2017年9月6日水曜日

『天輪の葬送士』再録も決まり一安心!








天輪てんりん葬送士そうそうし

効果モンスター
星1/光属性/天使族/攻 0/守 0
(1):このカードが召喚した時、
自分の墓地の光属性・レベル1モンスター1体を対象として発動できる。
その光属性モンスターを特殊召喚する。






《Vジャンプ 定期購読特典 2014年春》
幾多の高額カードを世に排出してきた《Vジャンプ 定期購読》により配布されたカードの1枚。

召喚時に墓地から「光属性」「レベル1」モンスター1体を蘇生させるという
限定的な『金華猫』とも言える能力を備えています。

蘇生対象にレベル以外の指定がなく、「スピリットモンスター」故に自然な再利用が可能となる『金華猫』とは違い、基本的に使い捨ての効果となるこちらの利点は「光属性」「天使族」と言う比較的豊富なサポートを受けられるステータス。

また、『金華猫』の場合は自身のデメリット部分に加え「スピリットモンスター」である事が災いし、蘇生したモンスターを残した状態でターンを跨ぐ事はほぼ不可能に近いですが、『天輪の葬送士』であればそれも可能。

この事から『青き眼の乙女』を蘇生させ、攻撃を抑止しつつ『青眼の白龍』の展開を狙うなど、蘇生したモンスターを維持していける点は『金華猫』には無い部分です。

余った『天輪の葬送士』は『リンクリボー』辺りに変換しておく事で、更に無駄をカットできますね。

また、蘇生先に「光属性」「ドラゴン族」を選択する事で『マアト』降臨に必要な条件を満たすことが可能。
『伝説の白石』『太古の白石』等、墓地に行くことで効果を発揮する【青眼】関連のカードと組み合わせることで容易に達成できます。

この様に、独自の利点も多数あるものの、類似効果を備える『金華猫』とは、どうしても比較してしまううえに、単体で見た能力に於いてはこちらが劣る部分が多いと言う現実は認めざるを得ないカードでした。

しかし!
《ストラクチャーデッキR-神光の波動-》にて登場する新規カードの判明によって、その認識が覆される事となります。

《ストラクチャーデッキR-神光の波動-》収録。
『イーバ』

イーバ

効果モンスター
星1/光属性/天使族/攻 500/守 200
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが墓地へ送られた場合、
このカード以外の自分フィールド・墓地の天使族・光属性モンスターを2体まで除外して発動できる。
除外した数だけ、デッキから「イーバ」以外のレベル2以下の天使族・光属性モンスターを手札に加える(同名カードは1枚まで)。

『天輪の葬送士』の蘇生対象としての運用はもちろん、蘇生した『イーバ』と『天輪の葬送士』、双方を墓地に送る事で『イーバ』効果による後続の『天輪の葬送士』を獲得することが可能となります。

「リンク」を用いる事で『イーバ』を墓地へ送ることは容易ですから、『天輪の葬送士』へのアクセスも手軽に行えます。

また、『イーバ』のサーチ先には各種『宣告者』も選択可能で、サーチ枚数が最大2枚と言うのも「天使族」のコストを必要とする『宣告者』にとっては好都合となります。

『イーバ』によってサーチ可能な『天輪の葬送士』『時械巫女』加えて『コート・オブ・ジャスティス』を用いる事で毎ターン『時械神メタイオン』を供給し続ける事ができます。

『天輪の葬送士』で予め用意しておいた墓地の『時械巫女』を蘇生。

『時械巫女』の効果で『時械神メタイオン』をサーチ。

『コート・オブ・ジャスティス』を発動。その効果で手札の『時械神メタイオン』を特殊召喚。

『時械神メタイオン』戦闘後の効果で『天輪の葬送士』含む全モンスターをバウンス。

次の自分ターンのスタンバイフェイズに『時械神メタイオン』自身の効果によりデッキへ戻る。


上記の手順を繰り返す事で、毎ターン『時械神メタイオン』のバーンダメージを相手ライフに与え続ける事ができます。

しかし、『イーバ』でサーチ可能な『天輪の葬送士』『時械巫女』はともかく、わざわざ『コート・オブ・ジャスティス』を組み込み、引き込まなければいけないため、ここまでやるのは現実的とは言い難いです。

『時械巫女』をサーチでき、それを蘇生させる事で再利用を可能とする『天輪の葬送士』を含め、【時械神】系統に組み込む事でも有効に活用していけそうではあります。
今後のデッキ構築に於ける選択肢の1つとして、記憶しておいて損はないでしょう。






『イーバ』の能力判明後『天輪の葬送士』が値上がりするも…



『イーバ』の能力が判明した際、すぐさま『天輪の葬送士』との好相性が話題となり『天輪の葬送士』の値上がりがスタートしました。
それもそのはず、前述した

幾多の高額カードを世に排出してきた《Vジャンプ 定期購読》

による配布後、再録はされておらず、現在では正規入手が不可能である事から、その価値は引き上げられて行きました。

しかし、そんな最中「twitter」「遊戯王公式アカウント」より衝撃の情報公開がありました。



「最近のKONAMIさんならやってくれる」そんな予感…期待…確かにありましたが、当然の様に再録していただけた事に胸を撫で下ろした方も多いのではないでしょうか。

ともあれこのおかげで《定期購読》版の『天輪の葬送士』も値が落ち着くと思われますし、来たる《ストラクチャーデッキR-神光の波動-》に関連した【パーミッションパーシアス】や【天使】デッキを構築する際も、気軽に取り組む事ができます。

現状の評価としては、そこまで高いとは言えない《ストラクチャーデッキR-神光の波動-》ですが、元々のサポート具合からも展望は十分。
少なくとも『天輪の葬送士』『イーバ』に関しては「収集しておいて損はない」と私は思います。

《-真帝王降臨-》

《-巨神竜復活-》

《-機械竜叛乱-》

《-恐獣の鼓動-》

と《ストラクチャーデッキR》シリーズは形はどうであれ、きちんと環境で活躍を見せてきたデッキが多数あるのは事実。
となれば今回の《-神光の波動-》も続いてくる可能性は十二分にあります。

発売まではまだ少し期間がありますから、程よく期待して待つ事にしましょう。


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