白闘気双頭神龍
シンクロ・効果モンスター星10/水属性/魚族/攻3300/守3000
Sモンスターのチューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
(1):自分ターンにこのカードがS召喚に成功した時に発動できる。 自分フィールドに「神龍トークン」(魚族・水・星10・攻3300/守3000)1体を守備表示で特殊召喚する。
(2):相手ターンに1度、自分フィールドにトークンがない場合に発動できる。 自分フィールドに「神龍トークン」1体を特殊召喚する。
(3):このカードが相手の効果で破壊され墓地へ送られた場合に、自分フィールドに「神龍トークン」が存在していれば発動できる。 このカードを守備表示で特殊召喚する。
2017年10月4日に発売となったジャンプコミックス
《遊☆戯☆王ARC-V 第4巻》の同梱カードとして登場した『白闘気双頭神龍』。
「レベル10」「ATK 3300/DEF 3000」で素材に「Sチューナー」を用いる大型のシンクロモンスターではありますが、現在のカードプールならば比較的容易に召喚自体を成す事は可能です。
「水属性」「魚族」としては最大級のシンクロモンスターとなる『白闘気双頭神龍』。
今回はその性能、運用、について思案していきましょう。
用意するべき「Sチューナー」の候補は…
「Sチューナー」といえば『フォーミュラ・シンクロン』というイメージが強く残っていますが、
(私だけじゃないですよね…)
現在はレベルに幅も生まれ、採用するカードに適したものを選択できます。
代表的なものでいえば、
『アクセル・シンクロン』
『たつのこ』
『瑚之龍』
この辺りが実用性の高いSチューナーでしょう。
特に『瑚之龍』は手札をコストとする除去能力に加え、墓地へ送られた際に発動するドロー効果まで備えており、その高い性能はSチューナーとしての運用に留まりません。
非常に優秀なレベル6シンクロです。
また、『白闘気双頭神龍』と同様に「白闘気」の名を冠する
『白闘気白鯨』
『白闘気海豚』
これらも、自身の能力を活かし、チューナーとして運用可能なシンクロモンスターとなりますが、そのためには破壊を介した自己蘇生効果を起動する必要があり、前述した3種の扱い易さとは比較するまでもありません。
単純に『白闘気双頭神龍』成立を目指すうえでは、素のSチューナーを利用する方が無難です。
強力なトークン生成能力
(1):自分ターンにこのカードがS召喚に成功した時に発動できる。
自分フィールドに「神龍トークン」(魚族・水・星10・攻3300/守3000)1体を守備表示で特殊召喚する。
シンクロ召喚時に自身と同等のステータスを有した大型トークンを特殊召喚する能力を有します。
守備表示で生成するため、シンクロ召喚後即座に「ATK 3300」2体で攻め入る事は叶いませんが、高ステータスモンスターの複数展開を可能とします。
この「水属性」トークンをコストとし、『水霊術-「葵」』によるピーピングハンデスや、『エネミーコントローラー』のコントロール奪取効果を利用した追撃への運用も、本来被る損失を抑える事が可能なため、視野には入ってきます。
折角の高ステータストークンをコストとするのは勿体ない気もしますが、『白闘気双頭神龍』のトークン生成能力はシンクロ召喚時のみならず、相手ターンにも発動可能で、コストに利用したトークンも、大抵は即座に生成し直す事が可能です。
(2):相手ターンに1度、自分フィールドにトークンがない場合に発動できる。
自分フィールドに「神龍トークン」1体を特殊召喚する。
自分フィールドに「神龍トークン」が存在しない事が効果(2)の発動条件となるため、コストを必要とするカードの併用、または「リンク召喚」等の素材とする事で、『白闘気双頭神龍』からアドバンテージの獲得を望む事が可能となり、出来得る限り多くのトークンを生成させ、シンクロ時の損失を補いっておきたいところでしょう。
また、トークンを維持する事で生じるメリットとなる効果(3)。
そちらを優先するならば、トークンの生成効果をそのギリギリのタイミングまで温存するという運用も意識しておかなければなりません。
(3):このカードが相手の効果で破壊され墓地へ送られた場合に、自分フィールドに「神龍トークン」が存在していれば発動できる。
このカードを守備表示で特殊召喚する。
「神龍トークン」の維持さえ成せれば相手の効果破壊への擬似的な耐性を備える事となり、相手プレイヤーに課せられるのは高いステータスの上から戦闘破壊を試みる形となります。
そのトークンも高ステータスですから、完全に退けるには多少なりとも手を焼いてくれるはずです。
とはいえ、効果による破壊に限定されるため、『星杯戦士ニンギルス』等の墓地へ送る効果や、『ヴァレルロード・ドラゴン』によるコントロール奪取+その後の墓地へ送る処理。
これらは現状高い採用率を誇るカード群であり、汎用性の高さも相まって、常に注意が必要なカードとなります。
また、先に「神龍トークン」を除去した後に『白闘気双頭神龍』への効果破壊による対処も有効となるため、前述した『白闘気双頭神龍』のトークン生成効果をギリギリまで温存する事でこの線を塞げるケースも出てくるでしょう。
しかし、どうあがいても完璧な耐性を有する訳ではありません。
基本的には前傾姿勢でしっかりと獲得し得るアドバンテージの確保へ向かう。
そういった方針で良いのではないでしょうか。
大型トークンの生成から、それを利用した擬似耐性。
非常に優秀な能力を有しますが、完璧とは言えない耐性が運用への難易度を高めます。
特化した構築を目指せば擁立自体はそう難しいものではないため、無理な維持を目指さず相手の除去を強要する程度に運用していく事が大切かもしれませんね。
何にせよ自発的にアドバンテージの獲得が見込める良いカードです。
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