2017年12月2日土曜日

『地霊神グランソイル』のテキストが変更。こういった告知は徹底して頂きたいところです。












地霊神ちれいしんグランソイル

効果モンスター
星8/地属性/獣戦士族/攻2800/守2200
このカードは通常召喚できない。
自分の墓地の地属性モンスターが5体の場合のみ特殊召喚できる。
このカードが特殊召喚に成功した時、
自分または相手の墓地のモンスター1体を選択して
自分フィールド上に特殊召喚できる。
このカードがフィールド上から離れた場合、
次の自分のターンのバトルフェイズをスキップする。

※テキスト変更後


このカードは通常召喚できない。
自分の墓地の地属性モンスターが5体の場合のみ特殊召喚できる。
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが特殊召喚に成功した時、
自分または相手の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを自分フィールドに特殊召喚する。
(2):表側表示のこのカードがフィールドから離れた場合、
次の自分ターンのバトルフェイズをスキップする。








幾度となく無限ループのパーツとして用いられてきた、昨今の「遊戯王」界でも稀に見る極悪(?)モンスター『地霊神グランソイル』。


「リンク」実装後は『ファイアウォール・ドラゴン』との併用により、『地霊神グランソイル』の回収と特殊召喚をひたすら繰り返し、その蘇生効果を連続して使用。



最終的にはバーンダメージやライブラリーアウトを以て先攻ワンターンキルの完遂を目論むデッキの中核として猛威を奮いました。


直近では《LINK VRAINS PACK》にて登場の「リンク」モンスターを駆使した「イグナイト」が先攻時に於けるワンキルの達成率驚異の


100%


という事で話題になりましたね。



これが影響したのかはわかりませんが、一月後にリミットレギュレーション改訂を控えているにも関わらず、リミットレギュレーション同様に1月1日から適用される「新テキストへの変更」という措置が施される事態に。
ルール改訂に伴うテキスト・表記の変更(公式サイト)


この様な措置に至った経緯について、様々な憶測が飛び交い、疑問も尽きません。


とはいえ、今回の様に公式サイトでのアナウンスを経たテキスト変更であれば、ゲームバランスを保つ上で必要であったと解釈できますし、プレイヤーの多くは納得もするでしょう。


しかし、つい先日、《LINK VRAINS PACK》にて再録されたカードの中に表立った告知も無く、知らぬ間にテキストの変更が施されたカードがあった事を憶えているでしょうか。








※テキスト変更後


水精鱗マーメイル-ディニクアビス


効果モンスター
星7/水属性/水族/攻1700/守2400
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):手札からこのカード以外の水属性モンスター1体を墓地へ捨てて発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
(2):このカードの(1)の効果で特殊召喚に成功した時に発動できる。
デッキからレベル4以下の「水精鱗」モンスター1体を手札に加える。







画像の様に『水精鱗マーメイル-ディニクアビス』エラッタ前のカードは各能力に(1)(2)と明確に振られてはいませんが特殊召喚時の能力が「強制効果」であった事は周知の事実。


ところが、《LINK VRAINS PACK》にて再録された当カードのテキストは何の前触れもなく「任意効果」に変更されており、それも「〜した時に発動できる」という「任意効果」の中でも所謂"タイミングを逃す"が発生し得るタイプの記述。
幸いにも、コントロールするプレイヤーが任意のタイミングで能動的に発動する能力のため、『水精鱗マーメイル-ディニクアビス』に関して言えば"タイミングを逃す"事はまずありえませんが、他のカードとの兼ね合いについては多大な影響を及ぼしています。


こういった告知の無い形で今後もテキストの細部に変更を加えられては、再録の度にプレイヤーは肝を冷やす事になります。


テキストの変更についてはもう少し慎重に、やむを得ない場合は大々的な"告知"を徹底していただきたいところですね。


そういった意味で今回の『地霊神グランソイル』テキスト変更に関しては、特に問題視する点はありません。
規制を避け、エラッタという形式を取った事についての疑問は拭えませんが、1枚でも機能する『地霊神グランソイル』の場合、禁止カードに指定する他ない。という点を考慮した何らかの意図があったのでしょう(そう信じます)。


ただ、最近のループは《LINK VRAINS PACK》にて登場した『天球の聖刻印』の影響から『レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン』を用いるパターンにシフトしつつある様に感じるので、そちらがリミットレギュレーションによってどういった形で対処されるのかは気になるところです。



件のリミットレギュレーション改訂まで残り一月を切っており、《LINK VRAINS PACK》にて誕生したループ系統の処遇、環境トップを独占した【SPYRAL】への対応等、今回も見所満載です。



判明までの残り期間はフルパワーの【SPYRAL】含め、今しか味わえない現環境を思う存分楽しんでおきたいですね。


今回『地霊神グランソイル』の紹介ページ内では「新マスタールール」移行に伴ったテキスト変更についても広く詳細に記されていますので、気になる方は要チェックです!
ルール改訂に伴うテキスト・表記の変更(公式サイト)








0 件のコメント:

コメントを投稿