サウザンド・アイズ・サクリファイス
融合・効果モンスター星1/闇属性/魔法使い族/攻 0/守 0
「サクリファイス」+「千眼の邪教神」
(1):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
このカード以外のフィールドのモンスターは表示形式を変更できず、攻撃できない。
(2):1ターンに1度、相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
その相手モンスターを装備カード扱いとしてこのカードに装備する(1体のみ装備可能)。
(3):このカードの攻撃力・守備力は、このカードの効果で装備したモンスターのそれぞれの数値になり、
このカードが戦闘で破壊される場合、代わりに装備したそのモンスターを破壊する。
2000年12月14日発売。
《Thousand Eyes Bible -千眼の魔術書-》にて初登場。
(第2期・第4弾)
アニメ「遊戯王デュエルモンスターズ」王国編にて、「マジック&ウィザーズ」生みの親「ペガサス・J・クロフォード」氏が使用した切り札の1枚。
主人公「武藤遊戯」を倒すべく、詰めの一手として融合召喚するも、『クリボー』『増殖』コンボに阻まれてしまうという演出を受け、敗北に絡む悲しい登場劇。
OCGに於いて「融合モンスター」としては遊戯王界で初めて「制限」「禁止」という重い規制を受けたとされる偉大なカードで、『メタルフォーゼ・アルカエスト』(2016年7月9日発売)が登場するまでは"唯一"の「レベル1融合モンスター」でもありました。
(後に『LL-インディペンデント・ナイチンゲール』も登場)
登場後『魔導サイエンティスト』『突然変異』と正規以外の方法で運用され、皆さんも一度は聞いたことがあるであろうデッキ。
【変異カオス】の主軸として活躍。
大会環境で猛威を奮い「制限」。
後に『簡易融合』の登場を受けてか「禁止」となり、長きに渡り牢獄生活を送ることとなる。
『サウザンド・アイズ・サクリファイス』の相方として知られるスピリットモンスター『月読命』も同様に長い「禁止」期間を経て、『サウザンド・アイズ・サクリファイス』に先んじて解禁され、現在は無制限となっています。
少し遅れながら『サウザンド・アイズ・サクリファイス』も無事刑期を終え「制限」「準制限」とクッションを挟みつつ無制限へと緩和。
当時懸念された『簡易融合』も無規制状態である事から、存分に活用できる環境は整っているといっても良いでしょう。
ただし、『月読命』『サウザンド・アイズ・サクリファイス』のコンボは現在の環境に於いてはパワー不足感が否めませんから、無規制の現在も、こちらのコンボを目にする事は少ないですね。
しかし、
ここへ来て『サウザンド・アイズ・サクリファイス』に関しては評価を見直す時期に来ていると感じます。
そう感じさせる要因。
それは『リンクリボー』の登場でした。
「エクストラモンスターゾーン」導入の弊害
念願の『簡易融合』と『サウザンド・アイズ・サクリファイス』共存が実現されている現在のレギュレーション。
しかし「リンクシステム」、ひいては「エクストラモンスターゾーン」の導入がこのコンボに"待った"をかける形となりました。
そもそも『簡易融合』を用いて相手モンスターを除去する事自体に価値が薄れつつあった昨今の遊戯王に於いて、重要なのは「先攻」自ターンでの用途。
生憎『簡易融合』を用いて『サウザンド・アイズ・サクリファイス』を特殊召喚したところで、ターン終了と共に消滅するだけに留まり、
先攻で活用するには「リリース」要員としての運用、または「シンクロ」「エクシーズ」「リンク」と、なんらかの工夫を講じる必要がありました。
しかし、「エクストラモンスターゾーン」導入で、展開自慢であったデッキの多くは弱体化しており、精々「1体」強力なモンスターに行き着けるかどうかというシビアな事情を抱えていました。
そんな状態で貴重な「エクストラデッキ」を『サウザンド・アイズ・サクリファイス』に割くほどの余力は無く、未だ乏しかった「リンクモンスター」の採用に四苦八苦していた各デッキ「エクストラ」15のロースター枠に食い込むに至ることは困難であり、採用されるケースは稀でした。
しかし、最近では「リンクモンスター」のプールも充実して来ており、遂には『サウザンド・アイズ・サクリファイス』1体から成り、「エクストラモンスターゾーン」を広げつつ、能力も優秀な『リンクリボー』が登場しました。
この事から、『サウザンド・アイズ・サクリファイス』は評価の見直しを検討できる領域にまで来ていると感じています。
「エクストラモンスターゾーン」によって弱体化するも、「リンク」の強化と共に…
「リンク」召喚を前提とした「エクストラモンスターゾーン」システムの導入にも関わらず、当然初期段階では「リンク」モンスターの選択肢は狭く、「エクストラデッキ」からモンスターを大量展開する事は困難を極めました。
この事から一時は『簡易融合』を用いた展開にも弱体化が見られたものの、「リンク」モンスターの充実から、手軽なモンスターの特殊召喚手段にも徐々に光が当たりつつあります。
大量展開デッキが否定されたかに思えたルール変更直後とは打って変わり、最近では『ファイアウォール・ドラゴン』『トライゲート・ウィザード』等、制圧力や応用の利く物も多数登場し、
一部指定があるものの、レベルに関係なく、ばら撒いた小型モンスターを集約する事に長けたシステムである「リンク」は様々なデッキに於いて選択肢の幅を広げています。
反面、あらゆるデッキが扱うことを許される事の懸念は、終着点の類似でしょうか。
現在、「リンク」となれば『ファイアウォール・ドラゴン』や『トライゲート・ウィザード』となるケースが多く、『ファイアウォール・ドラゴン』に至っては、"無限ループ"も多数考案されており、僅かなズレからとてつもないデッキが生み出される。
そんな可能性を秘めた、いわば爆弾のようなもの。
「エクシーズ」最盛期に、終着点が『星守の騎士 プトレマイオス』一色となってしまった時期を思い返し、カードデザインには「細心の注意を払ってもらいたい」と言うのが私の意見です。
とはいえ、現在の遊戯王のパワーバランスは改善に向かっているように感じます。
この方針で続けていけば楽しいゲームとしてまだまだ現役でいられるコンテンツだと思っています。
ユーザー離れが嘆かれる今だからこそ、遊戯王はまた一歩先へ歩み出せるのではないでしょうか。
1プレイヤーの私としてはそう祈るばかりです。
「いいね」「リツイート」して頂けたら有難いです。
『サウザンド・アイズ・サクリファイス』も『リンクリボー』のおかげで小回りが効くようになりました。
— mashcat@Yu-Gi-Oh! (@yugi_kenja) September 5, 2017
【 https://t.co/8ACxNbFcBY】
#遊戯王 #yugioh
#決闘者や遊戯王が好きな人がrtしてくれて未だ見ぬ決闘者や遊戯王が好きな人がそれを見てきっと…
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