなっていますが、今後のカードプールの拡充次第では活躍が期待できる一面も持ち合わせています。


そんな「星遺物」へと新たに加わった『星遺物が導く果て』。


「星遺物」がこれまでサポートしてきたテーマに関連したものではなく、こちらは「星遺物」自体をサポートする「永続魔法」カードで、「星遺物」の名称を持つ事から、当然各種サポートの恩恵を賜る事ができます。


また、『星遺物が導く果て』自体が「星遺物」カードの循環を図るカードでもある為、「星遺物」を扱う上では積極的にアクセスしておきたいカードでしょう。







効果の性質から自分フィールドに1枚しか存在できない「永続魔法」


(1):「星遺物が導く果て」は自分フィールドに1枚しか表側表示で存在できない。


「永続魔法」である『ほしい物が導く果て』は自分のターン中にまずは発動し、その永続効果が適用されている状態で特定の条件を満たした際にその効果の処理を行う。といった運用が基本となります。


そんな中で課せられるフィールド上に1枚しか表側で存在できない。との比較的厳しい制約が設けられる所以は、『星遺物が導く果て』が持つ手軽に「星遺物」モンスターの展開を可能とする効果(2)の重複を防止する為でしょう。


(2):1ターンに1度、自分フィールドの表側表示のリンクモンスターが相手の効果でフィールドから離れた場合、
または戦闘で破壊された場合に発動できる。
手札・デッキから「星遺物」モンスター1体を守備表示で特殊召喚する。


『星遺物が導く果て』が自分フィールドに適用されている状況下で、1ターンに1度だけ発動が許されるのが、手札・デッキから任意の「星遺物」モンスターを特殊召喚する効果。


『星遺物が導く果て』による特殊召喚に対応する「星遺物」モンスターは現時点で4種類存在しています。


  • 『星遺物-『星杯』』
  • 『星遺物-『星鎧』』
  • 『星遺物-『星盾』』
  • 『星遺物-『星槍』』


しかし、各種「星遺物」モンスターは、「星遺物」がサポートを成す各テーマの特性を色濃く受け継ぐ傾向にあり、単純に場に出しただけでは有効活用が望めない場合もあります。


その中で、特殊召喚行為自体が能力のトリガーとなり、即座にリターンを得られる貴重な存在となるのが『星遺物-『星鎧』』です。








自身が手札から特殊召喚する能力を備える『星遺物-『星鎧』』は、如何なる召喚・特殊召喚時であっても「星遺物」カードのサーチを成す事ができる為、『星遺物が導く果て』から呼び出した場合、モンスターの供給と、後続の「星遺物」カードの獲得まで達成する事がかないます。


また、フィールド上では、自身をリリースする事で相手の「EXデッキ」を用いる展開に対しての妨害を成し、墓地から自身を除外する事で、こちらも「星遺物」カードをサーチする『星遺物-『星杯』』も選択肢としては悪くありません。



その他、『星遺物-『星盾』』『星遺物-『星槍』』については、先に挙げた2種と比較すると即リターンを得られるものではありませんが、前者は「EXデッキ」から特殊召喚されたモンスターが発動する効果を受け付けず、後者は「EXデッキ」からモンスターが展開される度に「星遺物トークン」をお互いのフィールドに生成するなど、最低限フィールド上での役割を持ってはいます。








しかし、戦闘面の貢献が見込めるとも言えず、『星遺物-『星槍』』については、手札から発動する能力が非常に有用である一方、フィールド上で適用されるトークン生成能力に関しては相手側にも適用されてしまう事からあまり良い選択肢とは言えませんが、フィールドに存在する限り相手は他の「星遺物」モンスターを攻撃できないなど、フィールド上で活きる見込みも皆無という訳ではありません。


ですが、守備表示でリクルートする性質上、元々が攻守ともに「0」である『星遺物-『星杯』』はともかく、「ATK/3000 DEF/ 0」で、墓地に送られた際の副次的効果も持たない『星遺物-『星槍』』は当効果に対応する「星遺物」モンスターの中で優先度は最も低いと言わざるを得ません。


その点、「ATK/ 0 DEF/3000」というステータスを持ち、実質デメリットが付随するものの、自己再生能力まで備えた『星遺物-『星盾』』や、「ATK/2500 DEF/2500」の『星遺物-『星鎧』』はステータス面から見ても悪くありません。


これら「星遺物」モンスターの中から状況に応じて任意のものをリクルート可能な『星遺物が導く果て』ですが、問題はその起動条件。
リンクモンスターが戦闘・相手の効果によってフィールドを離れる必要がある点でしょう。







受動的な発動条件


「星遺物」カードのサーチにも繋がるなど、ステータス面も悪くない「星遺物」モンスターのリクルートを行う「永続魔法」カード『星遺物が導く果て』の起動条件は自分フィールドのリンクモンスターが「戦闘破壊・相手の効果でフィールドから離れた場合」とされており、「星遺物」へのアクセスを成すには相手側のアクションが必要不可欠となります。


自分フィールドの表側表示のリンクモンスターが相手の効果でフィールドから離れた場合、
または戦闘で破壊された場合に発動できる。


先攻時に起動させるには、自分のリンクモンスターの展開に対して相手から『幽鬼うさぎ』や『PSYフレームギア・γ』等を発動してもらわなければなりません。



しかし、「永続魔法」である『星遺物が導く果て』は予め発動しておく必要があり、「星遺物」へのアクセスの可能性を知った上で相手側は妨害のタイミングを選ぶ事ができます。







これを相手側へ牽制の利点と取る事も出来ますが、到底過信できる程のものでもありません。


一方で、戦闘破壊にも対応している為相手フィールドにモンスターが存在する際には自爆特攻を行う事で能動的に「星遺物」へのアクセスを図る事も可能となります。


リクルート候補の筆頭とも言える「星遺物」モンスター『星遺物-『星鎧』』から即座にサーチ可能なカードには『星遺物の導き』『星遺物を継ぐもの』の様な蘇生カードや、『星遺物が導く果て』の性質上リンクを多用する方針となる事から、相互リンク状態のモンスターが存在する事で発動可能となる「カウンター罠」『星遺物に響く残叫』



これらも自分のターン中に獲得可能となれば、展開や盤面形成の補助として十分機能する見込みがあります。


起動条件が受動的で、リクルート先の「星遺物」自体の有力な選択肢も限られてはきますが、先にも挙げた蘇生やカウンター罠等を状況次第で選択できる『星遺物-『星鎧』』や『星遺物-『星杯』』へのアプローチの手段が増加した事で、数ある「星遺物」カードの活用もある程度期待できる様になります。
着々と種類を増やす「星遺物」。
今後の強化にも注目していきたいテーマです。







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