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剛鬼ジェット・オーガ
リンク・効果モンスターリンク2/地属性/戦士族/攻2000
【リンクマーカー:左/下】
「剛鬼」モンスター2体
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):1ターンに1度、自分フィールドの「剛鬼」カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊し、フィールドのモンスターを全て表側攻撃表示にする。
(2):このカードがフィールドから墓地へ送られた場合に発動できる。
自分フィールドの「剛鬼」モンスターの攻撃力はターン終了時まで500アップする。
2017年12月23日発売。
《LINK VRAINS BOX》へ新規収録が判明した「剛鬼」に属するリンクモンスター。
従来の「剛鬼」リンクモンスター同様、リンク素材の指定には
「剛鬼」モンスター2体
が例外無く施されており、既存の「剛鬼」リンク同様、基本的にはテーマ専用のリンクモンスターとなります。
フィールドから墓地へ送られた際には同名カード以外の「剛鬼」と名の付く"カード"をサーチする事が可能な各種「剛鬼」モンスターは、リンクシステムとの親和性に一際優れ、当初から注目度の高いテーマでした。
中でも墓地の「剛鬼」モンスターを2体、守備表示で蘇生させる魔法カード『剛鬼再戦』の存在は、前述の様に各種「剛鬼」モンスターからサーチ可能なカードとしては破格の性能となっており、これまでも「ランク3」エクシーズモンスター『M.X-セイバー インヴォーカー』から「剛鬼」を呼び出し、それらでリンク召喚。その後、墓地へ送られた「剛鬼」の能力によってもう一種類「剛鬼」モンスターを獲得。その「剛鬼」モンスターをさらにリンクの素材として利用する事で再びサーチ効果が発動。ここで、件の『剛鬼再戦』を獲得し、更なる展開の糧として目一杯有効活用して行くなど、一部では既に活躍を見せてはいました。
『捕食植物オフリス・スコーピオ』『捕食植物ダーリング・コブラ』から『ブリリアント・フュージョン』を獲得する動きが、流動的に上記の展開を実現可能とする代表的な例でしょうか。
「リンク」の補助としてはその性能を存分に活かし、貴重な戦力としても重宝された「剛鬼」。
しかし、当の「剛鬼」をテーマ単位で鑑みると、これまでに登場した専用リンクモンスターは軒並み「リンク3」以上で、テーマ内に「リンク2」の存在がなく、『剛鬼スープレックス』を初動とした場合、『剛鬼再戦』の発動は叶うものの、「剛鬼」がテーマとしてのアクションを完結させるには至らず、非常に歯がゆい展開を強いられてきました。
そんな「剛鬼」へ新たに加わる『剛鬼ジェット・オーガ』は待ちに待った待望の「剛鬼」の名を持つ「リンク2」。
このカードの登場により、「剛鬼」モンスターを素材に要する「リンク3」「リンク4」の成立が実質「剛鬼」モンスター2体で行える様になり、リンクテーマ「剛鬼」としての評価も向上が見込めます。
リリース時から「剛鬼」が求めて止まなかった「リンク2」の登場による理想的な強化を、ここへ来てついに獲得した格好となります。
「剛鬼」カードを糧に戦闘を強いる
(1):1ターンに1度、自分フィールドの「剛鬼」カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊し、フィールドのモンスターを全て表側攻撃表示にする。
1ターンに1度、自身を含めたフィールドの「剛鬼」カードを1枚破壊する事で、フィールドに存在する全てのモンスター表示形式を表側攻撃表示へと強制的に変更し、大きく戦闘ダメージを稼ぐ機会を得られます。
とはいえ、そもそも守備力を持たず、守備表示という概念が存在しない「リンク」モンスターが蔓延る現環境下では、モンスターを守備表示で構える機会も以前に比べ減少傾向にあります。
その為当能力を扱う際、相手モンスターへの効力を軽視し、自分のモンスターの表示形式を変更できる能力としても活用して行きたい所です。
『剛鬼スープレックス』によって「剛鬼」モンスターを場に並べ、2体で『剛鬼ジェット・オーガ』を構築。
素材として墓地へ送られた「剛鬼」の能力で『剛鬼再戦』と《LINK VRAINS BOX》にて登場する「フィールド魔法」『剛鬼死闘』をサーチする事でモンスターを維持しつつ能力発動まで至ることが可能となります。
剛鬼死闘
フィールド魔法
(1):このカードの発動時の効果処理として、このカードにカウンターを3つ置く。
(2):自分の「剛鬼」モンスターが戦闘で相手モンスターを破壊した場合に発動する。
このカードのカウンターを1つ取り除く。
(3):このカードの効果でこのカードに置かれているカウンターが全て取り除かれたバトルフェイズ終了時に、自分はこの効果を発動できる。
手札・デッキから「剛鬼」モンスターを可能な限り特殊召喚する(同名カードは1枚まで)。
その後、このカードにカウンターを3つ置く。
この際、『剛鬼再戦』を用い、素材として墓地に送られている「剛鬼」モンスターを2体蘇生させておけば、本来守備表示が強要され追撃とはならないモンスターを含め、戦闘ダメージを大きく稼ぐ事も狙えます。
また、状況次第では攻撃表示を強要した上で、《フレイムズ・オブ・デストラクション》収録の「剛鬼」リンク4モンスター『剛鬼ザ・マスター・オーガ』を以て相手フィールドの壊滅も見込めます。
剛鬼ザ・マスター・オーガ
リンク・効果モンスター
リンク4/地属性/戦士族/攻2800
【リンクマーカー:上/左下/下/右下】
「剛鬼」モンスター2体以上
(1):1ターンに1度、このカードのリンク先の自分の「剛鬼」モンスターを任意の数だけ持ち主の手札に戻し、
手札に戻した数だけ相手フィールドの表側表示のカードを対象として発動できる。
そのカードの効果をターン終了時まで無効にする。
この効果は相手ターンでも発動できる。
(2):このカードは相手モンスター全てに1回ずつ攻撃でき、
相手フィールドに表側表示モンスターが存在する場合、
その内の攻撃力が一番高いモンスターしか攻撃対象に選択できない。
予め『おジャマトリオ』等で攻撃力の貧弱な「トークン」を送りつけておく事で、多大な戦闘ダメージの発生を相手に依存せず、能動的に引き起こす事も可能。
能力起動に要するカードの破壊分も、「剛鬼」のサーチによって賄える点や、『剛鬼再戦』、戦闘によるアドバンテージの獲得により軽減が見込め、運用に際して最低限のリターンは確保できている能力。
戦闘ダメージを稼ぐ上では、相手への影響力のみならず、自分フィールドのモンスターにも戦闘に際して有効な活用を促すなど、慎ましくも力強い、堅実な能力と言えるでしょう。
自身が墓地へ送られる事で「剛鬼」を全体強化
(2):このカードがフィールドから墓地へ送られた場合に発動できる。
自分フィールドの「剛鬼」モンスターの攻撃力はターン終了時まで500アップする。
自身がフィールドから墓地へ送られた際に、自分フィールドに存在する「剛鬼」モンスター全体をそのターン中攻撃力500アップさせる能力。
墓地へ送られるだけで発動条件をクリア可能な為、リンク素材に用いた場合でもパンプアップを行う事が可能。
加えて、自身の効果(1)発動に際して破壊対象に自身を選択する事でも発動は叶います。
とはいえその場合は確実に総火力を落とす事になるので、あまり効果は得られないでしょうか。
先にも挙げた『剛鬼ザ・マスター・オーガ』の成立の中継点として『剛鬼ジェット・オーガ』を挟む事で、相手モンスター全体への攻撃を可能とする『剛鬼ザ・マスター・オーガ』の打点を強化し、戦闘をより優位に行うことも望めます。
また、当能力の発動に際しては、複数体の「剛鬼」モンスターを場に揃える事で効力も高まってゆきます。
ばら撒いた「剛鬼」モンスター全体への強化を狙うか、『剛鬼ザ・マスター・オーガ』等の大型モンスターへの一点集中か、「剛鬼」の軸となる基本展開の円滑化が見込める中継役の「リンク2」としては十分な性能と言えるでしょう。
『剛鬼ジェット・オーガ』の登場により各種「剛鬼」リンクモンスターや『剛鬼再戦』の扱い易さが大きく向上。今後は「剛鬼」に於けるテーマ独自の展開にも大いに期待ができそうです。
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