2017年9月14日木曜日

『アンダークロックテイカー』「リンク2」のマーカーも使いやすくなってきました。








アンダークロックテイカー

リンク・効果モンスター
リンク2/闇属性/サイバース族/攻1000
【リンクマーカー:左/下】
効果モンスター2体
(1):1ターンに1度、このカードのリンク先の表側表示モンスター1体と、
相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
その相手モンスターの攻撃力はターン終了時まで、
対象としたリンク先のモンスターの攻撃力分だけダウンする。






《エクストリーム・フォース》収録の新たなリンクモンスターの1枚。


つい先日登場したばかりの『コード・トーカー』に続き、「効果モンスター2体」と、緩い条件から成る「リンク2」のモンスターとあって、情報が公開されるやいなや、その性能は注目の的となりました。

能力自体が実戦投入レベルであり、さらには「真下・左」へ向いたマーカーを持ち、『コード・トーカー』の「存在意義を問われるのでは?」との意見までありますが、そんな事はありません。

何故なら、マーカーの向きに違いがあり、「エクストラモンスターゾーン」から下に向いたマーカーに対し、その下に配置したとしても、相互リンクを成す事が不可能となります。

対して『コード・トーカー』はマーカーが「上・下」となっており、「エクストラモンスターゾーン」に配置した『ファイアウォール・ドラゴン』等の下に配置する事で、相互リンクを成す事が可能となります。

『アンダークロックテイカー』が輝くのは、自身を「エクストラモンスターゾーン」へ配置する。もしくは「エクストラモンスターゾーン」の「右下」。特に、相互リンクを意識するのであれば右寄せを意識して運用していきたいところですね。


同じ汎用「リンク2」「下向きマーカー」と共通点が多く、『コード・トーカー』と比較してしまいがちですが、根本的に性質の違うカード。という事がマーカーの向きからも読み取れます。

マーカーの向きによって役割が大きく変わる「リンク」モンスター。

では、ここからは"モンスター"の肝要である。
効果について、考えていきます。


自ターンに限られるものの、相手モンスターへの弱体化効果は優秀。

(1):1ターンに1度、このカードのリンク先の表側表示モンスター1体と、
相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
その相手モンスターの攻撃力はターン終了時まで、
対象としたリンク先のモンスターの攻撃力分だけダウンする。


まず、「リンク2」の『アンダークロックテイカー』を場に出し、さらにはリンク先に一定以上の打点を有するモンスターを用意する必要があり、それなりに手間の掛かる効果と言えます。

ですが、「トークン」等、大量に特殊召喚する事ができ、「リンク」に特化したデッキであれば、容易に条件を整える事は可能で、尚且つ下級「リンク」モンスターは打点の面で不安を抱えるものも多く、『アンダークロックテイカー』の効果条件を満たしつつ、盤面解決への活用も成す。といった運用も十分に実戦レベルで起こり得るケースと考えられます。

また、「弱体化」効果をメインとして考えず、相手モンスターさえ存在すれば手軽に自分のモンスターを"対象に取る"ことが可能。という見方もできます。

その視点から見れば、対象を取ることで効果を発揮するカードを活かすには適した効果と言えるかもしれません。

『青き眼の乙女』
【ヴァレット】など






駒が出揃いつつある「リンク」


元より汎用性の高さは評価されていた「リンク」システム。
しかし、当初はその控えめな性能から、まだまだ「エクストラデッキ」を埋め尽くすには程遠いと思われましたが、このところは、「リンク」モンスターの種類も増え、「優秀な駒も揃ってきている」と感じます。

マーカーの向きにしても、リリース当初に比べれば格段に柔軟性が増し、カードの配置にもより一層気を使うこととなります。
また、妨害に至っても、『トライゲート・ウィザード』の存在があり、「リンク」のみでも引き締まった場が築けるようになりました。
『ファイアウォール・ドラゴン』の妨害兼リサイクル力は健在ですし、ループ紛いの動きもあります。


今後、どんどん強化されていくであろう「リンク」ですが、目前に迫るはレギュレーション改訂。
再浮上を図る遊戯王にとって今回の改訂は非常に重要なものとなります。

「リンク」の未来のためにも、良い改訂が施されることを願います。




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