2017年7月3日月曜日

最凶の「闇チューナー」!?『亡龍の戦慄-デストルドー』《サーキット・ブレイク》









ヘテムル
提携

亡龍ぼうりゅう戦慄せんりつ-デストルドー

チューナー・効果モンスター
星7/闇属性/ドラゴン族/攻1000/守3000
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが手札・墓地に存在する場合、
LPを半分払い、自分フィールドのレベル6以下のモンスター1体を対象として発動できる。
このカードを特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したこのカードは、レベルが対象のモンスターのレベル分だけ下がり、
フィールドから離れた場合に持ち主のデッキの一番下に戻る。






CIRCUIT BREAK(サーキット・ブレイク)
収録の自己再生可能な「闇属性」「ドラゴン族」「チューナー」。

数ある自己再生チューナーの中でも、ここまで汎用性に富み、条件の緩い自己再生チューナーはそうそういません。
コストにはそれなりの重みがあるものの、様々なデッキでの活躍が期待される1枚です!


「引いて良し」「落として良し」な「闇属性」

自己再生能力を有しながら、同条件で手札からの特殊召喚にも対応。
この手のチューナーにありがちな
「引いた際の処理手段」を用意する必要がないというのは、この性能からは想像も付かぬ程驚異的な緩い条件です。

手札に引き入れる事でも役割を果たす事が可能で、更には墓地に落としても同様。
おまけに「闇属性」とくれば、墓地肥やしはお手の物。
特に特定のカードを落とす事に長けた属性であるため、間違いなく安定的供給は可能です。
「闇属性」「墓地肥やし」として代表的な『終末の騎士』も緩和により3枚投入可能ですし、『ダーク・グレファー』の存在。
加えて「ドラゴン族」である為、『竜の霊廟』『竜の渓谷』にまで対応。

「アクセスできない」なんて事はほぼほぼ無いと言って差し支えないでしょう。

『終末の騎士』『ダーク・グレファー』に至っては、自己蘇生の条件を落とすと同時に満たす事ができ、「プラスα」でレベルの調整を図る事も容易です。

基本的には「レベル7シンクロ」へのアクセス手段としての運用となりますが、「エクシーズ」「リンク」にも対応しているため、そちらを狙う事も可能。
「エクシーズ」の際はレベルの調整がやや困難ではあるのでそれ以外の利用を図りたいところです。

ループやワンキルによる悪用が既に予想される程のスペックを備えており…リリースに若干の不安を抱いてしまうほど強力なカードあると言えます。


「コスト」と「デメリット」

効果自体は汎用性が高く非常に強力です。
しかし、それに合わせたコストは「ライフ半分」とそれなりの重量感。
「ライフ半分」の利点としては
「どんな劣勢時も効果自体の使用は可能」という点でしょう。
1000や2000と明記されなかった事で得た恩恵です。

コストは重くもありますが、タイミングを選ばない点は評価もできます。
そうなってくると、明確なデメリットとして浮き彫りになるのは

フィールドから離れた場合に持ち主のデッキの一番下に戻る。

この一点となります。
それもそのはず、効果の発動回数についての制限が「デュエル中1度」ではなく「1ターンに1度」となっており、自身効果使用後も墓地に行こうものなら毎ターン半永久的にチューナーを供給する事が可能となります。
そこまでの持続性をもたせてしまうと、数多のカードを否定し兼ねません。
誰もが納得のデメリットとなっています。







数多のドローソースに広く対応

「レベル7」「闇属性」「ドラゴン族」「チューナー」
強力な効果に加え、この様に多くのドローソースに関連付くステータスを持ち合わせています。

『七星の宝刀』
『闇の誘惑』
『調和の方札』

また、蘇生に関しても『復活の福音』に対応していたりと、多方面からの支援を受ける事ができるため、採用可能なデッキの幅もそれに応じて広いのでは無いでしょうか。


あとがき


【真紅眼】や【ドラグニティ】【青眼】等、墓地にドラゴン族を落とす手段を組み込むデッキには投入が検討できますし、パワーの底上げも期待できます。

本当に「ループ」「ワンキル」による悪用だけが怖いですが、カード自体の器用さは素晴らしく魅力的なカードです!
平和な利用が主流となる事を願っております。
御閲読いただき誠にありがとうございました。


ヘテムル 提携