キメラテック・メガフリート・ドラゴン
融合・効果モンスター星10/闇属性/機械族/攻 0/守 0
「サイバー・ドラゴン」モンスター+EXモンスターゾーンのモンスター1体以上
自分・相手フィールドの上記カードを墓地へ送った場合のみ、EXデッキから特殊召喚できる(「融合」は必要としない)。
このカードは融合素材にできない。
(1):このカードの元々の攻撃力は、このカードの融合素材としたモンスターの数×1200になる。
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2018年2月10日発売予定の
《RARITY COLLECTION -20th ANNIVERSARY EDITION-》。
過去に一線級の活躍を収めたカードの再録を中心としたシリーズの第2弾的な位置付けとなる同弾ですが、一部例外として2017年10月に「TCG(海外版)」圏のみで発売された《Legendary Dragon Decks》にて、海外先行カードとして収録された新規カード3種も《RARITY COLLECTION -20th ANNIVERSARY EDITION-》への収録が決定しており、『キメラテック・メガフリート・ドラゴン』もその中の1種となります。
海外版の情報が出回った当時、日本国内の環境はそれこそ《エクストラパック2017》
が発売して間もなく、来日したばかりのテーマ【SPYRAL】に手を焼いていた時期で、それらが繰り出す強固な布陣に対して有効となる『キメラテック・メガフリート・ドラゴン』は解決札としてすぐにでも採用したいカードでした。
その後改訂を以て【SPYRAL】は順当に規制を受けた事で弱体化を余儀なくされており、『キメラテック・メガフリート・ドラゴン』の判明時からもそれなりに期間が空いてしまってはいますが、依然「EXデッキ」を用いる展開への対抗策として『キメラテック・メガフリート・ドラゴン』の採用と、その運用に際して必要不可欠な「サイバー・ドラゴン」モンスター。
先攻展開に対する解として、これらにかかる期待は大きいです。
エクストラモンスターゾーンに対する除去としての運用
「サイバー・ドラゴン」モンスター+EXモンスターゾーンのモンスター1体以上
「キメラテック」の名を冠する融合モンスターの1種である『キメラテック・メガフリート・ドラゴン』はその他の融合体と同様に「サイバー・ドラゴン」に関連した素材の指定が施されています。
とはいえ、古くから存在する『キメラテック・オーバー・ドラゴン』『キメラテック・フォートレス・ドラゴン』がカード名として『サイバー・ドラゴン』を指定するのに対して、比較的新しい部類の『キメラテック・ランページ・ドラゴン』と、当の『キメラテック・メガフリート・ドラゴン』に関しては「サイバー・ドラゴン」モンスターと僅かに指定の緩和が見受けられるなど、時代の変化が如実に現れており、当時を知るプレイヤーは懐かしさ以外の感情も湧いてくるのではないでしょうか。
また、「キメラテック」融合モンスターには融合を必要とするものと、そうでないものに分かれており、『キメラテック・メガフリート・ドラゴン』は後者、「融合」を必要としない方の融合体となります。
自分・相手フィールドの上記カードを墓地へ送った場合のみ、EXデッキから特殊召喚できる(「融合」は必要としない)。
このカードは融合素材にできない。
エクストラモンスターゾーンに存在するありとあらゆるモンスターをフィールドの「サイバー・ドラゴン」モンスターと共に墓地へ送る事で成立。その際墓地に送るモンスターのコントローラーを問わないため、各種「サイバー・ドラゴン」モンスターを実質的な除去手段として利用する事が可能となります。
また、自身は融合素材として使用不可とされている為、仮にエクストラモンスターゾーンに配置したとしても、相手の「サイバー・ドラゴン」から容易に切り返されるといった事はありません。
かつては『キメラテック・フォートレス・ドラゴン』と共に「機械族」へのメタとして重宝された『サイバー・ドラゴン』。
『キメラテック・メガフリート・ドラゴン』の登場により、対応範囲が大幅に拡大し、今後は除去手段としての採用も十分視野に入る事となるでしょう。
『キメラテック・メガフリート・ドラゴン』を採用するにあたっては「エクストラデッキ」を1枠以上設ける必要がありますが、それでも昨今の連続リンク展開、「エクストラリンク」への解として一考の価値はあります。
一方でメインモンスターゾーンのモンスターへは干渉不可能な点など、単純な除去性能では「壊獣」等に軍配が上がり、万能という訳にはいきませんが、相手にモンスターを与えるそれらとは異なり、打点を擁立しながら除去を行えます。
また、リンク展開の着地点として多く利用される『トライゲート・ウィザード』などは「相互リンク3」である事が妨害役として働く条件となる為、エクストラモンスターゾーンのモンスターを退ける際、「サイバー・ドラゴン」モンスターの召喚・特殊召喚から『キメラテック・メガフリート・ドラゴン』の成立までにチェーンブロックが発生する処理が存在しない点を活かし、相互リンク状態の瓦解が容易に狙えるようになるなど、最先端のリンク展開に対しても有効に働く可能性を大いに秘めています。
《フレイムズ・オブ・デストラクション》にて登場した汎用リンクモンスターの塊「トロイメア」によって相互リンク状態のモンスターに複数の耐性を付与し、「エクストラリンク」達成も可能となっている現在、それらへの対抗手段としても見込みも十分にあります。
自身の攻撃力は素材の数次第
(1):このカードの元々の攻撃力は、このカードの融合素材としたモンスターの数×1200になる。
『キメラテック・メガフリート・ドラゴン』の元々の攻撃力は「0」ですが、『キメラテック・フォートレス・ドラゴン』同様、融合素材と指定の使用したモンスター1体につき攻撃力が上昇。
その値は「1200」となっており、エストラモンスターゾーンが最大で2箇所、「サイバー・ドラゴン」モンスターを含め3体の使用により「ATK/3600」が現状の最大打点となります。
しかし、エクストラモンスターゾーンのモンスターを2体素材とする場合、相手が「エクストラリンク」を達成している必要があり、そうでなければ自分の展開したモンスターを素材としなければなりません。
ステータス面などで、素材に使用した方が良い場合もありますが、基本的には「サイバー・ドラゴン」モンスターを含め2体で融合するものと考えておいて良いカードなのかもしれません。
また、素材として使用する「サイバー・ドラゴン」モンスターはご存知の通り「機械族」である為、『水晶機巧-ハリファイバー』を利用する展開の中でも応用の範囲が極めて広く、使用頻度の高い有用なアクションの1つ。
『幻獣機オライオン』をリクルートし、2体で『サモン・ソーサレス』をリンク召喚する動きの過程で、『幻獣機オライオン』が墓地に送られた際に生成する「機械族」の「幻獣機トークン」を『サモン・ソーサレス』効果(2)の対象とし「機械族」である各種「サイバー・ドラゴン」モンスターをリクルートする事で、簡易的な除去と打点の擁立がかないます。
動き自体が様々な妨害要素を受けてしまう為、切り返しの際の確実性としては低いでしょうが、デッキから「サイバー・ドラゴン」モンスターを呼び出す事は容易に可能であるという点は意識の中に留めておいても損ではないでしょう。
また、一概に「サイバー・ドラゴン」モンスターといってもその選択肢は豊富で、「機械族」という面や墓地に落とすギミックなど、シナジーが見込めるならば『サイバー・ドラゴン・コア』の採用も視野には入ります。
そうでなければ、やはり自身を特殊召喚可能な『サイバー・ドラゴン』が最適でしょう。
また、『トゥーンのもくじ』からサーチが可能で、『サイバー・ドラゴン』と同様に特殊召喚が容易な『トゥーン・サイバー・ドラゴン』の存在も場合によっては候補となり得ます。
デッキ毎に適した「サイバー・ドラゴン」モンスターを選定する事で、『キメラテック・メガフリート・ドラゴン』活用のさらなる円滑化が見込める事でしょう。
いずれにしても、今後が非常に楽しみなカードです。
トゥーンが融合素材になるのは知らなかったので、構築のアクセントにしてみようと思います
返信削除トゥーンも込みで「サイバー・ドラゴン」括りのモンスター全体が擬似除去持ちになったのは大きいですよね!
削除選択肢も広がり、構築段階から楽しめる要素が増して嬉しい限りです。