2017年7月27日木曜日

【インフェルノイド】新たな境地へ!『炎王獣 ガネーシャ』搭載!《サーキット・ブレイク》








《サーキット・ブレイク》収録

効果判明時から「強い」と話題になっていた『炎王獣 ガネーシャ』。

こちらを搭載した新生【インフェルノイド】が非公認大会にて優勝を果たしたようです。

かつては【インフェルノイド】の代名詞。象徴であった『名推理』『モンスターゲート』の姿は無く、『煉獄の虚無』『煉獄の狂宴』これらを使い分ける『煉獄の消華』を初動とした運に頼らない堅実な構築を『炎王獣 ガネーシャ』によって確実なものとしています。






【十二獣】によって成り立っていた「安定志向」な構築

ヘテムル
提携
前述もしましたが、【インフェルノイド】といえば『名推理』『モンスターゲート』。
後に登場した『隣の芝刈り』を加え、とにかく不確定ながらもデッキから『インフェルノイド』を大量に墓地へ貯める事を初動として据える。
そういったイメージも少なからず残存していると思います。

しかし、実際には『煉獄の狂宴』リリース以降、【十二獣】を取り入れた安定志向の構築が流行し、【インフェルノイド】が「運に任せたデッキ」というイメージは払拭されつつありました。

ところが、強過ぎた【十二獣】は当然規制の的。
重い規制を一身に受け、出張としての【十二獣】は実質役目を終えた形に。

貴重な安定材料であった【十二獣】を失い、【インフェルノイド】もかつての姿に戻りつつある。
そう思っていた矢先…『炎王獣 ガネーシャ』を搭載した画期的な構築が編み出され、【十二獣】を失った今後も安定を重視した【インフェルノイド】は「健在」と思わせます。
これからは『炎王獣 ガネーシャ』搭載型が主流となっていくやもしれません。






妨害効果に必要な「炎属性」を【インフェルノイド】で補填


ヘテムル
提携
非常に強力な効果を有する『炎王獣 ガネーシャ』ですが、その効果を発揮するには『炎王獣 ガネーシャ』以外の「炎属性」モンスターを確保する必要があります。
それも効果の代償に「手札・場」の「炎属性」モンスターを破壊しなければならず、それぞれが効果破壊されることで効果を発揮する【炎王】を意識したデザイン。
『炎王獣』と冠すだけはあります。

ところが、破壊されても問題ない「炎属性」としては【インフェルノイド】もまた優秀なんですね!

『インフェルノイド・ネヘモス』『インフェルノイド・リリス』
また、これらへのアプローチを補助しつつ効果をコピーする『インフェルノイド・デカトロン』

これらの擁立が相手にとって好ましくないことは明白であり、それらに加え『炎王獣 ガネーシャ』まで獲得。
『炎舞-「天璣」』によるサーチも含め、先攻で何らかの拘束を行える確率は非常に高く、元々のデッキパワーも相まって、【インフェルノイド】…微塵も侮ることができません!
良いデッキです!




2017年7月21日金曜日

期待の『素早いビーバー』『マスター・ボーイ』との相性も抜群!








素早すばやいビーバー

効果モンスター
星2/水属性/獣族/攻 400/守 100
(1):このカードが召喚に成功した時に発動できる。
自分のデッキ・墓地からレベル3以下の「素早い」モンスター1体を選んで特殊召喚する。






《サーキット・ブレイク》収録
【素早い】の新規モンスター。
しかしながらリクルート・蘇生に自身を選択可能なため、汎用カードとしても期待のかかるカードなのではないでしょうか。

【素早い】に於けるリクルートの重要度

ヘテムル
提携
【素早い】にカテゴライズされるモンスターの多くは「戦闘」や「効果」破壊をトリガーとするモンスターのリクルートが中心となっており、局面に応じたものをリクルート可能な『素早いビーバー』はスタートカードとしての一端を担うに足り得ます。

また、全体的に「水属性」が多く存在するテーマとなっており、『素早いビーバー』を含め「水属性」最強のサポートカードの一つ『サルベージ』に対応。
『素早いビーバー』はリクルートだけでなく、墓地からの蘇生も可能なため、ゲーム中盤以降『サルベージ』からなる逆転劇の演出にも貢献!

更に「獣族」である事が活き、『魔獣の懐柔』にも対応。

効果を使用する事は叶いませんが、『魔獣の懐柔』発動条件を満たすという面でも採用しやすいカードとなっています。







単体の性能


ヘテムル
提携
自身を「リクルート・蘇生」可能な事もあり、このカードの採用のみで「ランク2」エクシーズまで至る事が可能。
召喚権を使用するとはいえ、高い汎用性を有す事に違いありません。

勿論、汎用エクシーズだけでなく「獣族」に素材を限定されたモンスターの素材としても機能します。
優秀な
『No.29 マネキンキャット』
『No.64 古狸三大夫』
これらも選択肢に含める事が可能に。

また、《サーキット・ブレイク》収録の『マスター・ボーイ』の素材となるため、召喚権を代償にエクストラデッキからの展開量を文字通り水増しする事ができます。

その場合、『マスター・ボーイ』が破壊される際は墓地の「水属性」。つまりは素材として利用した『素早いビーバー』を回収し、次ターンの攻め手としての運用まで至ります。

あとがき

『マスター・ボーイ』の影響も多少受けつつ、非常に優秀なカードと化している『素早いビーバー』。
活用される日も近いのではないでしょうか!




2017年7月14日金曜日

《サーキット・ブレイク》収録の「ドラゴン族」がどれも面白い!








ゲートウェイ・ドラゴン

効果モンスター
星4/闇属性/ドラゴン族/攻1600/守1400
このカード名の(1)の方法による特殊召喚は1ターンに1度しかできない。
(1):相手フィールドにリンクモンスターが存在する場合、このカードは手札から特殊召喚できる。
(2):1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。
手札からレベル4以下のドラゴン族・闇属性モンスター1体を特殊召喚する。






《サーキット・ブレイク》収録された「レベル4」「ドラゴン族」のモンスター。
相手フィールドにリンクモンスターが存在する場合、手札から特殊召喚できる。

いわばリンク版『スターシップ・スパイ・プレーン』。

エクストラからモンスターを展開する上で、「リンク」を挟む光景は既に定着しつつあります。
強化が進むにつれ、「リンクモンスター」の擁立が主流となる時代が訪れるかもしれません。
となれば、『スターシップ・スパイ・プレーン』のように汎用カードとして利用されるような事態も大いにあり得ます。
(魔法・罠バウンスの有無に差はありますが…)


「効果(2)」手札から「闇属性」「ドラゴン族」を展開

ヘテムル
提携

(2):1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。
手札からレベル4以下のドラゴン族・闇属性モンスター1体を特殊召喚する。


自身も「闇属性」「ドラゴン族」であるため、被った際も問題なく処理は可能で、実用的な候補としても『覇王眷竜ダークヴルム』が存在し「ペンデュラム」を組み込んだドラゴンデッキとして構築しても面白いですね。

おまけ、同じく《サーキット・ブレイク》収録の
『スニッフィング・ドラゴン』
『ツイン・トライアングル・ドラゴン』
これらと組み合わせる事で闇ドラゴン中心のデッキも現実味を帯びてきます。






『スニッフィング・ドラゴン』
『ツイン・トライアングル・ドラゴン』

ヘテムル
提携
召喚・特殊召喚時に同名をサーチする『スニッフィング・ドラゴン』
『ゲートウェイ・ドラゴン』から展開し、前述の『覇王眷竜ダークヴルム』等を用いたペンデュラムを交える事で「リンク素材」として十分な働きを見せてくれるかと思います。

そのリンク先の筆頭候補となるのが
『ツイン・トライアングル・ドラゴン』

素材は「トークン以外のレベル4以下ドラゴン族」と比較的厳しい素材指定を課せられるものの、「ドラゴン族」に優秀なモンスターも増え、専用デッキを構築する事で、まず問題なく「リンク召喚」自体は可能です。

『暗黒竜 コラプサーペント』
『輝白竜 ワイバースター』
これらも後続を拾いつつドラゴン族を展開可能な好相性カードですね。


問題は効果により蘇生させるモンスター。
素材の指定が「レベル4以下」なのに対し、蘇生先は「レベル5以上のドラゴン族」おまけに蘇生したモンスターの効果は無効となるため、『竜の霊廟』を用いて『覇王眷竜ダークヴルム』へのアクセスついでに「通常モンスター」の「ドラゴン族」を落としておく事で自然な流れで蘇生効果まで繋ぐ。
というような動きが理想的です。

【真紅眼】系統のデッキならば『真紅眼の黒竜』を組み込みつつ、「闇属性」「ドラゴン族」の関係から『ゲートウェイ・ドラゴン』との相性も悪く無いので真紅眼の黒竜』を中心に据える事も視野に入ります。

「通常モンスター」「ドラゴン族」の擁立が容易となれば『王者の看破』で構える事や、『竜の束縛』による拘束も可能。
ドラゴン族デッキに妨害要素を組み込みつつ展開力の底上げも図ることができます。


あとがき


《サーキット・ブレイク》リリースによりドラゴンデッキの幅はとてつもない広がりを見せています。
今後実戦レベルにチューンされ、環境争いに名乗りをあげるデッキの出現もあるかもしれません!
非常に楽しみです。




2017年7月11日火曜日

『テラ・フォーミング』の後継足り得るか?『メタバース』《サーキット・ブレイク》








メタバース

通常罠
(1):デッキからフィールド魔法カード1枚を選び、手札に加えるか自分フィールドに発動する。






CIRCUIT BREAK(サーキット・ブレイク)収録!

規制を受けた『テラ・フォーミング』の後継者

ヘテムル
提携
「フィールド魔法」をスタートカードに据え、驚異のパワーを見せ付けてきた昨今のテーマデッキ。
その影響を一身に受け、「フィールド魔法」サポートの代名詞『テラ・フォーミング』にもついにレギュレーションのメスが入りました。

…と言っても準制限ですので、1枚減少するに止まりました。(笑)

しかしながら、1枚減少した事により「フィールド魔法」を基盤とする各種デッキからすれば、確実に基盤へのアクセス率は低下する事が予想され、それを解消すべく

『盆回し』+「送りつける用のフィールド魔法」

という様な、改善を図っています。
ですが、『盆回し』を採用する場合は不純物を取り入れる形にせざるを得ません。
加えて、被った際は発動不可となってしまうなど、勝手の悪さは折り紙つきのカードです。

そんな誰もが四苦八苦する中、発表された『メタバース』。
「フィールド魔法」を軸とするデッキにとっては間違い無く期待の星です。






速度は他のサーチに劣りますが…

ヘテムル
提携
「罠」であるが故、『惑星探査車』『盆回し』にはどう足掻こうとも速度という面では遅れをとる事となります。

しかし、「罠」である点を最大限活かす一文がしっかりとテキストに記されていますね。

(1):デッキからフィールド魔法カード1枚を選び、手札に加えるか自分フィールドに発動する。

これにより、妨害としての役割を兼ねる事への期待もできます。
特に、サイドチェンジ後のマッチ2本目以降。
相手に合わせた「メタカード」としての運用も視野に入る程の性能を有していると言えます。
これは、元々のメインギミックが「フィールド魔法」を必要としない場合も同様。

相手ターンに発動が可能になった事の恩恵


ヘテムル
提携
「フィールド魔法」を採用したデッキでよく目にするのが『チキンレース』。

こちらを、採用している場合、相手のバトルフェイズに発動する事でライフカットも可能になります。
専用カードを入れずとも多少の恩恵は受けられますね。

また、自ターンに貼っておく事で色々と悟られる事が効力の低下に繋がっていたカード達に奇襲性を付与することができ、本来の妨害的な役割をようやく手に入れたカードもちらほら…


相手ターンに発動する事ができる様になり、これまでのフィールド魔法とは一風変わった運用が可能に!
(類似効果を持つ『終焉の地』も存在しますが、条件があり発動タイミングを選べませんでした)

メインギミックへのアクセス手段としての運用を仮定するよりも、サイドカードとしてのポテンシャルに期待を寄せてしまいます。

今後環境デッキへの採用も十分あり得る。
非常に有望なカードですね!




2017年7月9日日曜日

早速『亡龍の戦慄-デストルドー』入りの【ユニオンABC】が話題です!《サーキット・ブレイク》








《サーキット・ブレイク》発売

ついに《サーキット・ブレイク》発売とあって。
早速新規カードを取り入れたデッキがいくつか出回っていますね。

そんな中でも期待の大きい『亡龍の戦慄-デストルドー』を採用した【ユニオンABC】。
既に環境の前線に位置するデッキの強化とあって、プレイヤーの関心も強いですね。
新規カードによってどういった様相へと変化していくのか!
要点を挙げながら考えていきます。






『亡龍の戦慄-デストルドー』を採用する利点

ヘテムル
提携
【ABCユニオン】自体が元々フィールド魔法が軸のデッキですから『竜の渓谷』の採用も可能で、そこを利用し『亡龍の戦慄-デストルドー』を墓地へ落としながらスタートしていく形。
『ABC-ドラゴン・バスター』へ向かうルートの増加が見込めますし、スタートカードの幅も広がります。

また、『亡龍の戦慄-デストルドー』を用いてシンクロする場合、基本的に狙うのは「レベル7」シンクロとなってきます。
即ち、「フィールド魔法」と好相性で、元々採用される傾向にあった『エンシェント・フェアリー・ドラゴン』へと繋がるパターンが増えるという事になります。

「竜の渓谷」を用いて『亡龍の戦慄-デストルドー』へアクセスした場合
『エンシェント・フェアリー・ドラゴン』のフィールド魔法入れ替え(サーチ)効果の種としての役割まで果たす事ができます。
これにより、【ABCユニオン】の核である『ユニオン格納庫』まで綺麗な流れで行き着く事ができます。
こう言った動きは様々なデッキで応用が利き、「フィールド魔法」主体のデッキにおけるパターンバリエーションがさらに豊富になります。






従来の構築からはかけ離れて行く?


ヘテムル
提携
これまで【ABCユニオン】は罠を大量に積み、罠ビートのプランを併用する事で様々な専用メタを潜り抜けるデッキでした。

しかし、『亡龍の戦慄-デストルド-ー』に特化した場合、「罠」を積むスペースを潰す形となってしまいます。
従来の罠ビートの戦術を取り入れつつ、『亡龍の戦慄-デストルドー』の爆発力を「活かす」。
そんな理想的な構築に行き着く事は出来るのでしょうか。
上位層のプレイヤーも一先ず【ABCユニオン】の構築思案に余念がないようで、既に完成系に近いものも生み出されているのかもしれません。

新規カードを武器に環境を支配するにまで至るのか?
しかし現存するデッキも精鋭ばかりです。
このまま拮抗した良環境へ突入するのか?

今後の環境の変化にも注目です!