2017年11月27日月曜日

【聖騎士】に限らず「戦士族」括りで有望な『聖騎士の追想 イゾルデ』














聖騎士せいきし追想ついそう イゾルデ

リンク・効果モンスター
リンク2/光属性/戦士族/攻1600
【リンクマーカー:左下/右下】
戦士族モンスター2体
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがリンク召喚に成功した場合に発動できる。
デッキから戦士族モンスター1体を手札に加える。
このターン、自分はこの効果で手札に加えたモンスター及びその同名モンスターを通常召喚・特殊召喚できず、
そのモンスター効果も発動できない。
(2):デッキから装備魔法カードを任意の数だけ墓地へ送って発動できる(同名カードは1枚まで)。
墓地へ送ったカードの数と同じレベルの戦士族モンスター1体をデッキから特殊召喚する。









《LINK VRAINS PACK》にて登場。


長きに渡り燻り続けた「聖騎士」に加わる新たな「リンク」モンスター。


2013年5月18日に発売した《エクストラパック -ソード・オブ・ナイツ-》より来日した海外先行テーマで、「聖剣」と名のつく「装備魔法」と深い関係性を持ち、「光属性」「戦士族」を軸に、装備による強化を基本戦術としたテーマ。


そんな「聖騎士」が誇る新進気鋭、ニューフェイスに設けられた素材の指定は


戦士族モンスター2体


『聖騎士の三兄弟』や『聖騎士ガウェイン』、『聖騎士モルドレッド』へ装備魔法カードを装備させ、自身の能力を有効化し、デッキから「聖騎士」モンスターを1体リクルートする等、「聖騎士」の基本戦術によって容易に成り立つ他、【HERO】系統や【剛鬼】を筆頭に「戦士族」主体のデッキへも「装備魔法」さえ仕込む事が出来れば、自身の能力を最大限活用する形での活躍も見込めます。



「地属性」「戦士族」を採用し、「ランク3エクシーズ」『M.X-セイバー インヴォーカー』に繋ぐ事で即座に『聖騎士せいきし追想ついそう イゾルデ』が成立するといった手軽さも魅力の1つです。



リンクマーカーの供給から「戦士族」モンスターへの柔軟なアプローチと、これまで燻っていた「聖騎士」の先導に加え、「戦士族」を主体とするデッキ全般の手軽な「リンク」候補として、そのポテンシャルは非常に魅力的なものとなっています。







リンク召喚時に「戦士族」をサーチ


(1):このカードがリンク召喚に成功した場合に発動できる。
デッキから戦士族モンスター1体を手札に加える。
このターン、自分はこの効果で手札に加えたモンスター及びその同名モンスターを通常召喚・特殊召喚できず、
そのモンスター効果も発動できない。


自身のリンク召喚成功時にデッキから任意の「戦士族」モンスターへのアクセスが可能なあらゆるデッキに於いて有用となるであろう能力。


「レベル」「属性」に指定は無く、その範囲は相当なもの。
しかしながらそのターン、サーチした同名モンスターは「通常召喚・特殊召喚・モンスター効果の発動」これら全てを不可と厳しい制約が課せられることとなります。


そのため、『E・HERO オネスティ・ネオス』等の相手ターンに手札から運用可能なモンスターを選定する。もしくは次ターンのアクションに備えた後続の確保に専念し、『カオス・ソルジャー -開闢の使者-』の様な単純に強力なモンスターを獲得する手も十分に視野には入ります。



また、サーチした名称のカードに課せられる制約は「モンスター効果」の発動までに留まるため、「Pモンスター」のスケールとしての運用には何ら干渉しない点についても、デッキ次第では重宝されるでしょう。


「イグナイト」に関しては全般がサーチ範囲に含まれ、「魔装戦士」も「上(7)・下(2)」のスケールからサーチを選り分ける事が可能。




「魔装戦士」の両モンスターは、スケール時の能力が相手ターンにも利用可能な戦闘に関するものを備えているため、そういった部分でも相性は良好といえますね。







「聖騎士」特有の「装備魔法」を用いたリクルート能力


(2):デッキから装備魔法カードを任意の数だけ墓地へ送って発動できる(同名カードは1枚まで)。
墓地へ送ったカードの数と同じレベルの戦士族モンスター1体をデッキから特殊召喚する。


デッキから任意の枚数「装備魔法」を墓地へ送り、その枚数と同レベルの「戦士族」モンスターをリクルートする能力。


下級モンスターをリクルートするにしても「装備魔法」の複数採用が条件と少々重いためか、効果(1)とは異なりリクルートしたモンスターに課せられる制限等は一切ありません。


これは「聖騎士」の名の通り、その十八番である「聖剣」「装備魔法」の複数枚装備達成までの道筋を示すに十分な能力。



複数枚の「聖剣」をコストに「聖騎士」モンスターをリクルートする事で『聖騎士王アルトリウス』『神聖騎士王アルトリウス』召喚への布石となり、加えてこれらが備える、墓地から装備カードを装備可能とする能力も最大限発揮できます。



墓地へ置いておく「聖剣」も任意で選択可能なため、状況に応じて柔軟に対応できます。
この事から、『聖剣 EX-カリバーン』や『天命の聖剣』による耐性付与成立にも大きく貢献するでしょう。


「聖騎士」以外で扱う場合も、「戦士族」のリクルートとしては他の追従を許さない程の性能を有しますが、課題として残るのがコストとなる「装備魔法」カードの採択。




リクルートの候補が「レベル1」であれば、『月鏡の盾』等のステータス強化系統や、『D・D・R』『やりすぎた埋葬』等の比較的汎用性の高いもので補えますが、「レベル2」以上となればそのレベル分の種類を最低限採用する事になり、まして「レベル4」ともなればデッキのスロットを圧迫する他、引き入れてしまう事も考慮した場合それらも複数枚の採用を案じなければなりません。
これは「装備魔法」との根本的なシナジーを無視したデッキでの実現は困難で、無理に組み込めば「戦士族」の安定的供給手段として取り込もうとしたギミックが真逆の効果を及ぼす事態ともなり得ます。
惹きつけられる程魅力的な能力ですが時には切り捨てる事も視野に検討しなければなりません。


また、当能力のコスト候補として注目されているのが「竹光」ギミック。



墓地へ送られてた場合に「竹光」カードのサーチを行う『妖刀竹光』をコストとし、『黄金色の竹光』を用いたドローブーストや、『燃え竹光』による相手のメインフェイズ1のスキップといったトリッキーな戦術も狙えます。
『妖刀竹光』に加え、『折れ竹光』も採用しておく事で「レベル2」まではリクルートの範囲となります。
これにより「チューナー」の供給等、低レベルの「戦士族」へのアクセスが円滑に行えます。
『天帝従騎イデア』が装備魔法1枚でリクルート可能なため、【帝王】タイプへ組み込む事も検討できるでしょうか。





「聖騎士」の純粋な強化から、「戦士族」全体への幅広いアプローチ。
素材の緩さも相まって、今後が非常に楽しみなカードとなっています。









0 件のコメント:

コメントを投稿