BF-隠れ蓑のスチーム
チューナー・効果モンスター星3/闇属性/鳥獣族/攻 800/守1200
「BF-隠れ蓑のスチーム」の(2)の効果はデュエル中に1度しか使用できない。
(1):表側表示のこのカードがフィールドから離れた場合に発動する。
自分フィールドに「スチーム・トークン」(水族・風・星1・攻/守100)1体を特殊召喚する。
(2):このカードが墓地に存在する場合、
自分フィールドのモンスター1体をリリースして発動できる。
このカードを墓地から特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したこのカードをS素材とする場合、
他のS素材モンスターは全て「BF」モンスターでなければならない。
2014年5月17日発売。
《コレクターズパック-伝説の決闘者編-》にて登場した【BF】に属するチューナーモンスター。
自身が場を離れる際に「トークン」を生成する効果(1)。
自分フィールドのモンスターをリリースする事で墓地から自身(チューナー)を蘇生させる効果(2)。
どちらを取ってもチューナーとして申し分無い能力を備えるものの、自身の蘇生効果使用後は
他のS素材モンスターは全て「BF」モンスターでなければならない。
等、【BF】での運用がメインと捉えられてきたカードです。
しかし、「リンク」召喚の登場からは、トークンを生成する効果(1)。
さらに、リンク素材とする際は制約が適用されないため、自分フィールドのモンスターと墓地に存在する自身を入れ替える効果(2)にも有用性が増す事となり、頃来、評価が見直されつつある注目カードの1枚となっています。
「リンク」に於いては2体分のモンスターに
前述の様に、表側表示の自身がフィールドから離れた際に「スチーム・トークン」を1体生成する能力は「シンクロ」に於いては勿論、「リンク」素材とする事でも抜群のシナジーを発揮します。
(1):表側表示のこのカードがフィールドから離れた場合に発動する。
自分フィールドに「スチーム・トークン」(水族・風・星1・攻/守100)1体を特殊召喚する。
先攻1ターン目のトライは不可となりますが、『副話術士クララ&ルーシカ』を経由する事で、1枚から「リンク2」「リンク3」を成せる他、複数のモンスターと合わせる事で単純にリンク素材のカサ増しとしての運用も視野に入ります。
また、トークン生成効果に回数制限は無く、効果使用後に除外される等のデメリットも設けられていません。
故に、蘇生等を介して再利用した場合、何度でもトークンを生成可能。
リンク素材供給への貢献は間違いなし。
とはいえ、この程度であれば『BF-隠れ蓑のスチーム』である必要性は薄く、ユニークポイントとしては弱いです。
『BF-隠れ蓑のスチーム』飛躍の端緒となる存在。
それが、《LINK VRAINS PACK》収録。
巷で話題の『水晶機巧-ハリファイバー』です。
水晶機巧-ハリファイバー
リンク・効果モンスター
リンク2/水属性/機械族/攻1500
【リンクマーカー:左下/右下】
チューナー1体以上を含むモンスター2体
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがリンク召喚に成功した場合に発動できる。
手札・デッキからレベル3以下のチューナー1体を守備表示で特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターは、このターン効果を発動できない。
(2):相手のメインフェイズ及びバトルフェイズにフィールドのこのカードを除外して発動できる。
EXデッキからSモンスターのチューナー1体をS召喚扱いで特殊召喚する。
こちらのリンク素材として、リクルート先の候補として脚光を浴び、様々な連続リンク展開の補助役として期待されており、既に多くのアクションに組み込まれ、『水晶機巧-ハリファイバー』による展開幅の拡大に務めています。
※『水晶機巧-ハリファイバー』の効果(1)によってリクルートされたモンスターは効果を発動できないと記されていますが、同様の記述のある『超量士レッドレイヤー』の裁定が、「フィールドに存在する限り効果を発動できない」と扱う事から、『水晶機巧-ハリファイバー』にも同裁定が下されるのではないかと予想されています。
一見「BF」色の強い効果(2)も「リンク」によって柔軟性向上
(2):このカードが墓地に存在する場合、
自分フィールドのモンスター1体をリリースして発動できる。
このカードを墓地から特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したこのカードをS素材とする場合、
他のS素材モンスターは全て「BF」モンスターでなければならない。
自分フィールドのモンスターを"リリース"する事で自身を蘇生させる能力。
「シンクロ」素材として運用するうえではデメリットとなる
他のS素材モンスターは全て「BF」モンスターでなければならない。
という一文ですが、「リンク」素材に用いる場合はこの限りではありません。
その為、フィールドのモンスターを余分に"墓地へ送る"乃至は"リリース"する事が可能となり、それらをトリガーとするモンスター効果の運用に一役買います。
リンク先のモンスターが墓地へ送られる事で、手札からモンスターを特殊召喚する『ファイアウォール・ドラゴン』。
《LINK VRAINS PACK》収録。
単体でも強力なリンクモンスターに数えられ、自身がリリースされる事によりデッキから「ドラゴン族」を呼び出す『天球の聖刻印』。
天球の聖刻印
リンク・効果モンスター
リンク2/光属性/ドラゴン族/攻 0
【リンクマーカー:左下/右下】
ドラゴン族モンスター2体
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):相手ターンに1度、このカードがEXモンスターゾーンに存在する場合、
自分の手札・フィールドのモンスター1体をリリースして発動できる。
フィールドの表側表示のカード1枚を選んで持ち主の手札に戻す。
(2):このカードがリリースされた場合に発動する。
手札・デッキからドラゴン族モンスター1体を選び、
攻撃力・守備力を0にして特殊召喚する。
トークンの生成に加えて、チューナーの確保を成立させる効果(2)を利用し、『BF-隠れ蓑のスチーム』を起点として『水晶機巧-ハリファイバー』へ繋ぐ事も可能となっており、《LINK VRAINS PACK》によって飛躍的に強化される。
大変先行きの明るいモンスターとなっています。
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