2017年11月12日日曜日

『鋼鉄の襲撃者』「機械族・闇属性」は思いのほか広範囲














鋼鉄の襲撃者ヘビーメタル・レイダース

フィールド魔法
(1):このカードがフィールドゾーンに存在する限り、
自分の機械族・闇属性モンスターは、それぞれ1ターンに1度だけ戦闘では破壊されず、
その戦闘で自分が戦闘ダメージを受けた場合、その数値分だけ攻撃力がアップする。
(2):1ターンに1度、自分フィールドの元々の種族・属性が機械族・闇属性のモンスターが、
戦闘または自身の効果でフィールドのカードを破壊した場合に発動できる。
手札から機械族・闇属性モンスター1体を特殊召喚する。









遂に発売となった《デュエリストパック-レジェンドデュエリスト編2-》


未判明枠となっていた部分にも新規・再録と多様なカードが名を連ね、「サクリファイス」「宝玉獣」「昆虫族」と「遊戯王」ファンの心をくすぐります。


そんな、未判明分の内の1枠を埋める新規カードの1枚。


鋼鉄の襲撃者ヘビーメタル・レイダース


同名は「遊戯王」では時折使用されているようで、ルビは多少異なるものの、かつてはパック名にも使用された事もあります。



また、原作・アニメ「遊戯王」に於いてもサブタイトルとして使用され、パック名含めいずれも「機械族」「バンデット・キース」に関係するタイミングに合わせて採用されてきたようです。



今回もその習わしの通り「バンデット・キース」に関連したカードの枠として収録されています。







「機械族・闇属性」に与える戦闘耐性


(1):このカードがフィールドゾーンに存在する限り、
自分の機械族・闇属性モンスターは、それぞれ1ターンに1度だけ戦闘では破壊されず、
その戦闘で自分が戦闘ダメージを受けた場合、その数値分だけ攻撃力がアップする。


「機械族・闇属性」と限られたモンスターに1ターンに1度の戦闘耐性を付与するフィールド魔法。
それぞれに耐性を付与できるため、「機械族・闇属性」モンスターを複数体用意出来れば、相対的に『鋼鉄の襲撃者ヘビーメタル・レイダース』の効力も増す格好。


また、その「機械族・闇属性」モンスターの戦闘で自分に発生する戦闘ダメージ分の数値を攻撃力に加えます。
これにより、次回の戦闘でそのモンスターを戦闘破壊できる見込みも十分あります。


しかし、基本的に先貼りが前提となる「フィールド魔法」の性質上「戦闘耐性+強化」を盾とした相手への牽制が主な役割となりますが、自ら攻撃を仕掛ける形で事前にステータス強化を施しておく事もできます。


また、相手ターンに「フィールド魔法」の発動を可能とする『メタバース』を用いる事で牽制以上の更なる実益にも繋がるでしょうか。








「機械族・闇属性」が齎す破壊をトリガーに後続を展開


(2):1ターンに1度、自分フィールドの元々の種族・属性が機械族・闇属性のモンスターが、
戦闘または自身の効果でフィールドのカードを破壊した場合に発動できる。
手札から機械族・闇属性モンスター1体を特殊召喚する。


「機械族・闇属性」モンスターの戦闘・効果によって発生するフィールドのカードへの破壊処理をトリガーとし手札の「機械族・闇属性」を場に送り出す効果。


戦闘を介した破壊は相手モンスターに打点で勝る事で容易に達成可能で、場合によっては『鋼鉄の襲撃者』の効果(1)がその助けとなる事でしょう。


効果を介する破壊については、『A・ジェネクス・ドゥルダーク』や『A・O・Jコアデストロイ』『A・O・Jカタストル』と、「A・O・J」系統のカードはトリガーとなり得るものを多数揃えています。



また、各種「サイバー・ダーク」の装備したモンスターを身代わりとする能力にも反応する為、そういった方向の利用も検討していきたい所です。



もちろん、《デュエリストパック-レジェンドデュエリスト編2-》に新規収録された『BM-4ボムスパイダー』との相性は良好で、相手の場に触れつつ『鋼鉄の襲撃者』の効果(2)を活かせます。
それを起点に手札から大型モンスターを『デスペラード・リボルバー・ドラゴン』と合わせて展開していくといった華やかなアクションを狙うデッキも構築できそうです。








自壊しつつ新たな「Kozmo」を呼び出す『Kozmo-ダークシミター』は手札から呼び出す候補として、『鋼鉄の襲撃者』の効果(2)へ繋ぐトリガーとして、上手く扱う事が出来れば多くのモンスターを展開可能と、非常にロマンがあります。



『マジック・リアクター・AID』『トラップ・リアクター・RR』と、「リアクター」もトリガーとして面白い働きを見せてくれるかもしれませんね。



他にも『キメラテック・ランページ・ドラゴン』や『人造人間-サイコ・リターナー』等も効果(2)のトリガーとなります。



『人造人間-サイコ・ショッカー』を扱うデッキに組み込んでも大変ユニークなものとなりそうですね。





全体的にファン要素が強く出ているものの、用途の広さからは可能性も垣間見える新規カードとなっています。









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