2017年12月21日木曜日

リンクの補助から『盆回し』要員まで、多用途な「フィールド魔法」『トリックスター・ライトアリーナ』。














トリックスター・ライトアリーナ

フィールド魔法
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分が「トリックスター」モンスターをリンク召喚した場合、
その素材とした自分の墓地の「トリックスター」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを効果を無効にして守備表示で特殊召喚する。
(2):1ターンに1度、相手の魔法&罠ゾーンにセットされたカード1枚を対象として発動できる。
このカードが存在する限り、セットされたそのカードはエンドフェイズまで発動できず、
相手はエンドフェイズにそのカードを発動するか、手札に戻さなければならない。








遊戯王.jp



2018年1月13日発売予定の新エキスパンション《フレイムズ・オブ・デストラクション》にて登場する「トリックスター」の新たな「フィールド魔法」カード。


同じく「トリックスター」の名を冠する「フィールド魔法」で、発動時に「トリックスター」モンスターをサーチする『トリックスター・ライトステージ』は「トリックスター」に於いて、貴重なスタートカードとしての役割を担いつつ、ダメージ量の増加や状況次第では相手の伏せカードへの干渉も可能と、非常に用途の広いデッキのエンジンともいうべきカード。



それに次いで登場する「トリックスター」の新たな「フィールド魔法」『トリックスター・ライトアリーナ』。
収録弾となる《フレイムズ・オブ・デストラクション》にて同時にリリースされる新規の「トリックスター」モンスターはこれまでのバーン効果に特化したものから、「リンク召喚」を意識したデザインへ傾向の変化がみられ、当の『トリックスター・ライトアリーナ』に関しても例外なく「リンク召喚」の補助が主な用途となりそうです。


「トリックスター」の名を冠するカードである為、「トリックスター」の万能サーチャー『トリックスター・キャンディナ』よりアクセス可能。



加えて、デッキの根幹を担う「フィールド魔法」『トリックスター・ライトステージ』へのアクセス手段の一つとして、採用も多く見受けられる『盆回し』の利用に当っては、2種類目の「フィールド魔法」となる『トリックスター・ライトアリーナ』の登場により、「トリックスター」カードのみの採択で運用が可能となります。



もちろん『混沌の場』等、相手への阻害効果のあるものを送りつけるに越したことはありませんが、「2018/01/01〜」施行のリミットレギュレーションより、準制限カードとなる『盆回し』の為だけに『混沌の場』を採用するとなれば、若干の抵抗感を抱かせます。



その際、以前であれば『チキンレース』等の採用がベターであったところに『トリックスター・ライトアリーナ』という「トリックスター」のサポートカードとしての役割も兼任する新たな選択肢が生まれます。



「トリックスター」の「リンク」を助ける「フィールド魔法」の登場は、「トリックスター」の構築に於ける柔軟性をこれまで以上に高める事となりそうです。







「トリックスター」のリンク召喚に反応する蘇生効果


(1):自分が「トリックスター」モンスターをリンク召喚した場合、
その素材とした自分の墓地の「トリックスター」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを効果を無効にして守備表示で特殊召喚する。


「トリックスター」に属する「リンク」モンスターを「リンク召喚」した場合に、その素材となった墓地の「トリックスター」モンスターを効果無効にし、守備表示で特殊召喚。
これによって更なるリンク召喚が望める効果。


「トリックスター」のリンクモンスターは現状、『トリックスター・フォクシーウィッチ』を除いた全てがリンク素材に


「トリックスター」モンスターX体(以上)


との指定が施されている為、基本的には「トリックスター」のリンクモンスターの成立時に『トリックスター・ライトアリーナ』の効果起動条件はクリアされるでしょう。



「トリックスター」リンクの中で最も豊富な「リンク2」の成立時に当能力を起動する事で、先ほど素材指定に関する例外として挙げた「トリックスター」の「リンク3」。
『トリックスター・フォクシーウィッチ』へと繋ぐことも叶います。


トリックスター・フォクシーウィッチ
リンク・効果モンスター
リンク3/光属性/天使族/攻2200
【リンクマーカー:上/左/右】
天使族モンスター2体以上
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが特殊召喚に成功した場合に発動できる。
相手フィールドのカードの数×200ダメージを相手に与える。
(2):リンク召喚したこのカードが戦闘・効果で破壊された場合に発動できる。
EXデッキからリンク2以下の「トリックスター」モンスター1体を特殊召喚する。
その後、相手フィールドのカードの数×200ダメージを相手に与える。







肝心の「トリックスター」に於ける「リンク召喚」の成立自体は、『トリックスター・キャロベイン』や、『トリックスター・キャンディナ』から『トリックスター・リリーベル』を回収する事で容易に「トリックスター」の「リンク2」は成し得ます。




また、『トリックスター・ライトアリーナ』発動下で《フレイムズ・オブ・デストラクション》収録の『トリックスター・ヒヨス』を素材に「トリックスター」をリンク召喚した場合、自身を含め、素材に使用した「トリックスター」モンスターを2体蘇生可能となり、「リンク4」の「トリックスター」である『トリックスター・ベラマドンナ』の成立や、追加でもう一体「リンク2」を構築するなど、更なるリンク展開へと繋がります。


尚、効果無効状態で蘇生させる為、リンク等への利用が基本となってきますが、「トリックスター」には自分フィールドの「トリックスター」モンスターを回収する手段。
『トリックスター・マンジュシカ』の存在がある為、『トリックスター・キャンディナ』や『トリックスター・キャロベイン』など、能力が優秀なモンスターの蘇生も手札次第では大変有意義なものとなります。



純粋なリンク素材の増量から、後続リソース供給への足掛かりまで、『トリックスター・ライトステージ』とは異なる方向性で、こちらも非常に幅広い用途が見込める「フィールド魔法」カードです。







セットカードを1ターンロックし、エンドフェイズ時にバウンス。


(2):1ターンに1度、相手の魔法&罠ゾーンにセットされたカード1枚を対象として発動できる。
このカードが存在する限り、セットされたそのカードはエンドフェイズまで発動できず、
相手はエンドフェイズにそのカードを発動するか、手札に戻さなければならない。


1ターンに1度、相手のセットされた魔法&罠ゾーンのカードに対して、そのターン中発動不可とする制約を課す効果。


この効果の発動に合わせて対象に指定したカードがチェーンされる可能性もある為、過信は禁物。
対象となったカードが発動機会の限定されるものであればそのターン中は確実に縛る事が出来ますが、対象選択の時点でそれを読み切るのは困難な為、基本的にはセットカードへの牽制としての役割となるでしょう。


また、効果処理が成立し指定したカードをそのターンのエンドフェイズ時までの拘束に成功した場合、相手は対象となったカードを「発動する」か「手札に戻す」かの選択を迫られる事となります。


大抵の場合は、対象選択の段階でチェーンされなかった場合、その後の処理時も発動されず、「手札へ戻す」が選択されるでしょう。
自ターンの運用を狙う罠であった場合は、タイムラグを助長し、確実に足を引っ張れます。


類似した効果が『トリックスター・ライトステージ』にも備わっていますが、あちらは「手札に戻す」ではなく「墓地へ送る」かの選択を迫る為、『トリックスター・ライトアリーナ』よりワンランク上の効果となっています。


とはいえ、双方1ターン限定ながらもセットカードへの対抗手段として「トリックスター」、延いてはそれに類したデッキ群に於いて大いに活躍の見込めるカードとなります。
デッキの初動を支える『トリックスター・ライトステージ』。
「リンク」による展開を大きく加速させる『トリックスター・ライトアリーナ』。
有用性に富んだ「フィールド魔法」を活かし、「トリックスター」の更なるステップアップに期待が膨らみます。









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