2017年8月29日火曜日

【SPYRAL】来日に際し『おろかな副葬』に注目!








おろかな副葬ふくそう

通常魔法
「おろかな副葬」は1ターンに1枚しか発動できない。
(1):デッキから魔法・罠カード1枚を墓地へ送る。






《レイジング・テンペスト》収録。

デッキから「魔法・罠」を墓地に落とすことが出来る画期的な汎用カード。
永らくは、デッキから「モンスター」を墓地へ送る事が可能な『おろかな埋葬』のみ存在していましたが、時代の変化に伴い、墓地に送る事で効果を発揮する「魔法・罠」が多数登場。

その影響から、『おろかな埋葬』はマイナーチェンジを果たし『おろかな副葬』として現在は構築の際、カード採択、戦術の幅を広げています。

【ファーニマル】のお家芸『トイポット』を落とし各種ファーニマルへアクセス。

変幻自在に融合を操る。
これ程までにテクニカルな戦術を支えている貴重なカードであることからも窺い知れる通り、デッキ次第では中核を担うカードなり得る。
そんな素質を持つカードと言えるでしょう。

なお、『おろかな埋葬』は制限カードとなっており、『おろかな副葬』も悪用されれば同じ道を辿る可能性は否めませんね。

墓地肥やしではなく墓地へ対するメタ的効果を備えた『おろかな転生』の話はまた後日。


《エクストラパック2017》により来日!海外テーマ【SPYRAL】の影響から流行の予感?

ヘテムル
提携

2017年 9月9日発売!
《EXTRA PACK 2017》
こちらに収録される海外先行テーマ【SPYRAL】。

件のデッキ【SPYRAL】への採用が囁かれる『おろかな副葬』。
SNS等でも【SPYRAL】は勿論、『おろかな副葬』に関しての話題も尽きません。

そんな【SPYRAL】に於いての主な用途は「展開補助」。

【SPYRAL】の墓地で効果を発揮する「魔法・罠」は以下の通り。(自発的に効果を起動できる物に限っています。)

SPYRAL MISSION - Assault



永続魔法
このカードは発動後3回目の自分エンドフェイズに破壊される。
(1):1ターンに1度、自分の「SPYRAL」モンスターが戦闘で相手モンスターを破壊した場合、
または自分の「SPYRAL」モンスターの効果でフィールドのカードを破壊した場合に発動できる。
自分はデッキから1枚ドローする。
(2):墓地のこのカードを除外して発動できる。
手札から「SPYRAL」モンスター1体を特殊召喚する。

SPYRAL MISSION - Rescue



永続罠
このカードは発動後、3回目の自分エンドフェイズに破壊される。
(1):「SPYRAL MISSION - Rescue」は自分フィールドに1枚しか表側表示で存在できない。
(2):1ターンに1度、自分の墓地の「SPYRAL」モンスター1体を対象としてこの効果を発動できる。
そのモンスターを手札に加える。
(3):墓地のこのカードを除外し、自分の墓地の「SPYRAL」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。

どちらも自身を墓地から除外する事で「手札」や「墓地」から『SPYRAL』モンスターを展開する事を可能とする前衛的な能力を備え、大量展開を狙う【SPYRAL】にとっては大きな存在となります。

スタートカードから、展開の水増しまで、複数の役割を持つ事で、デッキの潤滑剤としての働きが期待されているカードとなっていますね。






『おろかな副葬』の高騰は?


ヘテムル
提携
元々、日本語版には「シークレットレア」「スーパーレア」の2種類が存在し、双方《レイジング・テンペスト》収録。
リリース当初はそれなりの価格をキープしていましたがその後は段々と下落。

しかし、【SPYRAL】上陸を目前にじわじわと値を戻しているようです。

ですが、レアリティが2種ある事もあり「シークレットレア」に比べれば「スーパーレア」は現在も安価で取引されている模様。
と言っても、某所では「スーパーレア」に600円の買取値が付けられており、それなりの価格を保っていくかもしれませんね。

今後、大会等で上位に食い込むリストの採用枚数次第ではまだまだ上がる可能性は無きにしも非ず。
しかし、『おろかな副葬』はそもそも「1ターンに1枚しか発動出来ない」制約があり、複数投入されない可能性すら考えられます。

蓋を開けてみないとこればかりは何とも言えませんが、「シークレットレア」の価格はこの後もある程度の上昇が見込めるでしょうか…

ともあれ、性能的には今後も期待の高まるカードである事は確実!

【恐竜】【ABC】【真竜】【召喚獣】などなど…
強敵揃いの今レギュレーション。【SPYRAL】は残り僅かな期間で結果を残せるか!?必見ですね!

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2017年8月25日金曜日

最近採用されている「フィールド魔法」の中で孤立している彼(『混沌の場』)について








混沌の場カオス・フィールド

フィールド魔法
「混沌の場」は1ターンに1枚しか発動できない。
(1):このカードの発動時の効果処理として、
デッキから「カオス・ソルジャー」儀式モンスターまたは
「暗黒騎士ガイア」モンスター1体を手札に加える。
(2):このカードがフィールドゾーンに存在する限り、
お互いの手札・フィールドからモンスターが墓地へ送られる度に、
1体につき1つこのカードに魔力カウンターを置く(最大6つまで)。
(3):1ターンに1度、このカードの魔力カウンターを3つ取り除いて発動できる。
自分はデッキから儀式魔法カード1枚を手札に加える。






《ディメンション・オブ・カオス》収録

元来【カオス・ソルジャー(ガイア)】のサポートカードとして登場した当カード。

しかし、大会の上位リストに目を向けると、メインデッキに搭載したデッキが多数見受けられる現環境…

ところが、【カオス・ソルジャー(ガイア)】自体を目にする機会は少ないですよね。

そもそも周知の事実として【カオス・ソルジャー(ガイア)】が環境にあまり存在しないおかげで『混沌の場』の採用に繋がっていると言う非常に悲しい現状に陥ってしまっているのです。

今回は、そんな悲劇の「フィールド魔法」の一つ『混沌の場』についてお届けします。

本来の用途…「武藤遊戯」を連想させる"サーチ効果"は活かされている?

ヘテムル
提携
現在の遊戯王界に於いて「フィールド魔法」はスタートカードの代表的立ち位置を確固たるものにし、万能サーチであった『テラ・フォーミング』に規制を強いられる程のパワーを備えるカード群となっています。

そんな「フィールド魔法」が台頭する最中、登場したのが『盆回し』です。



『テラ・フォーミング』に加え『盆回し』まで採用するデッキが数多く表出するうち、『盆回し』の持つデメリットの改善にも目を向けられる事となります。

それが「発動不可のカードを相手に送りつける」と言うもの。

当初、『セフィラの神託』もその候補に挙がっていましたが、後に【メタルセフィラ真竜】なるデッキの登場により、「発動不可」の役割を担うことが出来なくなりお役御免という形に。

となれば候補ただ一つ!
それが『混沌の場』の現在の有り様です。

基本的に【カオス・ソルジャー(ガイア)】が環境に存在しない現状をいい事に、したり顏で相手に送りつけた挙句『盆回し』の制約を利用し、相手の「フィールド魔法」の発動をロックするのです。

しかし、「そんな屈辱的な行為許すまじ」と対抗しようにも【カオス・ソルジャー(ガイア)】では些かパワーが足りず、この行為を「のさばらせる他ない」という現状となっています。







フィールドロックへの対抗策は?


ヘテムル
提携
(1):このカードの発動時の効果処理として、
デッキから「カオス・ソルジャー」儀式モンスターまたは
「暗黒騎士ガイア」モンスター1体を手札に加える。


『盆回し』を用いたロック自体の解除は至って簡単。

発動時の処理を行うことができれば良いのです。


そのためには、本来の用途である

「カオス・ソルジャー」儀式モンスター
「暗黒騎士ガイア」モンスター

をサーチする効果。
こちらの条件を満たす必要があります。


そもそも、本来はこれを用いてパーツを集め

元祖『カオス・ソルジャー』
『超戦士カオス・ソルジャー』

これらの「儀式召喚」を補助する役割が想定されたデザインとなっています。

しかし、「儀式召喚」となれば「儀式魔法」を用意する事になり、『混沌の場』のみで成立するものではありません。

『(超戦士)カオス・ソルジャー』の召喚を狙った専用デッキでもない限り、儀式に用いる方向での活用は難しいです。
(せいぜい『トレード・イン』のコストが関の山)

(2):このカードがフィールドゾーンに存在する限り、
お互いの手札・フィールドからモンスターが墓地へ送られる度に、
1体につき1つこのカードに魔力カウンターを置く(最大6つまで)。

(3):1ターンに1度、このカードの魔力カウンターを3つ取り除いて発動できる。
自分はデッキから儀式魔法カード1枚を手札に加える。


上記効果を用いて「儀式魔法」まで行き着く事も可能ですが、やはり専用デッキを組む必要があります。


一方、「暗黒騎士ガイア」モンスターには優秀なサーチ先が存在します。

『暗黒騎士ガイアロード』

相手フィールドにモンスターが存在し、自分フィールドにモンスターが存在しなければ自身を特殊召喚可能で、さらには比較的容易な条件による自身の打点を強化する能力まで有し、単体での機能を望むことが出来。

実戦でも活用が可能な範囲に収まるカードと言えます。

「ではこれを採用するのか?」

「否。」

一時は採用されていた時期もありましたが、現在はメインの段階で『混沌の場』を送りつけられる場面が多く、サイドインでは「間に合わないor意味がない」のです。


サーチ先を用意するのが困難となれば、残る解決法は簡単に2つ。

・「フィールド魔法」に頼らない
・『サイクロン』等応用の効くもので対処する

まず、「フィールド魔法」に"頼らない"というのが実は1番簡単で、効果的であると私は考えます。
お互いに『盆回し』『混沌の場』を採用したデッキでゲームに臨む際、駆け引き無しに先に通した方が有利に働く可能性が高く、プレイ介入の余地を潰しかねません。
それは、デッキの「フィールド魔法」への依存度に比例する形で起こり得ます。

自身の動きを通す目的で、「フィールド魔法」の枚数を増やしたにも関わらず、相手の『盆回し』が通るだけで死に札を多量に抱えるといった試合は、構築段階から予想できます。

かと言って自分が『盆回し』を不採用にすることで、相手の『盆回し』が有効に働く可能性をあげてしまう一面もあります。

これに関しては個人差が出る部分で

「自身の理不尽負けを嫌うか」
「理不尽負けを背負った上で相手にも同条件を課すか」

の違いです。

もし、後者を選択したとしても『サイクロン』等の伏せに触れたり、それこそ「フィールド魔法」への妨害までこなすカードを採用する事で、理不尽負けを軽減する事も可能です。

実際上位に食い込んでいるリストはこの方針をとっている傾向を強く感じます。

私自身はどちらかと言えば前者…
「自身の理不尽負けを嫌う」方針を取りがちです。
こうして客観的に捉えると、後ろ向きな考え方を選択しがちなのかもしれません。

それにしても、やはり環境最前線で活躍するデッキはよく考えられています。
デッキリストを見ているだけで
「ここがこうで…」
「あーなるほど!」
と、唸りっぱなしです!

『混沌の場』の悲しい現状…最後は話が逸れると言った流れまで含めいかがでしたでしょうか?
今制限も残り僅か。
《エクストラパック》からの参入テーマもあります。

今後の遊戯王も…目が離せません!



「いいね」や「リツイート」して頂けると嬉しいです。





2017年8月24日木曜日

対戦動画part2【ABCユニオン(デストルドー)】VS【恐竜竜星真竜皇(薬)】












【ABCユニオン(デストルドー)】VS【恐竜竜星真竜皇(薬)】
公認大会や非公認大会(CS)等で入賞を狙えるデッキテーマ同士のデュエルpart2!
今回ももつれます!

現環境最強との呼び声高い【恐竜】ですが、前回(https://yugiohroad.blogspot.com/2017/08/vs.html)は【召喚獣真竜】を相手に惜しくも敗北を喫し、「今回こそは」と気合十分。


【竜星】色を強くしていた前回の構築を一新し、ハイパワーな【真竜皇】搭載型へシフト!
強力な『究極進化薬』の要素を残しつつ、先攻ムーヴの大幅な強化を目論見ます。


環境トップの一角としては何としても連敗を避け、面目を保ちたいところですが・・はたして・・




ツイートの方「いいね」や「リツイート」していただけたらものすごーーーく有り難いです!よろしくお願い致します!


ヘテムル
提携



2017年8月23日水曜日

『百万喰らいのグラットン』リンクとの相性も良く環境に適した除去能力が魅力!








百万喰よろずぐらいのグラットン

特殊召喚・効果モンスター
星1/闇属性/悪魔族/攻 ?/守 ?
このカードは通常召喚できない。
自分の手札・フィールド・エクストラデッキから
カード5枚以上を裏側表示で除外した場合のみ特殊召喚できる。
(1):このカードの攻撃力・守備力は、裏側表示で除外されているカードの数×100アップする。
(2):このカードはモンスターゾーンに存在する限り、
リリースできず、融合・S・X召喚の素材にもできない。
(3):1ターンに1度、このカードが相手モンスターと戦闘を行うダメージステップ開始時に発動できる。
その相手モンスターを裏側表示で除外する。






《レイジング・テンペスト》収録。

その能力はいかなるデッキに於いても活かすことが可能な"パワーカード"とは異なり、特定のデッキに於いては強力な除去性能を備えたモンスターとして重宝されるタイプ。

登場時期は《レイジング・テンペスト》と少し前に遡りますが、最近(2017/7/1 施行のレギュレーション)になって採用される機会が増えてきているように感じます。

派手さは無くとも堅実に除去を行える非常に渋いカードですね。

"通常召喚不可"
デッキを選ぶ"特殊召喚条件"

ヘテムル
提携
このカードは通常召喚できない。
自分の手札・フィールド・エクストラデッキから
カード5枚以上を裏側表示で除外した場合のみ特殊召喚できる。


この様に、特殊召喚に必要なコストを支払う事が可能な範囲は「手札」「フィールド」「エクストラデッキ」となっており、加えて上記の範囲から"最低5枚"もの枚数、裏側でゲームから除外しなければなりません。

いかなる局面であれ「手札」を5枚コストとする行為は現実的とは言えず、手札を0枚にすることで真価を発揮する【インフェルニティ】や『E・HERO バブルマン』の特殊召喚を補助する際、ギリギリ選択肢に入るかどうかという程度。

1枚や2枚でもコストとしては重いですが、手札の枚数調整を目的とした選択肢を含めればあり得ないという域ではありません。

また「フィールド」を含めた場合でも、わざわざアドバンテージを失いながら運用するには些かパワー不足と言わざるを得ません。
しかし、「フィールド」に関しては自身の「エクストラモンスターゾーン」を空ける等、退けることでメリットを得られるケースもありますので、「フィールド」からコストを払う行為がベストという場合も起こり得るでしょう。
ですが、基本的に上記2箇所からコストを支払うという行為自体、甚大な損失を負うのと同義です。

となれば、支払うコストとして適切と言えるのは基本的に「エクストラデッキ」という事になります。

「エクストラデッキ」を使用する見込みのないデッキならば、1回に最低枚数の5枚を除外する事で『百万喰らいのグラットン』3回分のコストをチャラにできる計算に…

そう。
=『百万喰らいのグラットン』の3枚投入が許されるという事ですね!
コスト面はデッキ次第で実質踏み倒すことが可能。
そう考えれば、相当融通の効くカードに見えて来ます。

実際『百万喰らいのグラットン』の投入が見られるデッキテーマは【魔弾】や【怪獣カグヤ】等、「エクストラデッキ」に依存しきらないデッキが殆どで、『百万喰らいのグラットン』の流行具合は環境にどれだけ

"エクストラデッキに依存しないデッキが存在するか"

という、ある種環境の指標になり得る様なカードとなります。

さて、ここまででだと"エクストラに依存しない"事が『百万喰らいのグラットン』採用の基準となるかの様な流れですが、コストの問題は勿論のこと、加えてその基準を設ける理由の一つに『百万喰らいのグラットン』自身の制約が挙げられます。

(2):このカードはモンスターゾーンに存在する限り、
リリースできず、融合・S・X召喚の素材にもできない。



あらゆる召喚方法と併せる事を禁じられた厳しい制約を課せられた『百万喰らいのグラットン』。

ところが…お気づきでしょうか。

制約の範囲は
「リリース・融合・S・X」

そう、『百万喰らいのグラットン』の制約テキストに「リンク」とは記載されていないんですね。
それもそのはず、『百万喰らいのグラットン』リリース時点で「リンクシステム」は存在していませんから、当然と言えます。

そうなるとこれまでの基準に付け加えなければいけないのが
「リンクを扱う場合はエクストラを温存する形での運用も視野に入れるべき」

そして、『百万喰らいのグラットン』を変換する上でお誂え向きなリンクモンスターがこちら


ご存知『リンクリボー』です。

1ターンに1度、戦闘面で無敵の効果を備えた『百万喰らいのグラットン』

その役目を果たした際は『リンクリボー』へと変換し、他のモンスターを補助する側に回すこともできるのです。

ここまでくると『百万喰らいのグラットン』…ただの除去持ちモンスターの域を超えて来ます。

『リンクリボー』。ひいては「リンクシステム」の導入で『百万喰らいのグラットン』自身のポテンシャルにも磨きがかかり、リリース当初よりも格段に扱いやすくなりました。
流行している理由はまた別にありますが、カード単体として見ても優秀と言えます。






(1):このカードの攻撃力・守備力は、裏側表示で除外されているカードの数×100アップする。

ヘテムル
提携
自身特殊召喚の際に最低5枚以上裏側で除外することになるので、当然攻撃力も「500」は保証されます。

基本的に再利用不可と考えていいほど、裏側でカードを除外する行為は重く、高い攻撃力を望むことはできません。

しかし、『強欲で貪欲な壺』を採用する事でアドバンテージを獲得しながら打点の底上げを期待できます。

単体の性能としても『強欲で貪欲な壺』は様々なデッキに於いて採用の検討ができる事もあり、双方を投入しワンチャンスシナジーを狙うのも面白いです。

ワンチャンスと言えば、「レベル1」である事から『ワンチャン!?』によりサーチする事が可能です。

「レベル1」を多く採用したデッキならば『ワンチャン!?』を用いることで、アクセス率の飛躍的な向上が望めます。
安定した返し札としての運用も検討できる様になれば『百万喰らいのグラットン』を余す事なく最大限活かしていけます。


自身の強化にも繋がる強力な"効果(3)"


ヘテムル
提携
(3):1ターンに1度、このカードが相手モンスターと戦闘を行うダメージステップ開始時に発動できる。
その相手モンスターを裏側表示で除外する。


1ターンに1度とは言え、ダメージステップ開始時に有無を言わさず相手モンスターを裏側で除外するその効果はやはり非常に強力。
『百万喰らいのグラットン』最大の利点と言えます。

ダメージステップを介した除去は現遊戯王に於いて非常に強力というのは言わずもがな。

【恐竜】擁する『源竜星-ボウテンコウ』のリクルート効果を貫通し、『真竜拳士 ダイナマイトK』を筆頭に俗に言う「中級真竜」をもその効果の発動を許さず退けることが可能。
上記のモンスターはどれも墓地に置いておくと蘇生カードによる再利用を図る戦術もあるため、ゲームから除外。それも裏側となれば大打撃となるでしょう。

『百万喰らいのグラットン』の流行はこれら環境に君臨する強力なモンスター群へのメタとしてその能力が買われた格好です。

環境の推移に伴い、細かな採用カードにも変化が現れて来ています。


9月9日発売のエクストラパックにより来日が確定している【SPYRAL】は現在各所で話題沸騰中です。
こちらも環境に多大な影響を与えるテーマであること間違いなし!
発売が待ち遠しいですね!


拡散していただけると有難いです。






2017年8月10日木曜日

クリボー界の新鋭『リンクリボー』その実力は如何に?








リンクリボー

リンク・効果モンスター
リンク1/闇属性/サイバース族/攻 300
【リンクマーカー:下】
レベル1モンスター1体
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):相手モンスターの攻撃宣言時、このカードをリリースして発動できる。
その相手モンスターの攻撃力はターン終了時まで0になる。
(2):このカードが墓地に存在する場合、自分フィールドのレベル1モンスター1体をリリースして発動できる。
このカードを墓地から特殊召喚する。
この効果は相手ターンでも発動できる。







最強ジャンプの付録として登場した新種の『クリボー』カード。
数ある『クリボー』の中でも「エクストラデッキ」に投入可能なものは初で、その指定素材から見ても、これまでの『クリボー』系統のカードを凌ぐ汎用性を有します。

素材は「レベル1」

ヘテムル
提携
素材指定は「レベル1」のみなので、「トークン」等も素材として利用できます。
そのため、基本的に「通常モンスター」扱いの「レベル1トークン」を「効果モンスター」へ変換が可能です。
しかし、これだけなら『リンク・スパイダー』等と何ら変わりありません。
注目すべきは効果(2)。

(2):このカードが墓地に存在する場合、自分フィールドのレベル1モンスター1体をリリースして発動できる。
このカードを墓地から特殊召喚する。
この効果は相手ターンでも発動できる。


自分フィールドの「レベル1」を媒体に、墓地から自身を蘇生させる効果を有するため、『リンクリボー』を1枚採用するだけでトークン等の「レベル1通常モンスター」を効果モンスターに変換し続けることができます。
また、相手ターンにも蘇生可能な点は後述の"効果(1)"との相性も抜群。

これは、他のリンクモンスターとの大きな違い。
再利用に適したその効果は「エクストラデッキ」の枠節約にも一役買ってくれることでしょう。






自己蘇生にマッチした効果(1)も秀逸


ヘテムル
提携
また、自信を蘇生する能力に適した"効果(1)"。

(1):相手モンスターの攻撃宣言時、このカードをリリースして発動できる。
その相手モンスターの攻撃力はターン終了時まで0になる。


基本的にコンボ利用を主体となる「レベル1」モンスターを公開情報ながらも実質的に戦闘補助スキルを付与できます。

毎ターン自身を蘇生させる『黄泉ガエル』を用いることで、毎ターン『リンクリボー』の攻撃反応効果を陣することが可能で、比較的相性の良い部類となりますね。

墓地に「レベル1モンスター」を用意する事で『金華猫』からも同様の布陣を敷く事ができます。
「レベル1」を主体としたデッキは以前より存在しますが、『リンクリボー』の登場により少なからず強化を受ける形となる事でしょう。

その他にも、単純にトークンを生成した際の余りで擬似的な妨害としての運用も現実的です。
「リンクシステム」の登場後、採用の多くみられる『スケープゴート』の選択肢としての採用も十分視野に入ってきます。

ただ、この効果には致命的な欠陥もあります。
それは、「効果(1)」の起動する際に自分フィールドのモンスターの数が変動してしまうが故に生じる"攻撃の巻き戻し処理"によるものです。

※詳しくはwikiをどうぞ。
"バトルステップの巻き戻し"


巻き戻し処理が行われる関係から、戦闘によるアドバンテージは期待する事ができません。
しかし、前述のように、自己再生するモンスターを用いた妨害として見れば非常に優秀と言えるレベルには達しています。

「リンク」は様々なデッキで活用でき、戦術の幅を広げてくれます。
『リンクリボー』もまた、可能性の塊である事には違いないですね。
今後の活躍は十分あり得る良カードと言っていいでしょう。
収集必至です!