2017年12月27日水曜日

『ペンデュラム・ホルト』も『デュエリスト・アドベント』のサーチ先としてはまずまず。












ペンデュラム・ホルト

通常魔法
(1):自分のEXデッキの表側表示のPモンスターが3種類以上存在する場合に発動できる。
自分はデッキから2枚ドローする。
このカードの発動後、ターン終了時まで自分はデッキからカードを手札に加える事はできない。








「2017年12月16日・17日」に開催された「ジャンプフェスタ2018」にて先行販売され、
一般発売日は2018年3月10日となる《PREMIUM PACK 20》収録。


「ペンデュラム」に関連した発動条件を持つ「通常魔法」カード。


自分のEXデッキの表側表示のPモンスターが3種類以上


と一見厳しい発動条件を課せられてはいるものの、《LINK VRAINS PACK》にて登場した驚異の「ペンデュラム」強化「リンク」である『ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム』の存在。それとの高いシナジー効果が期待できる『アストログラフ・マジシャン』や、自身の特殊召喚時に自分フィールドのカードを破壊しつつ、後続の「EM」モンスターをサーチする『EMペンデュラム・マジシャン』等、これらを無理なく搭載可能な「魔術師」「EM」系統のデッキであれば、少々重い『ペンデュラム・ホルト』の発動条件の容易なクリアも十分望めるでしょう。










一度発動まで漕ぎ着ければ単純な2枚ドローとなり、確実なリソース源として、妨害の獲得から後続供給、更なる展開への布石と多岐に渡る活躍が見込まれます。


また、カード名に「ペンデュラム」を含んだ「魔法」カードである為、『デュエリスト・アドベント』によるサーチに対応。



展開に必要なキーパーツが揃っている状況下でも『デュエリスト・アドベント』から『ペンデュラム・ホルト』を獲得し、ドローへの変換が可能となります。
この場合も、相手には非公開のリソース源として「手札誘発」等の妨害手段や後続確保の助けに繋がるでしょう。


先述した様な「魔術師」「EM」系統のデッキであれば『EMギタートル』『EMリザードロー』によるターボギミックも搭載可能で、件の『デュエリスト・アドベント』も自然に採用可能。
これにより、妨害要素の獲得に関して更なる円滑化が見込めます。




最低限の採用に抑えた場合でも、『デュエリスト・アドベント』から引っ張る事が可能なドローソースとして、一先ず選択肢として備えておきたくなるカードです。







しかし、本来ドローソースに期待する、手札が芳しくない状況、所謂事故寄りのハンドを招き入れた際、多少なりともその改善が見込める。と言った様な理想的運用は困難。
ある程度デッキが回っている事が前提で、そこから更に手札を増強し、より強力なアクションを目指すカードとなります。


「EXデッキ」へ「Pモンスター」を蓄え易い「メタルフォーゼ」や「イグナイト」での運用も視野には入りますが、『デュエリスト・アドベント』のサーチ先に乏しく、それ故に『ペンデュラム・ホルト』の獲得が不安定なこれらでは、複数枚の採用でもなければ発動の見込みは薄く、わざわざメインの貴重な枠を割く必要性には疑念を抱きます。




発動条件に加え発動後に適用される制約の性質上、複数枚の搭載が難しいタイプのカードですので、『デュエリスト・アドベント』に対応し、採用枚数を最低限にまで抑えられる点は『ペンデュラム・ホルト』にとって光明以外の何物でもありません。
単一で常に高いパフォーマンスが見込めるタイプのカードでは無い為、個の持つ特性と利を最大限活かす形で採択を案ずる必要があるカードといえるでしょう。







ターン中の発動枚数に関する記述はないものの…


(1):自分のEXデッキの表側表示のPモンスターが3種類以上存在する場合に発動できる。
自分はデッキから2枚ドローする。
このカードの発動後、ターン終了時まで自分はデッキからカードを手札に加える事はできない。


この様に、『ペンデュラム・ホルト』のテキストにターン中の発動枚数に関する制約は無く、一見すれば2枚ドローを「複数回発動可能」。


しかし、自身以外の広範囲にまで及ぶ制約


このカードの発動後、ターン終了時まで自分はデッキからカードを手札に加える事はできない。


この一文により、2枚目以降の『ペンデュラム・ホルト』及びその他のサーチ・ドロー等、全てに於いて『ペンデュラム・ホルト』発動後は適用不可となる重い制約を課せられることとなります。


「ペンデュラム」延いては昨今のテーマ全体がサーチやドローを多用する為、展開前にこの制約を抱えるのは得策とは言えません。


とはいえ、あくまで『ペンデュラム・ホルト』の"発動後"に適用される制約である事を念頭に、発動前にサーチ・ドローを存分に行った後、更なるドローへと繋ぐ運用を心がける事で低リスク且つ魅力的な「2ドロー」を成し得るカードとなります。


「ペンデュラム」テーマに於いて、初動への関与はあまり望めないものの、盤面形成後のリソース拡大を図るに有用な「ペンデュラム」固有のドローソースとして、採用の検討に足る性能を有するサポートカードと言えるでしょう。








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