2017年12月5日火曜日

『もののけの巣くう祠』「アンデット族」の熾烈な蘇生枠争いに名乗りをあげる新規カード














もののけのくうほこら

通常罠
このカード名の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):自分フィールドにモンスターが存在しない場合、
自分の墓地のアンデット族モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
(2):自分フィールドにモンスターが存在しない場合、墓地のこのカードを除外し、
自分の墓地のアンデット族モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを効果を無効にして特殊召喚する。









《PREMIUM PACK 20》にて登場する「アンデット族」サポートの新規「罠」カードが遊戯王.jpより公開されました。


発動条件についての扱いづらさは否めませんが、「レベル」「属性」を問わず墓地から「アンデット族」モンスターを蘇生可能。


通常の罠カードとしての蘇生に加え、墓地から自身を除外した際も同様の能力が得られます(後者は蘇生したモンスターの効果が無効)。


元より、蘇生を絡めた大量展開を得意とする「アンデット族」に新たな展開アクションのサポートが見込める有望な蘇生手段が加わります。







「通常罠」としての蘇生


(1):自分フィールドにモンスターが存在しない場合、
自分の墓地のアンデット族モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。


自分フィールドにモンスターが存在しない場合のみと少々限定的な発動条件が課せられる上に、蘇生先の「レベル」等は問わないものの「アンデット族」限定。
罠故に即効性に欠ける点も芳しくはありません。
「アンデット族」限定の蘇生カードには『生者の書-禁断の呪術-』という即効性に勝る「魔法カード」の存在もありますが、そちらも相手の墓地にモンスターが存在する事が発動の条件として課せられる為、先攻時の展開に関与することは難しいでしょう。



そういった速度の面で双方に大差はないと言えます。
しかし、ゲーム開始から数ターン経過した状態で引き込んだ際には「魔法」と「罠」の即効性の差が如実に現れます。この差がゲームを左右する可能性もありますからそういった部分の検討が必要なカードとなるでしょう。


また、近年は「罠」により蘇生を成すカードの充実化が進み、代表格の『リビングデッドの呼び声』が無制限である事に加えて、『竜魂の幻泉』や「通常罠」で蘇生先に縛りのない汎用蘇生カード『戦線復帰』の登場(守備表示で蘇生するため「リンク」モンスターは蘇生不可)等、この系統のカードは事実上飽和状態にあり、単純な罠カードとしての蘇生手段に敢えて条件の重い『もののけのくうほこら』を採択する事はあまり得策ではないように思えます。



故に『もののけのくうほこら』の活用を考えるならば単純な蘇生罠としての機能を副次的と捉え、「アンデット族」の特性ともいうべき、墓地で発動する効果(2)の利用を念頭に案ずるべきでしょう。


効果(2)も蘇生なんですがね…







墓地からも対応する蘇生効果


(2):自分フィールドにモンスターが存在しない場合、墓地のこのカードを除外し、
自分の墓地のアンデット族モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを効果を無効にして特殊召喚する。


効果(1)と同様に自分フィールドにモンスターが不在の状況下で墓地から自身を除外することで発動される「アンデット族」専用の蘇生効果。


この手のカードにとって重要となる自身が墓地に送られたターンの発動も可能となっており、『おろかな副葬』や『隣の芝刈り』により「アンデット族」展開の起点として期待が持てます。



『隣の芝刈り』に加え、『馬頭鬼』等の「アンデット族」要素を搭載するデッキであれば、1枚で『もののけの巣くう祠』効果(2)の発動条件をクリアする見込みも十分あります。


また、頃来の「アンデット族」といえば
『不知火の隠者』から『ユニゾンビ』をリクルート。
『ユニゾンビ』の効果(2)を用いて『馬頭鬼』を墓地へ送りその効果で墓地の『不知火の隠者』を蘇生させ、『PSYフレームロード・Ω』をシンクロ召喚し、除外ゾーンのリソースを活かす。



といったようなパターンが有名ですが、この『PSYフレームロード・Ω』と『もののけの巣くう祠』の相性は大変良好。


『PSYフレームロード・Ω』は自身の能力で除外ゾーンに退避可能なため、『もののけの巣くう祠』の蘇生を遮らない他、効果(2)のコストとして除外された『もののけの巣くう祠』を『PSYフレームロード・Ω』の能力で墓地へ戻したりと、あらゆる面で噛み合わせが良く、「アンデット族」の「不知火」ギミックから容易に成立する『PSYフレームロード・Ω』ですから、その類のデッキであれば組み込む価値は十分にありそうです。







『九尾の狐』に続いて「アンデット族」推し?



先日判明した『九尾の狐』に続いて「アンデット族」サポートとなる『もののけの巣くう祠』の収録。
といっても、双方「漫画版 遊戯王GX」にて非常に人気の高いキャラクター(?)である「三沢大地」が使用したカード群であるため、もしや《PREMIUM PACK 20》は「三沢」推し!?



《PREMIUM PACK 20》は全15種との事なので、収録カードはまだ半分も判明していません。


公式ページではアニメ・漫画に登場したテーマを中心とした新規カードの収録が謳われており、「HERO」の様な新たな「リンク」モンスターの収録にも胸が躍りますね。









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