2017年11月11日土曜日

少々物足りなさを感じる「宝玉獣」の再録枠












《デュエリストパック-レジェンドデュエリスト編2-》


収録カードも全てが判明し、気がかりであった「宝玉獣」の再録枠も全容が明らかとなりました。


ところが、肝心の「宝玉獣」モンスターは2種の再録に留まり、今回の弾のみでは『究極宝玉神レインボー・ドラゴン』不成立と、少々寂寞さも漂うラインナップとなっています。


「宝玉獣」関連の再録リスト









宝玉獣ルビー・カーバンクル



「宝玉獣」に関するカードが多く収録された、「2012年5月12日発売」《DUELIST EDITION Volume 1》以来の収録。


「リンク」システム導入に伴い、下級モンスターを並べる事に特化する『宝玉獣ルビー・カーバンクル』の「宝玉獣」に於ける役割も大きく向上する事となります。


新規収録の『宝玉の絆』によって、魔法・罠ゾーンへの「宝玉獣」供給もこれまで以上の円滑化が見込め、『宝玉の導き』『宝玉の契約』を用いる従来の『宝玉獣ルビー・カーバンクル』へのアクセス手段に関してもその威力が増大。




今後も「宝玉獣」に於ける展開の要となっていく事が予想されます。








宝玉獣 サファイア・ペガサス



こちらも《DUELIST EDITION Volume 1》以来の再録。


新規カード『宝玉の絆』によってサーチする筆頭候補として「宝玉獣」のスタートカードとしての役割を担うモンスターで、『宝玉の絆』と合わせて複数の「宝玉獣」を魔法・罠ゾーンに供給可能。


前項の『宝玉獣ルビー・カーバンクル』絡みの展開を強化する上では必須で、その他のサポートカード『レア・ヴァリュー』や『宝玉の集結』等、「宝玉」のサポートカードを扱う上でも欠かせない存在となります。



無事再録された事には胸を撫で下ろしました。








究極宝玉神 レインボー・ドラゴン



「宝玉獣」の切り札的存在の『究極宝玉神 レインボー・ドラゴン』も収録。


こちらは「2012年5月12日発売」の《DUELIST EDITION Volume 2》以来の登場で、「宝玉獣」の切り札でありながらも扱い辛さが目立ち、不採用となるケースも大いにあり得るといった状態でしたが、新規収録の『究極宝玉神 レインボー・オーバー・ドラゴン』『究極宝玉陣』の影響から、『未来融合-フューチャー・フュージョン』の融合素材用であると共に自身の正規召喚も望めるデッキ構成が狙えるようになります。




融合を狙いつつ正規召喚の望みも残せる点は【レインボー・ネオス】時代からの進歩が見られます。



また、『宝玉の絆』による「宝玉獣」供給率の向上から『虹の引力』を用いたリクルートも実現が見込めます。



ド派手な『究極宝玉神レインボー・ドラゴン』搭載型の【宝玉獣】でも楽しめそうです。








宝玉の解放



2007年10月20日発売の《デュエリストパック-ヨハン編-》が初収録で、10年の時を経て遂に再録を果たした『宝玉の解放』。


性能的には「宝玉獣」の攻撃力を「800」上昇させる装備カードと、時代錯誤感が拭えませんが、自身がフィールドから墓地へ送られる事でデッキから「宝玉獣」モンスターを1枚、魔法・罠ゾーンに呼び出す効果を加味すれば、打点面に不安を抱える「宝玉獣」に於いては最低限の役割は担えるでしょう。


新規収録の『虹の架け橋』によるサーチに対応しており、攻撃面の不安解消の選択肢として取り入れておく事も視野には入ります。



「宝玉獣」複数展開への布石兼戦線維持程度の活躍は見込めそうです。








宝玉の樹



こちらも《デュエリストパック-ヨハン編-》が初出で、それ以来の収録となります。


「宝玉獣」が自分の魔法・罠ゾーンに置かれる度に自身に「ジェムカウンター」を実らせ、自身を墓地に送る事でそのカウンター分「宝玉獣」を魔法・罠ゾーンに呼び出す「永続魔法」。


こちらも『虹の架け橋』に対応する他、『宝玉の絆』の登場により魔法・罠ゾーンへの「宝玉獣」の供給率が格段に向上。


カウンターを稼ぎやすくなり、『宝玉獣ルビー・カーバンクル』を用いる展開の強化も見込めます。


『虹の架け橋』のサーチ先に1枚用意しておく程度ならば程良い活躍が見られるかもしれませんね。







「宝玉獣」展開札の再録は無し


『宝玉の導き』や『宝玉の契約』といった「宝玉獣」に於いてモンスターの展開を担うカード群は未収録。


また、新規収録の『宝玉の絆』によって発動が容易となった『レア・ヴァリュー』も「2012年5月12日発売」の《DUELIST EDITION Volume 1》以来収録されていないにも関わらず、今回は見送られたようです。
貴重なドローソースの再録が成されなかった事は非常に残念でなりません。
とはいえ、場に「宝玉獣」を残せなくなる為、『宝玉獣ルビー・カーバンクル』を用いる展開重視の【宝玉獣】ではアンチシナジーとなり、採用については一考の余地ありといったところでしょうか。
もしや、そこを考慮した収録回避…?
(再録枠に名を連ねる『究極宝玉神レインボー・ドラゴン』型との相性は良好)


その他にも、『虹の架け橋』対応の妨害札となる『宝玉の集結』も未収録で、何やら価格の上昇も見られるとか。


さて、結果としては肝心の『宝玉獣サファイア・ペガサス』収録も、「宝玉獣」に関しての再録枠は若干の物足りなさが否めず、「最低限は抑えた」という程度の印象に止まりました。


【宝玉獣】の構築には色々と《デュエリストパック-レジェンドデュエリスト編2-》未収録のカードを収集する必要がありそうですね。


新規収録の『虹の架け橋』『宝玉の絆』と非常に強力なサポートを得た「宝玉獣」。
是非とも手にとってその強化具合を体験しておきたい所です。








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