2017年9月12日火曜日

【古代の機械】+【SPYRAL】!?非公認大会優勝のデッキが素晴らしい!








古代の機械飛竜アンティーク・ギアワイバーン

効果モンスター
星4/地属性/機械族/攻1700/守1200
「古代の機械飛竜」の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。
デッキから「古代の機械飛竜」以外の「アンティーク・ギア」カード1枚を手札に加える。
この効果の発動後、ターン終了時まで自分はカードをセットできない。
(2):このカードが攻撃する場合、
相手はダメージステップ終了時までモンスターの効果を発動できない。

古代の機械箱アンティーク・ギアボックス

効果モンスター
星4/地属性/機械族/攻 500/守2000
「古代の機械箱」の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがドロー以外の方法でデッキ・墓地から手札に加わった場合に発動できる。
「古代の機械箱」以外の攻撃力または守備力が500の
機械族・地属性モンスター1体をデッキから手札に加える。

古代の機械射出機アンティーク・ギアカタパルト

通常魔法
「古代の機械射出機」の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):自分フィールドにモンスターが存在しない場合、
自分フィールドの表側表示のカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊し、デッキから「アンティーク・ギア」モンスター1体を召喚条件を無視して特殊召喚する。
(2):墓地のこのカードを除外し、自分フィールドの表側表示のカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊し、自分フィールドに「古代の歯車トークン」(機械族・地・星1・攻/守0)1体を特殊召喚する。

歯車街ギア・タウン

フィールド魔法
(1):このカードがフィールドゾーンに存在する限り、
お互いのプレイヤーは「アンティーク・ギア」モンスターを召喚する場合に
必要なリリースを1体少なくできる。
(2):このカードが破壊され墓地へ送られた時に発動できる。
自分の手札・デッキ・墓地から「アンティーク・ギア」モンスター1体を選んで特殊召喚する。






上記【古代の機械】ギミックを搭載した【SPYRAL】が非公認大会優勝という素晴らしい成績を収め、話題となっています。

では、【SPYRAL】に【古代の機械】を搭載する事で如何様なメリットが得られるのか。考えていきましょう。


『古代の機械箱』を軸に、噛み合う歯車

【SPYRAL】【古代の機械】。
両テーマの接点と言えるものは『古代の機械箱』を起点とし、【SPYRAL】が誇るパワーカード、『SPYRAL-ジーニアス』へのアクセス手段の増加です。

しかしそれを達成するにはまず『古代の機械箱』を何らかの手段でサーチする必要があります。
そこで、採用されているのが『古代の機械飛竜』。

「召喚・特殊召喚」時に『アンティーク・ギア』カードをサーチする『古代の機械飛竜』の効果を用いて、『古代の機械箱』をサーチし、その後手札に加えられた『古代の機械箱』の効果が発動。

「古代の機械箱」以外の攻撃力または守備力が500の
機械族・地属性モンスター1体をデッキから手札に加える。


これにより、【SPYRAL】の中でこの条件に当てはまるモンスターであり、【SPYRAL】の連続リンクを成立させるキーカード。
『SPYRAL-ジーニアス』の獲得が成る訳ですね。

しかしながら、通常召喚権を利用して『古代の機械飛竜』→『古代の機械箱』→『SPYRAL-ジーニアス』という手順では、『SPYRAL-ジーニアス』を場に出す為に、また一手間掛かってしまう事となります。
また、『SPYRAL GEAR-ドローン』に割くための召喚権が重要であり、そう易々と召喚権を消費するわけにはいきません。

ですが、当然"1大会を制した"リストです。
その点も考慮した上で採用されたギミックであり、召喚権を利用せず同展開に達する要素も搭載されています。
それが、『歯車街』の採用。

【古代の機械】関連のカードとしては古株と言える程度には以前より存在したカードで、メインギミックとして搭載したデッキも以前は使用されていました。
※悲劇の【SGV】(wikiへ飛びます)

基本的な能力は、お互いに『アンティーク・ギア』モンスターのアドバンス召喚のためのリリース数を削減させるというもの。
ですが当然高レベルの『古代の機械』モンスターは搭載されていません。

メインとなるのは効果(2)。
(2):このカードが破壊され墓地へ送られた時に発動できる。
自分の手札・デッキ・墓地から「アンティーク・ギア」モンスター1体を選んで特殊召喚する。


この効果を利用して『古代の機械飛竜』をリクルートし、『古代の機械箱』→『SPYRAL-ジーニアス』と繋げる事で、召喚権を残したまま『SPYRAL-ジーニアス』へのアクセス手段の増加という役割をしっかりこなす事ができます。

では、『歯車街』のリクルート効果のトリガーとなる「"破壊"を達成する方法は?」という話になってきますが、その前にまず、『歯車街』は『盆回し』で相手に送りつける候補として採用されている。という点にも触れなければなりません。






『SPYRAL-ダンディ』を利用した『SPYRAL-ジーニアス』獲得プラン


【古代の機械】を搭載した【SPYRAL】に於ける『歯車街』は基本的に『盆回し』を発動し、『SPYRAL RESORT』へのアクセスを試みる際に、相手へ送りつける要員としての採用が前提となっている。
という事はデッキリストから窺い知る事ができます。

その上で、破壊を達成する方法としては『SPYRAL-ダンディ』が担うのでしょう。

『SPYRAL-ダンディ』の『SPYRAL』の効果で特殊召喚された場合、「魔法・罠」を1枚破壊する。
この効果を利用し『歯車街』を破壊する事で『SPYRAL-ジーニアス』へアクセスを可能とするパターンの増幅が望めます。

『SPYRAL-ダンディ』自身の特殊召喚効果を成立させる事で、『歯車街』の破壊を成す事は容易ですが、その為には相手のデッキトップのカードの種類を的中させる必要があります。
という事は、『SPYRAL GEAR-ドローン』を絡めた展開に利用する前提に搭載されたギミックと予想する事ができます。

イメージとしては
『盆回し』+『SPYRAL-ドローン』
といった札で、『SPYRAL-ジーニアス』を複数用いた展開を狙う事が可能となるプランなのでしょう。

おまけに、リクルート用に展開した『古代の機械飛竜』をリンクの素材として活用し、サーチの繋ぎ役である『古代の機械箱』も『ファイアウォール・ドラゴン』を用いる事で、「リンク・エクシーズ」の素材として無駄なく最大限活用も現実的に可能です。

また、余った「フィールド魔法」等を媒介に『古代の機械射出機』から『古代の機械飛竜』へのアクセス手段も搭載されており、非常に勝手の良いプランとなっていますね。


さらに『古代の機械射出機』は墓地から除外し、トークンを生成する能力も有している事から、「リンク」との相性も良く、【SPYRAL】に於いては非常に完成度の高い出張ギミックです。


こうしてみると、様々なシナジーを生む両テーマ。
これらを合わせようとする発想は素晴らしいですね。
この高次元の構築力…優勝も頷けます。

※私自身考案のデッキでは無いため、細かな動き等、誤った情報、抜けている情報もございます。
正確な情報をお求めの方は、発案者様が語ってくださる。
その時まで、私と共に待ちましょう。
(凸はお控えを)




2 件のコメント:

  1. おお、良い発想ですね!
    これは新時代を予感させるデッキだ。

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    1. コメントありがとうございます。
      本当に素晴らしい発想で…こんなデッキを考案できる方と一度は手合わせしてみたいものです(笑)

      新時代…いい響きですね〜。

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