2017年10月11日水曜日

『ドリトル・キメラ』「炎属性」テーマ期待の星!




ドリトル・キメラ

リンク・効果モンスター
リンク2/炎属性/獣族/攻1400
【リンクマーカー:左下/右下】
炎属性モンスター2体
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):フィールドの炎属性モンスターの攻撃力・守備力は500アップし、 水属性モンスターの攻撃力・守備力は400ダウンする。
(2):このカードが戦闘・効果で破壊された場合、 自分の墓地の炎属性モンスター1体を対象として発動できる。 そのモンスターを手札に加える。






《エクストリーム・フォース》収録!
『ミセス・レディエント』『マスター・ボーイ』に続く、新たな属性リンクモンスター。



ついに来ました!

炎属性


今なお根強い人気を誇る【インフェルノイド】や【メタルフォーゼ】。

バニラペンデュラムテーマの先駆けである【イグナイト】等、炎属性リンクを待ち望んでいたデッキは数多。

というよりも既にリンクを獲得している「地属性」「水属性」を除いた全ての属性が待ち望んでいるといえますので、出来るだけ早いペースで全ての属性にこの系統のリンク2をリリースして欲しいところ。

ですが、現状のペースとしては極めてスローな"小出し"。

今のところ毎弾1種…といったペースで、今回の《エクストリーム・フォース》に関してもその方針が予想されています。

どこかでペースアップしていただかなければ、
…全属性揃う頃には汎用リンクの充実度がとんでもないことに…

…なんて無粋な考えはさておき…

来たる!


目下《エクストリーム・フォース》発売に備え、新たに登場する「炎属性リンク」『ドリトル・キメラ』の主な用途とその性能について考えていきましょう。



待望の炎属性リンク
【インフェルノイド】に於ける役割は?

「炎属性」全体の強化となる属性指定リンク2の登場。

特殊召喚を主体としたテーマである【インフェルノイド】は「炎属性」モンスターを並べ易く、『ドリトル・キメラ』へのアプローチ機会には恵まれています。
しかし、エクストラデッキを積極的に利用していくタイプとは言い難く、マーカーを利用した有効な展開を安定的に行う事は、難しい…と言うより好ましくありません。

【インフェルノイド】は各モンスターのパワーが非常に高く、そちらを活かした戦術を優先した方が好ましく思えます。

ですが、フィールドの「レベル・ランク」を参照した特殊召喚制限を設けられている【インフェルノイド】に於いて、その数の調整が容易となる点は見過ごせません。

加えて、「炎属性」全体への500パンプも侮れず、連続攻撃を可能とする『インフェルノイド・アドラメレク』や、除去・妨害能力に長ける『インフェルノイド・ネヘモス』『インフェルノイド・リリス』を有する【インフェルノイド】に於いては非常に強力な火力+回答のハードルを上げる役割として、有用な効果(1)となります。





(1):フィールドの炎属性モンスターの攻撃力・守備力は500アップし、
水属性モンスターの攻撃力・守備力は400ダウンする。



また、『ドリトル・キメラ』効果(2)を利用することで、基本使い捨てになりがちな『インフェルノイド・デカトロン』等、下級「インフェルノイド」の再利用を図ることも可能と、「炎属性」括りのシナジーは十分に期待できます。





(2):このカードが戦闘・効果で破壊された場合、
自分の墓地の炎属性モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを手札に加える。



【インフェルノイド】に於いてはリンクモンスターとしての運用よりも、打点の底上げとして、貴重な戦力となっていきそうです。



リンクとしての役割を担うには

【SPYRAL】が環境を席巻する現在に於いても、比較的高いパワーを有したデッキタイプである【インフェルノイド】。
そちらへの採用を検討する際でも活躍こそするでしょうが、「リンク」本来の性能を発揮しているとは言い難く、折角使用するならばそういった部分も目一杯活用したいですよね。

そのためには、それなりの展開力を有した「炎属性」を扱うデッキである必要があります。
該当するテーマを冒頭で触れたものも含め、列挙します。

  • 【メタルフォーゼ】
  • 【炎星】
  • 【イグナイト】
  • 【ラヴァル】

【メタルフォーゼ】【イグナイト】はペンデュラムの性質上、「炎属性」の通常モンスターがデッキの大半を占める形となります。



【メタルフォーゼ】



エクストラデッキからのP召喚の際、マーカーが多ければ多いほど喜ばしく、その点『ドリトル・キメラ』との相性は悪くありません。
しかし、Pモンスターは基本的に墓地へ送られる機会が少なく、効果(2)のサルベージとの相性はイマイチ。
「エクシーズ」素材を介したり、【メタルフォーゼ】なら手札融合によって墓地へ「炎属性」を用意しておいた後、回収。
と、シナジーが皆無とまではいかずとも、あまり自然な流れとはいえません。

汎用手札誘発で墓地に存在する機会の多い『灰流うらら』の回収が成せれば御の字ですが、メインギミックとの関わりは薄く、狙って行える様なものでもありません。





しかし、『レスキューラビット』を用いた際のリンクが手軽且つ強力となり、【メタルフォーゼ】のペンデュラム召喚は全盛期には及ばずとも、パワーを確実に取り戻しつつあります




手札誘発を多量に積む事で安定から遠のくPテーマであるが故に、【SPYRAL】への対抗は困難を極めますが、今後の環境次第では復権も十分期待できるテーマとなります。


そのほか、最近では鳴りを潜めてしまっている【ラヴァル】【炎星】。
これらのデッキタイプは元来純粋な「炎属性」を展開し、時期は違えど一時は環境トップ争いに名を連ねる程の実力を備えたデッキ群です。

しかし、環境の高速化、カードパワーのインフレ、突如加速したこれらの波に飲まれたテーマ群でもあります。


構築次第では双方が『真炎の爆発』による大量展開が可能で、特に【ラヴァル】は元々このカードへの依存度が高いです。



【炎星】(3軸)に於いては、テーマ内で完結するサーチ、蘇生を行うモンスター、『炎星師-チョウテン』『速炎星-タイヒョウ』が『真炎の爆発』に対応するステータスを備え、基本の動きプラスアルファの展開を可能とします。




更に、『ドリトル・キメラ』の効果(2)で後続となる『炎星師-チョウテン』のサルベージが可能で、展開補助、その後のサルベージ、と余すことなく効果を活用可能となります。

また、『ドリトル・キメラ』自体と相性の良いカードとして『炎王炎環』が挙げられます。





『ドリトル・キメラ』を墓地の炎属性と入れ替え追撃、更には『ドリトル・キメラ』の効果(2)で炎属性をサルベージ。この際『灰流うらら』辺りを回収できれば100点満点です。

多くの「炎属性」テーマ待望の1枚。
汎用カード『灰流うらら』のサルベージは非常に魅力的。

高いデッキパワーを維持する【インフェルノイド】、様々なテーマとの融合を果たす【メタルフォーゼ】の存在から、今後の活躍が十分に期待できる1枚となっています。



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