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『LINK VRAINS PACK』収録カード「暴走召喚師アレイスター」の情報を独占入手!https://t.co/NgzknWsUAk #遊戯王 #VRAINS pic.twitter.com/tbtGbXJjNc
暴走召喚師アレイスター
リンク・効果モンスターリンク2/闇属性/魔法使い族/攻1800
【リンクマーカー:左下/右下】
種族と属性が異なるモンスター2体
(1):このカードのカード名は、フィールド・墓地に存在する限り「召喚師アレイスター」として扱う。
(2):このカードが既にモンスターゾーンに存在する状態で、
融合モンスターが融合召喚された場合に発動できる。
手札を1枚選んで捨て、デッキから「召喚魔術」または「法の聖典」1枚を手札に加える。
(3):表側表示のこのカードが相手の効果でフィールドから離れた場合に発動できる。
デッキから「魔法名-「大いなる獣」」1枚を手札に加える。
遊戯王.jpにて独占公開(おや…既視感が…)された「召喚獣」をサポートする新規の「リンク」モンスター。
"2017年10月1日"より施行されたリミットレギュレーションにて"制限"という厳しい処遇を受けてしまった『召喚師アレイスター』。
あらゆるデッキへ出張し猛威を奮っていた「召喚獣」にとって、『召喚師アレイスター』が欠かせない存在である事は語るまでもありません。
その『召喚師アレイスター』への比較的重い規制は、それを扱うデッキに甚大なる影響を与え、以前の様にデッキの軸へ据えるには心許ないうえ、テーマの性質上発生するEXデッキの圧迫に対して、見合うリターンが得られない可能性も考慮されてか、採用率自体が激減。
「召喚獣」を前面に出した構築はもちろん、【〇〇召喚獣】といった様な派生タイプも以前に比べて明らかに減少。
そんな規制によって衰退した「召喚獣」への救済措置を《LINK VRAINS PACK》が試みます。
『召喚魔術』による「融合」を主戦術とする「召喚獣」に於いて、「リンク」から供給される擬似『召喚師アレイスター』は、果たして救世主となり得るのでしょうか。
異なる「種族」「属性」
種族と属性が異なるモンスター2体
『星杯神楽イヴ』と同様の素材指定。
「種族」「属性」が統一されがちな「テーマ」に於いて、当素材指定を満たす事はなかなかに至難の業。
汎用リンクを用いるにしても「リンク2」以上のモンスターを経由してはリンク数を1つ損する形。
となれば、比較的汎用な「リンク1」である『リンクスパイダー』や『リンクリボー』を介し、異なる「種族」「属性」の要項クリアを目指します。
幸いにも「トークン」を素材として利用可能な条件となっているため、上記の「リンク1」モンスターの有する「地属性・闇属性」「サイバース族」以外のトークンを2体生成できれば、後は一方を「リンク1」へと変換するのみで『暴走召喚師アレイスター』は成ります。
手軽にトークンを生成可能な『BF-朧影のゴウフウ』『トーチ・ゴーレム』辺りを用いる事で容易に『暴走召喚師アレイスター』まで漕ぎ着く事は可能。
とはいえ、ただ場に送り出すだけでは効果(1)
(1):このカードのカード名は、フィールド・墓地に存在する限り「召喚師アレイスター」として扱う。
こちらが適用された状態の「魔法使い族」「ATK 1800」、マーカーの向きを加味すれば利用価値はあるものの、若干味気ないモンスターが配置されるに留まります。
『暴走召喚師アレイスター』を「召喚獣」ギミックに噛ませるには、効果(2)の起動が必須案件。
そこに至るべく、もう一手間かける必要があります。
融合召喚をトリガーとし『召喚魔術』『法の聖典』を獲得
(2):このカードが既にモンスターゾーンに存在する状態で、
融合モンスターが融合召喚された場合に発動できる。
手札を1枚選んで捨て、デッキから「召喚魔術」または「法の聖典」1枚を手札に加える。
召喚・リバース時に『召喚魔術』をサーチする、ご存知"本家"『召喚師アレイスター』同様に融合手段の獲得が見込める能力ですが、自身がフィールドに存在するうえで「融合召喚」を成立させ、且つ手札コスト(厳密には効果処理)まで要するため、本家と比較して手軽とは言い難いでしょう。
しかし、こちらは『召喚魔術』のみならず、これまで「召喚獣」ギミック内で到達し得なかったサポートカード『法の聖典』へのアクセスも可能となっています。
「召喚獣」の融合体をそれと異なる属性のものに変換する「速攻魔法」、『法の聖典』は追撃や奇襲性に優れ、融合体をサクリファイスエスケープの後『召喚獣メルカバー』『召喚獣ライディーン』『召喚獣カリギュラ』等の相手の動きを阻害するモンスターに変換可能で、アクセス手段さえ確立すれば十分に利用価値のあるカード。
『簡易融合』等の1ターンしか維持出来ない「召喚獣」モンスターを即座に変換可能な点も見過ごせません。
しかし、これらを活かすためには『暴走召喚師アレイスター』を成立させた後、融合召喚までの道筋を無駄なく、端的に示す見込みのあるギミックが必要となります。
「リンク」+「融合」となれば、やはり「捕食植物」が適任でしょうか。
『捕食植物オフリス・スコーピオ』『捕食植物ダーリング・コブラ』これらを介する事で、『簡易融合』『ブリリアント・フュージョン』を筆頭に、ありとあらゆる「融合」手段の獲得が見込める他、ランク3エクシーズを用いた「剛鬼」展開や《LINK VRAINS PACK》収録の『彼岸の黒天使 ケルビーニ』による「植物族」の超展開と、まさに変幻自在。
その過程で『暴走召喚師アレイスター』に繋ぎ、『捕食植物ダーリング・コブラ』で獲得しておいた「融合」手段によって「召喚獣」ギミックへのアプローチは成立します。
『簡易融合』から「召喚獣」を経由し強靭な『召喚獣エリュシオン』成立や、『沼地のドロゴン』を用いれば任意の属性で融合が可能。
加えて『ブリリアント・フュージョン』からの柔軟な展開。
これらを駆使する事でも、強力な「召喚獣」を余すところなく味わえます。
とはいえ、『召喚師アレイスター』『召喚魔術』これらが誇る最大の魅力である驚異的なまでの完成された循環力。
一度、融合が成立してしまえば毎ターンの様に繰り返し行うことが可能で、新マスタールール移行後はそれについて若干の陰りが見えたものの、半永久的に後続を獲得し続ける持久力の高さが評価されていたことは事実。
この循環機能が『暴走召喚師アレイスター』には備わっておらず、恒久的な攻め手の確保は見込めません。
しかし、あらゆるデッキが実現可能な「リンク」であるこちらは召喚権に依存する"本家"に比べ様々な展開に絡むことも可能で、そういった面では大きく勝っており、これまでとは毛色の異なる「召喚獣」の一面を見られそうです。
『魔法名-「大いなる獣」』
(3):表側表示のこのカードが相手の効果でフィールドから離れた場合に発動できる。
デッキから「魔法名-「大いなる獣」」1枚を手札に加える。
能動的な前半の能力とは打って変わりこちらは相手依存の受動的な条件で発動する能力。
表側表示の自身が相手の効果によってフィールドから離れる必要があり、戦闘破壊はトリガーとなり得ません。
「ATK 1800」と決して高くない攻撃力ですが、基本的には融合素材として自ターンに場を離れる可能性が高い『暴走召喚師アレイスター』ではあるので、相手から放たれる除去等に対しての牽制程度には働くでしょうか。
とはいえ、サーチ先の『魔法名-「大いなる獣」』は除外されている自分の「召喚獣」モンスターを任意の数(同名は1体まで)守備表示で帰還させるというもの。
即ち、蘇生制限を満たした融合体が除外されている事が前提のカードで、既に「召喚獣」の融合が成立している状況下でこそ牽制として機能する可能性はありますが、基本的には有効的な運用を期待しないのが吉かもしれませんね。
『法の聖典』『魔法名-「大いなる獣」』と「召喚獣」サポートでありながら、供給手段に乏しかった物を選り分けられる事はたいへん喜ばしい限り。
肝心の融合に関する性能もまずまず及第点といったところでしょう。
本家ほどの万能感には及ばずとも、「召喚獣」の新たな道を切り開く可能性を大いに秘めた良いカードです。
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