2017年10月18日水曜日

【おジャマ】の新規が判明しましたが、【ユニオン】や【アームド・ドラゴン】と混ぜるのは…





先日遊戯王.jpにて公開された《デュエリストパック-レジェンドデュエリスト編2-》新規収録の【おジャマ】サポート2種。

アニメ「GX」の登場人物の一人。
「万丈目サンダー」事、「万丈目 準」が使用したデッキである【おジャマ】ですが、彼のデッキは【おジャマ】だけでなく、【アームド・ドラゴン】【ユニオン】と非常に幅が広く、現実でそれなりに機能するデッキとして再現するのはほぼ不可能とされています。
(これについては万丈目に限った話ではありませんが)



この度遊戯王.jpにて公開されたカード群は、【おジャマ】の純粋なサポートでありながらも、夢のある「万丈目サンダー」デッキへ近づく可能性を秘めています。

元より下級獣族としてある程度評価を得ている【おジャマ】の新規サポートとあり、その強化具合には注目も集まっているはずです。



『おジャマ改造かいぞう


おジャマ改造かいぞう

通常魔法
(1):EXデッキの機械族・光属性の融合モンスター1体を相手に見せ、 自分の手札・フィールド・墓地の「おジャマ」モンスターを任意の数だけ除外して発動できる。
見せたモンスターにカード名が記されている融合素材モンスターを、 除外したモンスターの数だけ自分の手札・デッキ・墓地から選んで特殊召喚する(同名カードは1枚まで)。
(2):墓地のこのカードを除外し、除外されている 自分の「おジャマ」モンスター3体を対象として発動できる。
そのモンスターをデッキに加えてシャッフルする。
その後、自分はデッキから1枚ドローする。

エクストラデッキから機械族・光属性の融合モンスターを公開し、自分の「手札・フィールド・墓地」から「おジャマ」モンスターを任意の枚数除外する事をコストとし、その枚数に応じて公開した融合モンスターに、素材としてカード名の記されたモンスターを自分の「手札・デッキ・墓地」から特殊召喚する効果(1)。

数ある機械族・光属性の融合モンスターですが、その中でも一際強力なものは、やはり『ABC-ドラゴン・バスター』でしょう。

融合素材モンスターとなるモンスターをリクルートするに差し当たり、"成立時のパワー"は他の追随を許さないレベルと言えます。

まず、『ABC-ドラゴン・バスター』を公開した場合、リクルートの候補となるのが

  • 『A-アサルト・コア』
  • 『B-バスター・ドレイク』
  • 『C-クラッシュ・ワイバーン』

の3種類。

「フィールド・墓地」に素材を用意することで『ABC-ドラゴン・バスター』の召喚まで達する【ABC】ギミックですが、『B-バスター・ドレイク』のサーチ効果を考慮する事で、『おジャマ改造』のリクルート枚数が2枚の場合でも、リンク召喚等で『B-バスター・ドレイク』を墓地へ送ることさえ叶えば『ABC-ドラゴン・バスター』成立となります。

また、『召喚獣メルカバー』を公開する事で『召喚師アレイスター』のリクルートも可能となりますが、こちらは何らかの形で「融合」を行う必要があり、肝心の『召喚師アレイスター』による『召喚魔術』の獲得は「召喚・リバース」時に限られる為、候補としての利点は少ないです。

『サイバー・ドラゴン』関連の融合体の場合、『おジャマ改造』のサーチに課せられる

(同名カードは1枚まで)

との制約により、効果的なアクセス手段としての運用には正直物足りません。


噛み合わせ次第では非常に強力なリクルートを成せる『おジャマ改造』ですが、肝心な発動条件となる

自分の手札・フィールド・墓地の「おジャマ」モンスターを任意の数だけ除外

こちらをクリアしなければなりません。

【ABC】のリクルートに際した場合の最低条件となる「おジャマ」モンスター2枚の供給は『苦渋の決断』1枚で成立。

その他にも『レスキューキャット』『レスキューラビット』によるリクルートを用いる事でリンクモンスター等を展開しつつ、墓地へ「おジャマ」モンスターを2体用意できます。

また、「おジャマ」色を強く出すならば、即効性に欠き、受動的で、相手依存度も高くなるものの、『おジャマ・ブルー』の効果が成立することで、3枚リクルートも現実的に狙えます。

加えて、『おジャマジック』のサーチや『おジャマ・カントリー』との併用で更に「おジャマ」の供給率は上昇します。

しかし、「おジャマ」に寄りすぎる事で『おジャマ改造』からのリクルート先との不和が顕著となる可能性もあり、組み込んだうえで構築する際はそれらの比率に対して神経質となる必要がありそうです。


リクルート効果使用後、コストとして消失した除外ゾーンの「おジャマ」は効果(2)を用いる事でデッキに戻す事が可能で、その際は1ドローが付きます。

(2):墓地のこのカードを除外し、除外されている
自分の「おジャマ」モンスター3体を対象として発動できる。
そのモンスターをデッキに加えてシャッフルする。
その後、自分はデッキから1枚ドローする。

しかし、この効果を利用するためには除外ゾーンに「おジャマ」モンスターが3体必要となるため、リターンを考えれば、無理に狙う必要はなさそうです。


【おジャマ】と【ユニオン】を繋ぐ可能性を秘めた『おジャマ改造』。

このカードの登場から、新たなタイプの【おジャマ】デッキ誕生が期待されます。

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『おジャマッチング』


おジャマッチング

速攻魔法
(1):手札及び自分フィールドの表側表示のカードの中から、 「おジャマ」カード1枚を墓地へ送って発動できる。
そのカードとカード名が異なる「おジャマ」モンスター1体と 「アームド・ドラゴン」モンスター1体を自分のデッキ・墓地から選んで手札に加える。
その後、この効果で手札に加えたモンスター1体を召喚できる。
(2):自分メインフェイズに墓地のこのカードを除外し、 除外されている自分の「おジャマ」モンスター3体を対象として発動できる。
そのモンスターをデッキに加えてシャッフルする。
その後、自分はデッキから1枚ドローする。

「手札・フィールド」から「おジャマ」カードを墓地へ送る事で発動可能な速攻魔法

手札からコストを支払う際には何の条件もありませんが、フィールドをコストとする場合はそれが表側表示である必要があります。

コストの候補として優秀な『おジャマジック』も、手札からコストとする事は可能ですが、万が一ブラフ等で場においてしまった場合、それを活用して…といった運用は不可。
この点は注意しなければなりません。

限定的な手札コストを必要とし発動される効果(1)は「おジャマ」+「アームド・ドラゴン」のサーチ、その後の召喚処理。

(1):手札及び自分フィールドの表側表示のカードの中から、
「おジャマ」カード1枚を墓地へ送って発動できる。
そのカードとカード名が異なる「おジャマ」モンスター1体と
「アームド・ドラゴン」モンスター1体を自分のデッキ・墓地から選んで手札に加える。
その後、この効果で手札に加えたモンスター1体を召喚できる。

発動コストとして「おジャマ」モンスターを墓地へ送った場合、同名カード以外という制約が付きますが、『おジャマ・レッド』等の展開モンスターへのアクセスを狙えます。

もう一方の「アームド・ドラゴン」モンスターのサーチですが、カードの構造上双方をサーチしなければならない為、『おジャマッチング』を採用するならば、【おジャマ】【アームド・ドラゴン】の両採用が必須となり、「万丈目」のデッキへ近づいていきます。

サーチの候補として、『LVレベルモンスター』でありながらも、手札から自身の能力で場に出す他ない『アームド・ドラゴン LV10』へのアプローチを試みるといった運用も視野に入ります。

また、サーチしたモンスターを召喚可能とする処理を利用するならば『アームド・ドラゴン LV3』も選択肢としては悪くありません。

「速攻魔法」である『おジャマッチング』を相手ターン、理想はエンドフェイズに発動し『アームド・ドラゴン LV3』をサーチ、即座に召喚しておく事で、次の自分ターンのスタンバイフェイズには『アームド・ドラゴン LV5』へとレベルアップ可能。
『アームド・ドラゴン LV7』へはもう一手間かかりますが、その足掛かりにはなります。


効果(2)は『おジャマ改造』と同様に除外されてしまった「おジャマ」モンスターのリソース回復。

(2):自分メインフェイズに墓地のこのカードを除外し、
除外されている自分の「おジャマ」モンスター3体を対象として発動できる。

そのモンスターをデッキに加えてシャッフルする。

その後、自分はデッキから1枚ドローする。

しかし、『おジャマ改造』と決定的な差は自身の効果には除外する処理が含まれていない点です。
単体では効果(2)発動の見込みがない為、それこそ『おジャマ改造』等との併用が前提の効果となります。
『おジャマ改造』以上におまけ感が強いものとなっています。起動できれば御の字ですね。


『おジャマッチング』を起動するうえでコストとして有用な『おジャマジック』へのアクセスを可能とし、且つ『おジャマッチング』自身もサーチ可能な『おジャマ・ブルー』はここでも名を挙げる事となります。
発動に手間がかかるとはいえ、【おジャマ】に於いてはあらゆるカードへのアクセスを可能とする『おジャマ・ブルー』は非常に重要となります。

新規カードで後押しされる【おジャマ】+【アームド・ドラゴン(ユニオン)】の実現は果たして可能なのでしょうか。

《デュエリストパック-レジェンドデュエリスト編2-》の続報に委ねられます。

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