ついに発売日目前に迫った《デュエリストパック-レジェンドデュエリスト編2-》。
しかし、今月末に発売が予定されている《LINK VRAINS PACK》の収録カードが予想以上に強力で、そちらの情報にばかり注目が集まり、《デュエリストパック-レジェンドデュエリスト編2-》についての話題が少々希薄に感じます。
アニメ「遊戯王」シリーズの登場人物達の使用したカードをモチーフとしたリメイクから、関連した既存カードの再録。
スマートフォン向けアプリとして稼働中で、何やらPC版リリースの動きもある「デュエルリンクス」にて実装されているキャラクターとも少なからずリンクしているように見て取れる事からも、アニメシリーズに関連した展開が熱い「遊戯王」。
そんな展開方針に沿った形で発売される(?)《デュエリストパック-レジェンドデュエリスト編2-》。
まだまだ、未判明分もありますが現時点で判明している新規カードの面々にも大いに期待の持てるカードが多数。
それだけにとどまらず、再録カードもそれなりに魅力あるラインナップとなっており、あわよくば未判明分に更なるビッグネームが連なってくれる事にも期待してしまいます。
今回は、現時点で判明している《デュエリストパック-レジェンドデュエリスト編2-》再録カードの中から良質なものをピックアップしてご紹介していこうと思います。
サウザンド・アイズ・サクリファイス
融合・効果モンスター
星1/闇属性/魔法使い族/攻 0/守 0
「サクリファイス」+「千眼の邪教神」
(1):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
このカード以外のフィールドのモンスターは表示形式を変更できず、攻撃できない。
(2):1ターンに1度、相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
その相手モンスターを装備カード扱いとしてこのカードに装備する(1体のみ装備可能)。
(3):このカードの攻撃力・守備力は、このカードの効果で装備したモンスターのそれぞれの数値になり、
このカードが戦闘で破壊される場合、代わりに装備したそのモンスターを破壊する。
直近ですと、2016年6月4日発売の《デュエリストパック-王ファラオの記憶編-》へ再録もされており、入手自体は比較的容易でしたが久しぶりの再録。
この度、《デュエリストパック-レジェンドデュエリスト編2-》にて「アイズ・サクリファイス」括りの新規カードが数種類登場する為、それに伴った収録でしょう。
新規の『ミレニアム・アイズ・イリュージョニスト』や『幻想魔術師ノー・フェイス』の恩恵も受けられる事から、【サクリファイス】系統のデッキ構築の際には十分採用を検討できます。
また、リメイク強化版の『ミレニアム・アイズ・サクリファイス』とは用途が大きく異なる為、今後も現役として活躍していくカードでしょう。
"元禁止カード"の肩書きは伊達ではありません。
簡易融合
通常魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):1000LPを払って発動できる。
レベル5以下の融合モンスター1体を
融合召喚扱いとしてエクストラデッキから特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターは攻撃できず、
エンドフェイズに破壊される。
言わずと知れた簡易的融合カードである『簡易融合』。
アニメシリーズでは「GX」時代にカード名が登場。
といっても、後にOCG化も果たした『瞬間融合』が作中では当初『インスタント・フュージョン』と呼ばれており、『簡易融合』自体が登場した訳ではありませんでした。
OCGでは、主に『サウザンド・アイズ・サクリファイス』や『ミレニアム・アイズ・サクリファイス』等の融合素材を踏み倒した上で融合召喚可能と、「アイズ・サクリファイス」の1パーツとしての再録でしょうか。
また、現在は禁止カードに指定されている『旧神ノーデン』を用いた凶悪なアクションを売りとしていた時期もある程非凡なカードパワーで、当時に比べれば弱体化した事は否めませんが、まだまだ現役。
「リンク」召喚の補助や「機界騎士」のサポートとしても重宝しますから、そういった面では嬉しい再録でしょう。
直近の再録は2016年11月12日発売の《ブースターSP-フュージョン・エンフォーサーズ- 》と、約1年振りの収録です。
ワーム・ベイト
通常魔法
このカードを発動するターン、
自分はレベル3・4のモンスターを召喚・特殊召喚できない。
(1):自分フィールドに昆虫族モンスターが存在する場合に発動できる。
自分フィールドに「ワームトークン」(昆虫族・地・星1・攻/守0)2体を特殊召喚する。
2009年09月17日発売のPSP用ソフト《遊戯王ファイブディーズ TAG FORCE 4》の同梱カードとして登場以来、再録の無かった『ワーム・ベイト』ですが、この度ついに再録を果たします。
「地属性」のトークンを2枚生成する事から「リンク」がまだ今ほど充実していなかった時期に貴重な「リンク2」とされていた『ミセス・レディエント』を1枚から成立させるという事や、【クローラー】の存在から一時は注目されたカードでもあります。
結果的には目立った活躍も無く、「リンク」の充実化も進むにつれて話題に上がる機会も減少していきました。
現在は『トーチ・ゴーレム』が、『ワーム・ベイト』に打って変わり、「リンク」に於ける代表的トークン生成カードとして様々なデッキに投入される傾向にあります。
発動条件が
自分フィールドに昆虫族モンスターが存在する場合に発動できる。
と、非常に限定的であるものの、《デュエリストパック-レジェンドデュエリスト編2-》には「インセクター羽蛾」を連想する「昆虫族」が収録される為、そこを意識しての収録でしょうか。
ともあれ、絶版カードの再録とあり、入手するには好機といえます。
他にも「宝玉獣」関連の再録に期待
この他にも、新規カードを獲得する「宝玉獣」の再録が嘱望されます。
特に、デッキの核となり得る『宝玉獣サファイア・ペガサス』が2012年5月12日発売の《DUELIST EDITION Volume 1》以降の収録が無く、これから【宝玉獣】を組むとなってもこのままでは少々手間のかかるデッキとなっしまいます。
これについては杞憂に終わる事を願うばかり。
さて、いよいよ発売となる《デュエリストパック-レジェンドデュエリスト編2-》。
どうしても《LINK VRAINS PACK》がチラついて仕方がありませんが、一先ずは目先の再録云々を大いに楽しみましょう。
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