2017年9月21日木曜日

「カリスマデュエリスト」達の決闘動画を視聴した感想。








2017/9/21
「遊戯王」に於いて公式(?)キャラクターとして親しまれる(?)「カリスマデュエリスト」と呼ばれる方々の対戦風景を収録した動画が「YouTube」「Vジャンプチャンネル」にて公開されました。



対戦カードは、発売の近いエキスパンションパック《エクストリーム・フォース》にて強化が期待される【ヴァレット】を操る「イバルバー」氏。

対するプレイヤーはお馴染みの「コイン・トス之助」氏。
使用するのは、環境でも猛威を奮う、ご存知【SPYRAL】。
発売して間もない《エクストラパック2017》のプロモーションを兼ねてのデッキ選択である事は容易に見当がつく。

「少々実力に差のあるマッチングとなってしまったのでは?」
という一抹の不安を抱えつつも、公式の対戦動画に興味津々な私は期待に胸を膨らませ、再生ボタンを押し視聴を開始した。






Vジャンプ2017年11月特大号のCMを挟みつつ、緩い雰囲気で冒頭のトークが展開される。

「話題の【SPYRAL】は強いぞ!」など
タイムリーな会話を2分ほど交わし、早速対戦へと移って行く。

まずは、先攻後攻の選択権を賭けたじゃんけん。
見事勝利し、選択権を得たのは【ヴァレット】を操る「イバルバー」氏。

強力な先攻展開を売りとする対【SPYRAL】に於ける第一関門は突破と言ったところ。
しかし、ここで痛恨のミス!(デッキ的な選択かもしれないので一概にはいえませんが)

イバルバー氏「あえて後攻を」

【SPYRAL】に対して後攻を選択。
早速強気な手を打っていきます。

対する「トス之助」氏、嬉々としたテンションで応対し、デュエルスタート!

「トス之助」氏初手を確認。
少考の末、手札から『SPYRAL-ダンディ』の効果を起動。

しかし、初動であるため、当然相手のデッキトップのカードは不明。

簡単な効果説明の後、モンスターを宣言。
トス之助氏「デッキの半分くらいはモンスターでしょ」

ごもっともです。

ここで私は思いました。
「これは『SPYRAL-ザ・ダブルヘリックス』効果起動への布石である」と
おそらく『SPYRAL GEAR-ドローン』へのアクセスが成せぬ状態で、「トップの確認兼的中すれば儲けもの」という戦術なのだ。
そう信じて疑わなかった私は、これ以上の疑問は持たず、引き続き視聴。

効果処理に入り、トップのカードを確認する。
トップは見事に「モンスター」!
【SPYRAL】側はトップの確認に加え『SPYRAL-ダンディ』の特殊召喚に成功。

持ち得る札では最善。
盤石の滑り出しといっていいスタートを切った。

ここで私は次に出てくるモンスターを無意識に予想する。
『SPYRAL-ジーニアス』からの強展開?
その他のモンスターで控えめな展開?

しかし、この後召喚されたモンスターに度肝を抜かれる事となる。

トス之助氏「『SPYRAL GEAR-ドローン』を召喚。」

私「?…??????」

動画内で横からの指摘が入り、本人達もプレイに対してのミスを自覚。
結果的に同様の展開とはなるものの、初歩的にも程があるミスに愕然。

ここで私は動画を閉じる事を決意するも、「ここまで観たからせめて先攻展開だけは見届けよう」と決め、失望に苛まれつつも視聴を続けた。






場に展開された
『SPYRAL-ダンディ』
『SPYRAL GEAR-ドローン』

これらで早速「リンク召喚」と宣言。

出てきたのはお馴染み『SPYRAL-ザ・ダブルヘリックス』。

さらにその効果で『SPYRAL-グレース』をリクルート、その効果により『SPYRAL MISSION-救出』をサーチ。
ここまでは、【SPYRAL】の定石となるムーヴである。

順調に展開をこなし、
『SPYRAL-ザ・ダブルヘリックス』
『SPYRAL-グレース』で「リンク召喚」。
『デコード・トーカー』がリンク召喚される。

その後『SPYRAL-グレース』の効果により、『SPYRAL RESORT』『SPYRAL-ボルテックス』を獲得。

さらに『SPYRAL RESORT』の効果で『SPYRAL GEAR-ラスト・リゾート』を獲得。

それらを用い、
『デコード・トーカー』
『SPYRAL-ボルテックス』(『SPYRAL GEAR-ラスト・リゾート』装備)
と、まずまずの布陣でターンを回す。

その時!
ふと目に飛び込んで来たのが「トス之助」氏の手札。

『ワン・フォー・ワン』…?
『二重召喚』…?

…先攻展開を無事見届けたため、そっと動画を閉じた。






先攻展開に関しては理解できる部分も…


先攻展開がこの様な結果になってしまった背景に、「トス之助」氏がパターンを知らなかったという可能性以外にも
「ややこしい展開を披露する事にメリットが薄い。」という理由も考えられます。

仮に、動画制作側の意図した対象年齢層が"低い"のであるとすれば、この方向性にも納得ができるというもの、破茶滅茶な先攻展開を披露する事で、編集作業量の増加、動画自体のテンポの悪化、とデメリットが先行する形となります。

これを踏まえた場合、先攻展開の簡素化は理解できます。(希望的観測)

しかし、問題は初歩的なプレイ。
『ドローン』『ダンディ』で不確定な『ダンディ』スタートを選択する事は、「初心者・新規プレイヤー向けに制作する」といった意図と相反するのではないでしょうか。

となれば、制作側の知識不足と言わざるを得ないよう思えてなりません。
「遊戯王」をより良いコンテンツに。
そのためには広報として先頭に立つべき「カリスマデュエリスト」の方々。

キャラクター性は高いのですからゲーム自体、ひいてはルールに関して、もう少し頑張ってもらいたいものです。

以上。
動画の前半のみを視聴した1遊戯王プレイヤーの意見でした。




4 件のコメント:

  1. 単純にあの動画を見て吐き気がした。
    理不尽なSPYRALをこれだけ押し付けて何がしたいのか。
    まだ出張先で個性が出ていた十二獣や真竜がかわいくみえてくる。

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    1. ↑論点はそこじゃないんだよなぁ…

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  2. 自分の対戦動画を必見とか言ってるここの管理人の方がどうかと思うわ

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    1. 管理人のmashcatです。
      コメントありがとうございます。

      それにしてもごもっともなご意見で…たしかに「必見」は過剰でした。何か代わりのワードに修正致します。貴重なご意見感謝致します。

      ただ、投稿する側の心持ちとしては、短い文で「観てね!」という精一杯の表現をしたつもりでございました。
      不快に思われたのでしたら大変申し訳ございません。

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