2018年2月12日月曜日

【 #遊戯王 『海亀壊獣ガメシエル』】レアリティコレクションにて唯一再録された「壊獣」。攻撃力がテーマ内最弱であるが故に最強…?














海亀壊獣かいきかいじゅうガメシエル

効果モンスター
星8/水属性/水族/攻2200/守3000
(1):このカードは相手フィールドのモンスター1体をリリースし、
手札から相手フィールドに攻撃表示で特殊召喚できる。
(2):相手フィールドに「壊獣」モンスターが存在する場合、
このカードは手札から攻撃表示で特殊召喚できる。
(3):「壊獣」モンスターは自分フィールドに1体しか表側表示で存在できない。
(4):相手が「海亀壊獣ガメシエル」以外の魔法・罠・モンスターの効果を発動した時、
自分・相手フィールドの壊獣カウンターを2つ取り除いて発動できる。
その発動を無効にし除外する。



さいごにアンケートを設置しております。
是非ご参加ください。








遂に発売となった《RARITY COLLECTIONレアリティ コレクション -20th ANNIVERSARY EDITIONアニバーサリー エディション-》。


昨今のOCG環境で著しい活躍を収めたカードや、入手が困難なもの、人気の高いものなどを中心に一部新規カードを加えた豪華絢爛な再録パック。


また「RARITY COLLECTIONレアリティ コレクション 」の名は伊達ではなく、収録カード全てが「スーパーレア」以上での収録となり、「ノーマル」「レア」など、光沢が施されていなかったレアリティのカード群も同弾への再録に伴い、装い新たに煌びやかな姿へと生まれ変わります。
コレクター、プレイヤー、共に高レアリティ愛好家にとっては、これほどまでにレアリティの向上が見込めるパックは存在せず、再録の内容自体の豪華さも相まって多くの「OCG」ファンを魅了しています。


そんな《RARITY COLLECTIONレアリティ コレクション -20th ANNIVERSARY EDITIONアニバーサリー エディション-》にて再録を果たしたカードの1枚となる『海亀壊獣ガメシエル』。


元は「OCG」に先駆け海外版の「TCG」にて登場したテーマである「壊獣」。
「テーマ」としてのみならず、あらゆるデッキへと主張もこなす各種「壊獣」モンスターの日本国内での収録は初収録となった《EXTRA PACK 2016》以来無く、数ある中で今回の『海亀壊獣ガメシエル』が「壊獣」モンスター括りで初再録となります。







攻撃力が3000を超えるものも存在する中で、「ATK/2200」と「壊獣」界最弱の攻撃力を誇りつつも総合力では最強クラスとなる『海亀壊獣ガメシエル』が《RARITY COLLECTIONレアリティ コレクション -20th ANNIVERSARY EDITIONアニバーサリー エディション-》へと選出された事は至極当然と言えます。


モンスターのステータス面の基本的な認識として「ATK/DEF」共に高い数値であるに越した事はありません。
しかし、こと「壊獣」に関していえば、相手のモンスターを除去しつつ相手フィールドに特殊召喚する性質を持ち、そちらが「壊獣」の主な運用方法となる為、単体の運用に限ってはその常識には当てはまりません。
相手モンスター、それも破壊耐性や対象選択不可のモンスターに対しての解答としても有用な「壊獣」ですが、脅威を排除するにあたり、高レベルに見合う程度のステータスを備える「壊獣」を相手の場に送りつけてしまう事から、その後の処理が容易となるステータス、攻撃力がテーマ内最低の『海亀壊獣ガメシエル』がそれについては適任とされているが故、今回《RARITY COLLECTIONレアリティ コレクション -20th ANNIVERSARY EDITIONアニバーサリー エディション-》の収録リストへ名を連ねるまでに至ったのでしょう。


基本的には相手フィールドに特殊召喚される「壊獣」という枠組みのモンスターとして最も対処が容易で、汎用性という面では非常に長けている一方で相手フィールドに「壊獣」が存在する状況を作り出すことができれば、「壊獣」は自分のフィールドに特殊召喚する事も可能となるものの、その際は除去として利となる攻撃力の低さが仇となってしまいます。
自身の能力を以て特殊召喚する場合、その表示形式が攻撃表示に限定される点も、せっかく備える高い守備力を活かすには至りません。







この様に、あらゆる耐性をすり抜け、その後の処理が容易な汎用除去モンスターとしては大変に有用な『海亀壊獣ガメシエル』ですが、全てに於いて他の「壊獣」を凌ぐというわけではありません。



また、「壊獣」テーマとして備える「壊獣カウンター」に関連した能力についても相手のあらゆるアクションに対して妨害を可能としますが、肝心の「壊獣カウンター」を拵えるには『KYOUTOUウォーターフロント』など、専用カードを利用する他なく、『海亀壊獣ガメシエル』が有する汎用性とは少々異なるベクトルへと伸ばしていく事となります。


(4):相手が「海亀壊獣ガメシエル」以外の魔法・罠・モンスターの効果を発動した時、
自分・相手フィールドの壊獣カウンターを2つ取り除いて発動できる。
その発動を無効にし除外する。








「壊獣」に属するモンスターとしても非凡な能力を備える『海亀壊獣ガメシエル』。
擬似的な除去カードとしての運用により脚光を浴びたカードであり、「レベル8」である為に『トレード・イン』のコストとしても利用可能な上、『雪花の光』の登場により一躍シェアを伸ばし始めた【海皇水精鱗】系統のデッキでは、『水精鱗-ディニクアビス』『水精鱗-メガロアビス』を始め、「ガエル」ギミックを採用している場合は『鬼ガエル』のコストとしても運用可能な「水属性」という点が評価される見込みもあります。




その低い攻撃力が場合によっては欠点ともなり得るものの、その点が汎用カードとしての「壊獣」における最大の利点でもあり、攻撃力が最弱であるが故に高く評価されているカード。
「壊獣」モンスター初の再録、それも「RARITY COLLECTION」という、大半がその性能を高く評価されたカードで構成されるこの上ないパックへの収録も頷ける。
「壊獣」界きっての精鋭と言える優秀なカードです。



















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